THC Surfboards

Joel Tudorが密かに立ち上げた新ブランドThe Huevo Club Surfboards略してTHC Surfboards

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Huevo=Eggです。Skip Fryeをオリジナルとするサンディエゴ伝統のEggを中心に据えて既に様々なモデルをリリースし始めています。Mid LengthやMid Rangeと言う呼び方には抵抗があるであろうSandiego出身のJoelらしいレーベル名です。

RIDEには先日Rick Hamon ShapeのHamon’s Egg6’2が届きました。

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かなりフラットなロッカーを持ち、Sデッキが特徴的なシェイプ。New Karmaよりルースな動きが楽しめるそう。

その他のシェイパー陣にはTudor Surfboardsでもお馴染みStu KensonやHoy Runnelらサンディエゴの超ベテランシェイパーたちが名を連ね、グラスはSoper Wolfと完璧です。

この度はこれまたこだわったFinのシリーズが届きました。

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美しいVolan Clothを使ったフィンはカリフォルニアの老舗Fins Unlimitedで製作されたもの。Joelの膨大なフィンアーカイブの中から厳選されたテンプレートを使い、間違いのないフォイルでハンドメイドされたフィンのシリーズです。全体的にティップ部分はややしなやかにできていますがVolanらしく芯はしっかりとした感じ。日本の波にもオールラウンドなコンディションで使えます。

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どのフィンも魅力的。じっくりご覧ください。絶妙なサイズのStamndardやMini Flex, Pivotなど。みなさんが今お持ちのシングルフィンEggにも使えるでしょう。

板、フィン共にオンラインショップからもご購入いただけます。

https://www.ridesurf.net/product/11934

https://www.ridesurf.net/product-list/522

ご不明な点などございましたらお気軽に柴田までお問い合わせください。

新年明けましておめでとうございます。

海、山ともに素晴らしいコンディションに恵まれた年末年始。

皆様におかれましても縦横無尽に楽しまれたのではないかと思います。私たちはニセコへ。素晴らしい旅となりましたがその様子はあらためて。

2021もRIDEをご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

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営業時間は引き続き昨年のコロナ以降に変更させていただいた営業時間の通り。

平日は13:00〜19:00、土日祝日は12:00〜18:00。

定休日は毎週火曜日と第一、三水曜日となっております。

冬季は開店時間が多少遅れる日もございます。冬型がバッチリ決まった日などは少し遅れることもあるかと思います。その際はInstafram, Facebookなどで告知いたします。ご迷惑をおかけいたしますがそんな日は山で皆様とお会いできます事を楽しみにしております。

年始からたくさんの方においでいただいたり、メール、SNS等でのお問い合わせもいただいております。サーフボードのオーダーに関しましてはこのようなご時世ですので、ご来店いただかなくともメールでのやりとりでも可能ですのでどしどし info@ridesurf.com までお問い合わせください。

現在たくさんのお問い合わせをいただいているのがオーストラリアの若手シェイパーJoshua Keogh。ジョシュア・ケオと読みます。私は親しみを込めてジョシュと呼んでいます。

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どの板も素晴らしく、共通して言えるのはテイクオフのはやさ。この早さは謎です。そして気持ち良くマニューバーできるコントロール性能。どの板もボリューム多目ですのでグライドする感じも味わえつつスタンス次第ではものすごいルースする感じは新しい感覚です。まさに彼のスローガン、Transcend Further。ネクストレベル、超越しています。

ラスタビッチはR-19channel Twinを愛用していますが、この驚異のマニューバー。

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実はあのツインフィンマスターTorren Martynも6’0のM2を気にっているそうです。

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Josh本人

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7’7というモデルの7’1。

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2021ニューモデルのConductorは10’2のみ。

本当にどのモデルも素晴らしいです。限定数量で製作する2021のオーダーも受け付け開始いたしましたのでぜひご相談ください。

Ellis Ericsonも素晴らしい。

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基本のモデルは左からグリノーSpoonのアウトラインにEllisのオリジナルロッカーを融合させたHotwire Red。ハイパフォーマンスエッジです。左から二番目、Firstモデルはグリノーオリジナルロッカーを備えたダウンザラインで最も威力を発揮するハイスピードモデル。掘れた波やチューブの性能も素晴らしくダブルアップするようなリーフブレイクでのテイクオフもバッチリ決まる高性能エッジ。長めのサイズレンジではスモールも楽しく乗り繋げます。赤×黄はリーフの大きな波用にカスタムした細身な1本。右は8ft onlyのTri Plane Glide。目下のベストセラーでスモールではロングボードより乗りつなぎの性能は上となります。どこまでも乗りつなぐことが出来るばかりでなく、長さを感じさせず乗り手の意思に答えるクイックな操作感に限界はありません。

