Rich Pavel 入荷!

巨匠、Rich Pavel。ストックボードが届きました。4本も!

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左の3本はPavel Fish デザインの中でもど真ん中のKeel Hauler 5’6,  5’8,  5’10です。ClassicなTwin Keelのアウトラインにこっそりレールやロッカー、厚みのバランスなどにモダンな要素を盛り込んでいます。

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またレングスにより、ボトムやレールデザインに明確な意図による違いを出してきています。リッチさんのニヤリとする笑顔が思い浮かびます。

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一番右の7’4はGP Maxi Twinzer。

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ツインザーならではのスティープな波でも安心のスタビリティーと自由度の高い操作性、スピード。普段の波でももちろん、良い波で、素晴らしい体験が待っているはずです。

さて私がオーダーした板も出来上がりました。

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リッチさんにオーダーができると言う事自体がスペシャルで素晴らしいことですが、、そんな機会を提供していただいているエムズの三井さんには感謝しております。

私は7’10 pure singleです。以前、エムズさんにお邪魔した時に馬の上にさりげなく置いてあった1本がどうにも忘れられず、私のわがままを快諾してお譲りいただいたのが右の8’0。責任持ってテストライドを繰り返しましたが、モモ腰のスモールから自分にはマックスに近い台風のクラシックリーフブレイクまで素晴らしい体験をさせていただきました。

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その経験から今回のオーダーでは長さを少し短くし、幅を出す事でストレートラインを少なくしてカーブを増していただきました。このシンプルな佇まいの板が波の上でどうなっちゃうのか、、ワクワクするようなシングルフィンが出来上がりました。

前回はホワイトオペーク。今回はもともと黄色味がかったアイソレジンにほんの少しだけ黒を垂らしていただきとても良い色になりました。カラーの素晴らしさはぜひ現物を見にきてください。同じグラスファイバーを使っても樹脂の量を減らすことが出来、トーションやフレックスに良い結果をもたらすとの事でこの長めの板でテストする事にいたしました。

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台風はまだ先ですのでまずはいつもの波からテストしていこうかと思います。

全てがマジックボードといっても過言ではないRich Pavelシェイプ。まずはぜひ店頭へ見にきてください。

今日入荷の板はオンラインショップhttp://www.ridesurf.net/product-list/375 にもアップいたしました。遠方の方、細いディティールなどもそちらでご確認いただけます。ぜひご覧ください。

Ellis Ericson Edge Board

Ellis Ericsonが5年の研究期間を経てついに完成させたEdge Board。先日のOn The Edge Of A Dreamツアーでムービーをご覧いただいた方々にはその衝撃的な性能の高さとここに至るまでの1967年Greenough Velo Spoonからの歴史もご理解いただいたのではないかと思います。巷でよく言われる変態ボードと呼ぶのはお門違いな、スピードとコントロール性能と言う本質を追求した結果のデザインです。

今回custom orderの二本が素晴らしいクオリティーで出来上がりました。

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ブランクスの大きな塊からGeorgeと作ったロッカーテンプレートに沿ってhot wireと彼らが呼んでいる電熱線でスライスする所から始まり、時間と手間をかけてhand shapeした芸術品と呼べるシェイプドブランクスを丁寧に梱包して日本へ発送。日本でグラス。先日の来日でエリスはファクトリーにも足を運び、日本のグラス技術に驚くとともにさらなる高みを目指すためのミーティングを致しました。

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その結果の今回の仕上がり。とにかくしっかりとエッジを立てつつ、よどみのない綺麗なカーブでラインを繋いでいくのは至難の技。しかるべき技術を持った職人が通常のサーフボードの何倍もの時間をかけてやっと出来上がると言う1本になっています。

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さらにフィンはエリスと私のリクエストによりtrue amesで特別に製作されたバリー・マッギーのアート入り7.8サイズ45mmソフトフレックスのpower blade finをオプションとしてご購入いただけます(フィンだけの販売はございません)。通常のPower Bladeは30mm台の硬めのフレックス。今回の45mmフレックスでは舵を切るように横方向へ曲げるとかなり曲がってくれます。日本の波でもよりこのボードデザイン、フィンの特徴、メリットを感じ取れるフィンです。

