オーストラリアトリップ 1
24日間の、それはそれは濃密な旅となりました。

30周年の記念に1ヶ月お休みをいただいてどこか行ったことのない場所へ旅がしたいと考え、候補地はヨーロッパかモロッコかオーストラリアの南方面に絞られました。あまり厚手のウェットスーツは着たくなかったので最終的にオーストラリアに決定。ヌーサやゴールドコースト、バイロン周辺には何度か行きましたがそこから南は未知の場所。アンドリューやエリス、ジョシュに相談すると3月末から4月は水温もまだ暖かく、秋の涼しいオフショアの風が吹く一番良い季節だよと。まずはゴールドコースト行きのJET STARとキャンパーバンを予約していよいよ出発。

夜成田を発ち到着は早朝。到着したGold Coastは夏の様。

空港でハイエースをピックアップしまずは空港から5分ほどの場所にあるGreen mountへ。小さめながら良い波がブレイクし珍しく無人。疲れを取るためには波乗りが一番。小一時間体をほぐすはずがしっかりやってしまいました。
海上がりにカフェで寛ぎ荷物を整理しているともう良い時間。最初の数日お世話になるUKIにあるAndrewの家Big Skyへ。UKIは内陸に40分ほど入ったところ。

こんな感じの田舎町。ヒッピーの街のようでオーガニックな物を扱う商店も。生活に必要なものやビールを調達しいざBig Skyへ。

Land for Wildlife BIG SKY。
アンドリューがブーツを貸してくれ広大なプロパティを案内してくれました。

牛を飼い、作物を育て敷地内の木々や植物の管理もしながらシェイピングやアート製作をしています。

母屋ではLitmusやGlassloveに登場したサーフボードを見せてもらいました。


多くの板を持つ事は無いというアンドリュー。
今は新作Book/MovieのBigsky Limitedにも登場するSimon Andersonのウィングが入った分厚いシングルフィンがお気に入りだそうです。

夜になるまでたくさんのストーリーをシェアしてくれました。

実はシェフの経歴も持つアンドリュー。絶品ピザをご馳走になりました。

旅の始まりからかなりDeep、、
用意してくれたキャビンで深い眠りにつきました。

その2へ。
『BIG SKY LIMITED』上映ツアーのお知らせ

Andrew Kidmanの最新話題作
『BIG SKY LIMITED』上映ツアーのお知らせ
1997年に『Litmus』、2004年に『Glass Love』、2019年に『ON THE EDGE OF A DREAM』と不朽の名作とも言うべき数々の作品を世にリリースした アンドリュー・キッドマンが来日しツアーに参加致します。
5年の歳月をかけ完成したこの作品はサーフィンにおける哲学、ハンド シェイプのサーフボードと環境にまつわるストーリー、サーフィンの歴史を作り上げてきた偉大なシェイパー達の次世代へのシェイピング文化の継承、また そうした先人達への敬意について描かれている作品です。
出演:ジョージ・グリノー、ボー・フォスター、クリード・マクタガート、ノア・ディーン、 ルンギ・スラブ、アンドリュー・キッドマン、ガス・キッドマン・・・他多数。
アンドリューも会場で直接皆様にお会いできる機会を楽しみにしております。
5/20(SAT) BLACK SHEEP (青森・三沢)青森県三沢市中央町2-10-35 Open 18:00 / Start 19:00 / Close 21:00
5/23(TUE) HEY (宮城・仙台)宮城県仙台市青葉区片平 1-1-11 カタヒラビル1F Open 18:00 / Start 19:00 / Close 21:00
5/24(WED) TRATTORIA BACCANO (福島・福島)福島県福島市早稲町 4-16 ラヴィバレー番丁 2F Open 18:30 / Start 19:30 / Close 21:30
5/26(FRI) PATAGONIA SURF CHIBA/OUTLET (千葉・一宮)千葉県長生郡一宮町東浪見 7404 Open 18:45 / Start 19:00 / Close 21:00
5/28(SUN) CAJON TO SEED (石川・金沢)石川県金沢市藤江北 4-491 Open 18:00 / Start 19:00 / Close 21:00
5/30(TUE) RIDE SURF + SPORT (東京・八王子)東京都八王子市横山町 1-13 Open 18:00 / Start 19:00 / Close 21:00
※各会場の定員、入場料などの詳細は後日、Instagram等でお知らせ致します
*上映会当日は、アンドリューがその場でサインをする『BIG SKY LIMITED』のハードバウンドブック/ DVD(日本語字幕付き)の数量限定販売も予定しております。
*時間は各会場により変更する場合があります
<お問い合わせ>
RIDE SURF+SPORT 担当:柴田TEL:042-656-1973 E-mail : info@ridesurf.com
Mick Mackie in Japan
先日、2月末から3月上旬にかけて来日したMackieさん。
コロナ以前は毎シーズンニセコに来ていましたが今回は初めて本州を巡る旅。
羽田空港に迎えに行った日は春の貴重なパウダーデイ。朝一着の便でしたのでそのまま群馬へ直行。

ゲレンデを数本流しバックカントリーへ。

初日からThe Dayを引き当てていました。
怪我で滑れない私の代わりに西田隊長が案内をしてくれました。

素晴らしい日に滑る事が出来て一安心。八王子に戻り数日ゆっくり。
Winterstickのデザインから影響を受け90年代にシェイプしたサイドカットデザイン。左はフレックステール。

下のmini keel thrusterフィンが付いたいたが今回マッキーさんが日本に持ち込んだ板

この分厚い板が日本で非常に機能し高さを抑えたミニキールがスピードを生みルースな動きとレールターンを可能にしていました。最後にご紹介するムービーでマッキーさんが乗っている板です。
さて、少しゆっくりした後は千葉へ。


日暮前に到着しとりあえず正太郎も合流しGet Wet。

クイバーショット。この他に基本デザインのサイドカットフィッシュもお薦めなのですが実は真木クロード君に貸したところかなり気に入ってくれているようでなかなか戻ってきません、、
翌朝も良い波でセッション!


それにしてもこうして見るととてもオリジナルなデザインばかり。80年代にはトムカレンやオッキーらと大会を回っていたプロサーファーのマッキーさん。その中でも自身でシェイプした板で大会に臨んでいたのはとても少数。そんな経歴を持ち、今でも新たなデザインを追求し続ける姿勢で若手シェイパー達からも尊敬を集めています。

千葉での数日間のセッションを踏まえていよいよシェイプ開始。

Tappyさんのシェイプルームをご厚意で使わせていただきました。

今回は2日間で4本シェイプしました。そのシェイプの仕方もオリジナル。Tappyさんをしてみた事がないというプレーナーの使い方。

今回使ったテンプレートはTappyさんにプレゼントしていました。後輩シェイパーには何でも伝えているマッキーさん。シェイプが終わると隅々まで綺麗に掃除をしていたマッキーさんは40年にわたるシェイプのキャリアを誇るそして謙虚な素晴らしいシェイパーでした。

その後はさらに2週間にわたって長野をベースに奥さんとあちこち滑り、本州を満喫して帰って行きました。
see you soon!