カスタムでは新たなシェイプにも答えてくれます。

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この6’4 1/2はミッドレンジのような波キャッチにショートボードのようなポケットでの動きと言うリクエストに答えて削ってくれました。

Ellisは次回3月シェイプ分を限定数量にてオーダー受け付けております。

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他にもYU, RU, Tappy, Craft,Andrew Kidman,Neal Purchase,Mandala,Travis Reynolds,Thomas,Ryan Burch,Christian Beamish,Derrick Disney,Ryan Lovelace,Mitch Surman,THC,Klaus Jones, Fineline,Vouchなどなど、納期は様々。1年以上お待ちいただくシェイパーもおりますが、オーダーのご相談は常時受けつけております。

お問い合わせの多いMorning Of The Earth Surfboardsは2021年のオーダーについて協議中で現時点ではオーダーを受け付けておりませんが決まり次第告知いたします。

それでは、2021年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。

Miyazaki 4Days

11月半ば。この時期は初めての宮崎。風が会うか心配でしたが結果的にはなんとかなりました。そして、最後にはご褒美も。

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初日はウネリは大きいものの風が会う場所を探してひたすら走りました。

かなり北まで走り良さそうな河口を見つけましたがもう一声。

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今回は昔からの仲間ShinとO君との3人旅。皆波グルメ。なかなかポイントが定まらず6時間、走りに走って夕方ギリギリに玉石のポイントでクイックサーフ。ワイルドな感じでパワーもありロングライディングできる素晴らしい波でした。

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Ryan Lovelaceの7’4 Thick Lizzy。

やっと体を動かせて汗もかいたので、市内をサーチ。

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刺身の美味しい店を発見!

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名物の釜揚げで初日フィニッシュ。

*  *  *  *

二日目はまずリーフを見て風が合わないことを確認してこの風をかわす安定のビーチブレイクへ。

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Good Surf WaxのExtra Softでは柔らかすぎる暖かい気候に水温。

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久しぶりの掘れたパワーのある波で楽しめました。二日目は長〜い1ラウンドで終了。

市内へ戻りがてらお世話になっているS&Y Work Shopを訪問。落ち着く店内で美味しいコーヒーをいただきくつろがせていただきながら夜のお誘いを。

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先日お届けしたAndrewとJosh。

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いつも通り伝説の名店鳥萬へ。

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トムカレンも宮崎に来たときには毎晩訪れるという。

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がっちり皆で深い時間まで、、

*  *  *  *

3日目、まずは日南方面へ南下するも風が合わず、そこからラウンドハウスカットバックを決めてまたしても北のビーチブレイクへ。

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昨日よりサイズを増しかなり良い波!

やたら上手い連中が入っているなと思ったら小林直海君をはじめとする日本のトッププロ達でした。

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海の中で見る彼らの凄さにかなり刺激を受けました。

私はEllis Ericsonのエッジボード。Hot Wire Red5’11

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Ellisが削るエッジシェイプの中では最も軽快に動くモデル。波乗りが若返った様な気がします。滑り出しはとても早いのでミッドレンジにはまってしまった皆さんにも安心してお勧めできるショートレンジです。エッジの助けにより難しいフルレールでドライブするボトムターンにもトライしやすくスイングウェイトの軽さ、エリスのオリジナルロッカーによりトップアクションも楽しめます。フルハンドシェイプですので超クイックからほどほどの落ち着いた動きまで様々なアレンジも可能です。

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昨日今日と手前のスープにしごかれパドル筋は終了気味。連日のロングドライブで腰にも来てます。

最終夜は市内で初日に行った刺身が美味い店から釜揚げうどんというゴールデンルーティーンをリピートしつつオフショアに変わるという風予報を信じ早めに撃沈。

*  *  *  *

最終日。ついに完璧に整いました。

毎日見に来るもののオンショアでまとまりがなかったここのビーチが胸肩、オフショア、ロングウォールと絶好のコンディションに変貌を遂げました。

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S&Y安田さんはこの日JoshのLiberator 6’10とAndrewのEdge”Green”6’9を2本一気に筆下ろし。

まずはLiberator6’10single

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テイクオフの速さ、ボトムからトップへの加速、ターン性能に驚いていました。

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私はまずRyan LovelaceのThick Lizzy 7’61Q9A8479  1Q9A8487