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エリスのエッジボードはこのパワーブレイドフィンありきのデザインになっています。通常のフィンと違い、舵を切ったように曲がってくれるのです。フォークリフトの後輪が曲がるのと同じ感じ。テールがノーズをトレースし、小回りが効くのです。エリスのライディングを見るとかなり前方に立っています。その位置の方がテールに乗るより舵を切ったようにテールが回り込んでくれるのです。またフィンの位置もかなり後ろ。テールギリギリにセットしています。舵と考えればその方がより大きく曲がりますので。

その辺を念頭に置きながら試行錯誤してライディングをアジャストしていく楽しみもエリスのエッジボードの魅力でしょう。

さて、先日のOn The Edge Of A Dream Japan Tour。四国の某ポイントでかなりの良い波をスコアいたしました。そこで、このツアーに合わせて日本で仕上げた最初の2本のデモボードをテストすることができました。その模様をチラ見せ。

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エリスが乗るのは6’2。私は6’6。テイクオフから掘れ上がる河口の波においても斜め45度に板をセットしてパドルすると早い滑り出しで掘れる前に良いラインをトレースしてくれます。何度かここの波でやったことがありますがこんなに簡単に感じた事はありませんでした。やや前方に立ち、ボトムにあるエッジの場所をイメージしながら踏んでいくだけです。ラインのトリムもパワーブレイドフィンが助けてくれます。私も何本もチューブに入ることが出来ました。力のない波や小さい波からも最大限の力を引き出しますし、もともと大きな波を楽にサーフ出来るように考えられたデザインですので大きな波やこのように掘れた波も素晴らしい性能を発揮してくれます。

タイミング良く、先日発売になったThe Surfer’s Journal日本語版9.4でもOn The Edge Of A Dreamの特集が組まれています。より理解されたい方、必読です。

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エリスのシェィプは皆さまのホームスポットやライディングスタイルに合わせてカスタマイズも可能です。 今オーダーをお受けして4月末頃の出来上がり予定です。 ご相談をお待ちしております。

また3939surf snow 、seabsurfshop、garagesurfshop でもオーダーを受け付けております。

ぜひこの過去からやってきた未来のボードをお試して見ませんか?

Josh Keogh入荷

Josh Keogh Surfboardsが届きました。

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先日の来日時にミーティングを重ね出来上がってきた板。どのモデルも前回よりも進化し、グラスやフィンに至るまでも全てに磨きがかかりました。

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左の二本はR19 Channel Twin。右はJubilee Twin。全てカスタムオーダーです。

R19は6’0から7’0くらい。Jubileeは6中盤から7’6くらいがおすすめ。

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左の2本はM2 Brat。ユーティリティーに優れたオールラウンドなツイン。余裕のテイクオフから自由度の高いマニューバーが気持ちいい、一番人気のモデルです。今回はプライウッドのオンフィンにしましたがFutureも旅には良いです。ウッドは浮力がありますのでテールにさらなるフローテーションが追加され、よりテイクオフの滑り出しが早くなります。マニューバー重視ならグラスも良いです。テールを沈めやすくなりますので縦へのアプローチがイージーになります。フィン周り強化の為のボランの小さいパッチもおしゃれ。しかもテールのねじれを邪魔しません。カットラップもノーズは幅広めでテールへかけて細く、フレックス、トーションをコントロールしています。見た目だけでない、機能性の追求が現れています。

右のクアッドはInfinite Jest。M2と似ていますがテールをスカッシュにしてより爆発的なパンチを効かせた動きが楽しめ、波がテールを押す感じをより味わえます。

一番左は柴田の6’4、真ん中がストックの6’3、右はストックの6’2。ぜひ!

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左のInfinite Jestをストレッチしたニューモデルシングルフィンミッドレンジ、Liberator。かなりボリュームがありますが実はかなり操作性に優れた板です。この板は7’6ありますが回転半径の小さいターンも可能でリップも出来ます。ワイデストポイントの位置やボリューム配分、ボトムのデザインなどによりその素晴らしい操作性を実現しています。

下にライディング映像をアップしました。ぜひご覧ください。その動きに驚かれるはずです。

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フィンにも独自のイメージを持つJoshuaはSoar Fin社にお願いし、オリジナルのテンプレートのツインを作ってしまいました。驚くのはそのサイズ。どのフィンよりも小さく、インサイドにフォイルも入ります。グラスの積層ですがかなり軽量で軽快なライディングが楽しめます。小さい分抵抗が少なくスピードも出ますし、彼板特有のエッジの効かせ方やチャンネルで全く問題ないどころか今までにないスピードと回転性能とドライブが両立されています。「フィンに頼ってコントロールするのでは無く、もっとレールを信じてターンして見てください」と彼は言います。

フィンはオンラインストアでも販売していますのでぜひお試しください。

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Josh Keogh(ジョシュ・ケオと読みます)。オーストラリアFar South Coastというシドニーから7時間くらい南に下ったカントリーフィーリング溢れるところで人知れずR&Dを繰り返す若干28歳。

素晴らしい感性と優しい人柄が板にとてもよく現れています。ぜひ一度試していただきたいshaperです。カスタムオーダーのご相談は柴田まで。

Ryan Burch on 88 !!

California Trip 6

California Trip 8日目。

思わぬ良い波にも当たり内容の濃かったSanta Cruzでの3日間。後ろ髪引かれつつ南へ。この日は時間の節約の為に内陸ルートを選んだ。

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カリフォルニアらしいゆったりと畝る草原の中のフリーウェイをひたすら走る。周りの景色は走れど走れどあまり変化はなく、目的地のサンタバーバラまで5〜6時間。

カフェで注文した馬鹿でかいチョコレートクロワッサンとバナナを巨大サイズのコーヒーで流し込みながら無心で車の一部となる。麻子は横でひたすら熟睡、、たまに起きるとポテトチップスを頬張りまた熟睡というルーティーン。

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4時間くらい走ったところで流石に休憩し、再び走り出すと程なくしてRyan Lovelaceのいるサンタバーバラに到着。

借りていたThick Lizzyを返却し、「最高だったよ。カミさんと奪い合いだった」と伝えるととても喜んでくれた。実際かなり調子良かったので日本に帰国早々オーダーいたしました。

Ryanは本当にシェイプデザインが好きなようだ。一つ聞くと100返って来る。

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サイドカットの理論について、スタンスとの関係を実際のテンプレートを使い丁寧に説明してくれた。そしてこのデザインはMike Mackieがオリジナルだと、リスペクトを決して忘れない。「5代半ばくらいの短めがオリジナルのデザインだが俺は体重があるから6’6だ」と。長くとも十分ルースに機能するらしい。私なら6’3から6’5位でオーダーしようと考えた。決して無理せず快適なサイズがおすすめのようです。

テスト中のデザインも惜しげも無く見せてくれた。

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私がサンタクルーズで楽しんでいる間、Ryanは船でRanchに行き、最高の波で最高のテスト結果を得たと興奮気味に教えてくれた。

最近になりこのモデルが発展しFMといううモデルが完成しています。https://www.rlovelace.com/pagefm

Thick Lizzyよりやや薄めのレイルデザイン、ボリュームで、より動きに自由度を増した魅力のあるモデルです。真ん中の2本のフィンはDuoの様に並列にポシションし、ツインザーの様な小さなフロントフィンがレール沿いにポシション。シングルフィンの様なダウンザラインサーフィンの途中にアクションを織り込めるそうです。思わず私も最近7’2でオーダーしてしまいました、、

Ryanとの話は永遠に続いてしまいそうだったので正直に「これからMalibuで1ラウンドやりたいんだ。」と告げて名残惜しいサンタバーバラを後にしました。

1時間ほど南下するとマリブに到着した。

うまい具合に車を停める事が出来、波をチェックするとすごいセットを目の当たりにした。

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物凄い奥からテイクオフした黄色いロング。高速セクションの途中で一人抜かしながら完璧に抜けてきました。

こんなマリブは滅多に経験できないのですかさず海へ。

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大きなセットは競争率が高すぎて、とてもじゃないが乗れないので小さめを狙ってみた。それでも4人テイクオフ。ここから一人づつ振り落とされ、運が良ければ一人で乗れる。

7’6のTravis ShapeのVaqueroが本領を発揮してくれました。

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セットに必ず乗って来るのはこの人。Devon Howard!

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その夜、この写真を本人に送ると「Thomas BexonのKeeper9’9にGreenough 4A 10.5 Volanだ」と教えてくれた。

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海の中での立ち居振る舞い、波乗りのスタイルとまさにお手本といったDevonさん。益々好きになってしまいました。「明日も午後4時に集合な!」と嬉しいお誘いをいただきましたが帰国の日。残念、、

日が暮れるまで楽しんでベニスの宿にチェックイン。夕飯はWhole Foodsのデリに黒Modelo。

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今まで30回くらいカリフォルニアに行ってますが今までで最も波に恵まれたカリフォルニアトリップとなりました。素晴らしいシェイパー達ともとても良い話ができました。気になる板の話など、ぜひ店頭でお気軽にお尋ねください。

完結まであまりに時間がかかってしまいましたがバックナンバーを下記にリンクしましたのでぜひご覧ください。

California Trip 1

California Trip 2

California Trip 3

California Trip 4

California Trip 5

ON THE EDGE OF A DREAM 上映ツアーのお知らせ!

ON THE EDGE OF A DREAM特別上映会開催のお知らせ

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このたび、約10年ぶりの来日となるアンドリュー・キッドマン、そしてエリス・エリクソンの二人がキャンピングカーでロードトリップをしながら話題の『ON THE EDGE OF A DREAM』の特別上映会を開催いたします。

 カリフォルニア、オーストラリアでのツアーも大盛況のうちに開催され、次はいよいよ日本でのツアー開始です!

 1997年に『Litmus』、2004年に『Glass Love』、と不朽の名作とも言うべき数々の作品を世にリリースしたアンドリュー・キッドマン、シェイプを志す期待のサーファーであり若きクリエイターのエリス・エリクソンが60年代後半にデザインされた、エッジボードの生みの親であるジョージ・グリーノウと共に5年の歳月をかけ、革新的なサーフボードデザインを模索する様子を追った本作品。

アンドリューとエリスは、このエッジボードのコンセプトを今の時代に蘇らせ、更に機能的でモダンなデザインにしようと考えた。その過程を追った映像作品が本作『ON THE EDGE OF A DREAM』です。 今回は日本のファンの為に日本語テロップ入りのバージョンをご用意いたしました。

 協力:RIDE SURF + SPORT、(株)シ・ワールド、Big Sky Limited、BLUE MOON、Blue.

 

定員:特に定員はございませんが会場の規模により満員の場合は入場をお断りさせていただく場合がございます。

入場ご予約可能ですので各会場のお問い合わせ先へお問い合わせください。

 入場料:お一人様 2,000円〜3,000円(各会場によって入場料が異なります)*BLUE MOONワンドリンク付き

 *特別上映会当日は2500部限定のBOOKON THE EDGE OF A DREAM100ページのハードバウンドブック/ DVD(日本語字幕付き)も数量限定にてご購入いただけます。価格は¥11,000(税込)を予定しております。またOn The Edge Of A Dream Tee Shirt(価格未定)も会場にて販売いたします。

 

そしてなんと RIDEでも11/4に開催決定!

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また11/3は8Hotel内Fujisawa Tableにて開催致します。

この2会場につきましてはご予約はRIDEまでお願い致します。

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巨匠Andrew、私たちRIDEで取り扱いが始まったEricson SurfboardsのシェイパーのEllis Ericson。この二人から1965年から始まったグリノー氏による革命が今現在に至るヒストリーを直接話が聞けるまたとないチャンスです。

みなさまお誘い合わせの上ぜひご来場ください!!!

California Trip 5

一気にサンタクルーズまで北上した前回のお話しの続き。

前回のお話はこちらから

トリップ5日目はゆっくりスタート。何せ前日走りに走って波乗りまでしたもんですから、、疲労MAX。だいぶ寝ました。

トラビスさんに連絡してみると今日はマザーズデーと言う事で色々と忙しいようで、「このポイントに行ったら良い波あるよ」と情報をいただき、そちらへ向かってみました。

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途中こんな銅像がお出迎え。ハワイからカリフォルニアに最初に波乗りが伝わったのがここサンタクルーズだそうで記念のDUKE像がありました。近くに歴史資料館もあり街と波乗りが一体化している感じです。

トラビスさんに教えてもらったポイントに到着。「地形が完璧に決まっているよ」ということでしたがまさにその通り。まるでスコーピオンベイのような波がブレイクしていました!

ただし、かなり盛り上がっています。

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スクールやらトラベラーやらでごった返しておりますが、皆さん笑顔で至って平和なもんです。100万人のテイクオフから乗り繋いでいるううちに徐々に皆脱落しミドルくらいからはだいたい一人になります。たまに左端に来るセットは無人。遥かインサイドまで500M位乗れます。サリナクルス以来の1分超えライド。こんな所があるんですね!冬の大雨で砂が出て、2月か3月位から毎年決まり始めて5月くらいには終わるというサイクルだそう。

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実はこの先も波はまだまだ続いていきます。

Ryan Lovelaceから借りたThick Lizzyが最高でした。

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イージーコントロールで、厚めのセクションも素晴らしく走りどこまでも乗り繋いでいけます。

この日はここでひたすらサーフィン。

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この日の締めはこのポイントのインサイドにある桟橋の上のレストランでシーフード。フィッシュアンドチップスにビール。そしてこの絶品クラムチャウダーと素晴らしい1日となりました。

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翌日6日目の朝はいよいよTravis Reynoldsと待ち合わせ。

来日時に八王子でシェイプしてくれたとき以来です。

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この辺りで育ったというトラビスさんのホームブレイクで待ち合わせ。波は再び届き始めた南うねりによってサイズを増してオーバーヘッド。遥か彼方、ニュージーランド沖のストームから届くうねりはかなりパワフル。

「あそこまで乗ったらあの岬の向こうまで行かないと上がれないからあの辺でやめといた方が良いよ」とアドバイスいただいたところまでで200M位は乗れそうです。

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ちなみにJack O’nealさんの家の目の前です。

Koji、 板何乗る?

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このスラスターも相当気になりましたが、、

未知の波でも安心のWidow Makerにしました。

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自分の6’8より一回り大きくボリュームもある6’10。

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旅先での疲れた体ではこれくらいの余裕がある板が最高。

トラビスさんはLiz風のFishでやると。5’5だったかな?

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ちなみにこのWidow makerはこのムービーの時にBajaで作った板だそうで「地面でサンディングしたんだ」と教えてくれました。

みんなで波乗りしたので残念ながら写真は無し。私の頭の中にこの素晴らしいセッションの模様はしっかり刻まれています。アウトに出るタイミングを間違えると面倒臭いことになるのでかなり待って隙を見て一気にパドルアウト。大きな波でもトラビスさんははノーリーシュ。一回も流しませんでした。バックサイドで短いFishをうまくコントロールしてオフザリップやラウンドハウスカットバックを繰り出していました。私も借りたWidow Makerが調子よく何本か良いライドが出来、Asakoもロングライドを決めていました。

満足してシャワーを浴び、トラビスさんのファクトリーへ。

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グラス待ちの板。RIDE行きもあります。

これはRyan Burchがここへ来た時に一緒に削った板だそうです。

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70年代のLiddleのセミガンを見せてくれました。最近手に入れたようで嬉しそうです。

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下はTravisさんのTunnel Vision。

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「これKojiの店で流行ってるだろ?俺も削れるぜ!」と

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11ft制作中。

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これは最初に自分用に削ったStone Fruit。ミニグライダーです。

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近くに住んでいると言うThomas Campbellのアートが入ったミッドレンジ。Hot ButterとStone Fruitのミックス。  IMG_4886

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Asymまでと、かなりバリエーションがあります。常時カスタムオーダーを受け付けています。ぜひご相談ください。

グラッシングもこなすトラビスさん。Rideに入ってくる板はほとんどトラビスさんが巻いてくれているそうです。

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お好きなカラーはありますか?

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実はお父さんはSan Clementeでサーフショップをやっていたと教えてくれました。その店のポスター。

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EvolutionのWayne Lynchの写真を使うところがかなりイケています。主にLiddleを扱っていたそうです。

近くのShopをチェック。

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アウトドアグッズもあり、奥にはTravisさんの板をはじめとしたナイスなセレクト。素敵なお店でした。

同じ敷地にあるカフェでランチミーティング。

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食後に軽く山へドライブに。

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サンタクルーズは少し走ればすぐにグリーンエリアがあり、同じカリフォルニアでも南の方とは趣が違います。

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サンタクルーズ観光を終えファクトリーに戻ると、昨日のポイントで波乗りするならこれ試して見て。と8’6のStone Fruitを貸してくれました。IMG_4902

ポイントに戻ると少しサイズは下がりましたがまだまだ良い波。

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Stone Fruit最高でした。skip fryeの8.5をセットしたこの板のスピードは素晴らしく、コントロールもイージー。日本のスモールウェイブでもかなり楽しそうですし、いざという時にも使えます。

夕方まで楽しんでもまだまだ陽が暮れません。

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ホテルに帰ってシャワーを浴びて着替えてTravis夫妻とディナーに。

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オーガニックな食材を使った美味しいイタリアンを一緒に楽しみました。奥様は二人ともYogaの先生ということもあり話は尽きず、、

旅も終盤。明日はまた南へ。

その6へ続く。

Morning Of The Earth Surfboards取り扱い開始!

StephanieがNo.1に選んだのはSimon Jonesが削るMorning Of The Earth SurfboardsのFijiモデル。5ft代後半から6ft後半までのchannel twin pinです。世界最高峰のサーファーが選んだ板。とても気になります。

Morning Of The Earth Surfboardsと言えば、先日ブログで紹介したTorren Martynがよく乗っているのは7ftが代中心で幅も厚みも増したMassive。こちらもchannel Twin Pin。

Morning Of The Earth Surfboards。実はRIDEで取り扱うことになりました!ストックもすでにオーダーしております。ご興味ございましたら是非ご相談ください。

またこの中で最終選考まで残った板の中にAlex Lopezのシングルも!麻子もお気に入りのこの板。とにかくよく走ります。ムービーの中でもそのスピードにストークしているStephanieの様子も見れます。Alexも常時カスタムオーダー可能となっています。

On The Edge Of A Typhoon Swell

先日の台風ウィーク。

EllisのEdgeboard7’0をテストライド。

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いつもなら乗れないような所からでも水が板の下を流れるのを感じながら走り出してくれます。

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グリノー氏直伝のロッカーは前方に強めに入っており、テールはフラット。上手く前方のロッカーを使ってターンをすると、ものすごい加速をしながらターンが伸びて行きます。そうです、あのSpoonでのグリノー氏のターンのイメージです。

エッジに沿って流れる溝がコンケーブの役割を果たし、レールに浮力を産み、レールが沈まないので抵抗にならず速い。そしてピンピンに立てられたエッジ部分がスノーボードのエッジのように海面をカットしカーブして行くのです。

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丁度ロッカーが一番強いノーズから50cmくらいの所のエッジからスプレーが上がっています。

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板が方向を変えたらフラットに戻し後方に体重を移しトップへ。気持ち良いです、、

掘れた所からのテイクオフもイージーです。

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エッジが効いてとても安定しているので板を信頼出来てとても安心してメイク出来ます。

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この日は台風のうねりが入り始めた日。やや大きめなセットも入り始めましたので場所を移して2ラウンド目。

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パワーがある大きな波でも今まで乗ったどのエッジボードより安心して余裕を持ってテイクオフする事が出来ました。陳腐な言い方かもしれませんがネクストレベルです。

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今までテールを沈めることでボトムターンをしていましたが、この板がレールを使ってボトムターンする事を教えてくれました。だいぶ慣れてきてエッジボードらしいボトムターンが少し出来るようになって来ました。

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とても速く、エッジによるカービング感がビンビンに感じられつつ大きな波でもイージーコントロール。そして波乗りの奥深さを考えさせてくれるEllis=Greenoughの乗り味は病みつきになります。

今回の板は7’0。かなり回転弧が大きめです。長めの6’6や7’0で純粋にテイクオフや滑走スピードの速さを味わいながら大きなターンを刻むのも楽しいですが大きめな斜面が必要になって来ます。グリノー氏がSpoonでやっていたようなボトムターンからトップへ上がりラウンドハウスカットバックをフルレールで楽しむとなるとなると短めの5’8や6’2が良いでしょう。是非短めを選んでそんなマニューバーを夢見てトライしてみませんか?

Ellis Ericson Edgeboards。皆様からのご相談をお待ちしております。

On The Edge Of A Dream New Trailer

On The Edge Of A Dream

For the past five years Ellis Ericson and Andrew Kidman have been working with George Greenough on the modern evolution of his Edge Board design. 

Ericson and Kidman are both shapers; the book and film charts their journey as they work with Greenough to personalise their own equipment with a design George has been toying around with since the late ‘60s. 

Shot in Australia on the North Coast of New South Wales it features the original venues Lennox Head and Angourie where Greenough’s innovative Edge designs were tested in the early ‘70s.