ローロッカーゆえの7’4とは思えないテイクオフの滑り出しの早さにトライプレーンボトムによる幅の広さを感じない切り返しのスムーズさ。ボトムターンもカットバックも気持ち良く決まります。

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これは1日間違いないということで一旦飯。

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やっとチキン南蛮にありつけました。

ポイントに戻るとなんと波はさらに良くなっており人影もまばら。昼寝もせず即波乗り。

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O君はおニューのJosh 6’10 Liberator Singleが絶好調。

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今まで見たこともない様な綺麗なカービングでカットバックを繰り返していました。

1Q9A88776’10のシングルフィンとは思えません。

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ShinもEllisの5’11 edge board Hot Wire Redで掘れたセクションを簡単にメイクし、カットバックではエッジ全体を噛ませて板全体からスプレーを噴射。

安田さんはAndrewの6’9のedgeに乗り換え 1Q9A8937 1Q9A89471Q9A8950異常に伸びるターン。

先程おろしたばかりの安田さんのAndrewを借りて1Q9A8969 1Q9A8975 1Q9A8978 ピットイン。

どんどん前に出てくれるAndrewのエッジ。最高な感触です。

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力尽きた私たちを他所にパーフェクトブレイクはまだまだ割れ続けていました。

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お世話になった皆様、写真を撮ってくれたTetsu & Parisaありがとう!

北陸へ

山陰へ行った翌週。

またしても冬型が決まり、RIDEのスタッフ亮太の故郷である北陸に向かう事に。6時間はもはや近く感じてしまうと言う恐ろしい状態。

夜明け前には現地に着き、風も合い良さそうなポイントをすぐに発見できましたが他も気になり、地図を頼りにサーフィンできそうな場所を片っ端からチェック。初めての土地でのサーチはなかなか楽しいものです。サーフトリップの醍醐味の一つ。

午前中を費やして走ったものの結局一番初めに見たポイントに逆戻り。よくあるパターンです。

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波はご覧の通りで先週に引き続き無人のブレイクを堪能。今回はかみさんも一緒。素晴らしい時間をシェアできるのは最高です。水温はまだかなり暖かいものの、気温は冬型によりかなり低く、海から湯気が上がる幻想的な光景の中の波乗りでした。

初日は1ラウンドのみで近くの温泉へ。冷えた体には最高です。

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夜は宿をとった金沢市内へ。Good Surf Waxを扱っているCajon To Seedさんで楽しい時間を過ごす事が出来ました。

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美しい金沢の街並。

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タイミングよく蟹も解禁!

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海の幸も最高でしたが2軒目で行ったこちらはもう、、

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みなさんも金沢に行かれる際は是非!

*  *  *  *

翌朝、前日見て気になっていた比較的メジャーなポイントへ。

と、その奥の方にカリフォルニアのマリブのような光景が遠目に見えたのでした。

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近くへ行くと目を疑うような光景が、、

スモールながら、来る波来る波規則正しく200Mに渡りブレイクして行く。

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しかもまた無人。

速攻で着替え前日の夜から合流した亮太と3人でパドルアウト。

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亮太は大のお気に入り、Travis ReynoldsのVaqueros 7’6

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私はRyan LovelaceのThick Lizzy 7’4

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それにしてもまるでスコーピオンベイのような光景です。

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麻子も得意の繋ぎのテクニックでロングライドを連発。Thick Lizzy 7’4

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皆で取っ替え引っ替え、ランチを挟み夕方も。

1Q9A7978MSのTatsuモデルでノーズを伺う亮太。

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このようなスモールでも綺麗にブレイクする波はロッカーを抑えたスピード重視のミッドレンジやハルなら最高です。きっとこのような無人の波にも出会い、波乗りを始めた頃の気分にもう一度戻る事でしょう。持っていれば波乗り出来ない日もほぼ無くなり、トリムで繋ぐ新たな世界も見えて来ます。

時節柄、国内を旅する事が多い昨今、是非1本。

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自然が豊富に残り、食文化も素晴らしい北陸。今回もまた素晴らしい旅となりました。日本は素晴らしい!

トリップ3連チャン。次回宮崎編に続く。

山陰再訪

11月初旬、最後と思われた台風が発生し西へ向かっていました。

四国の河口の地形もまだ決まっているそうで居ても立ってもいられずに店の連休を使って西へ。夜通し走って河口に着くと綺麗な膝の波がブレイクしていました。もう台風も期待できない感じ。逆に冬型が決まって強いオフショアが、、

路線変更で前回の旅で完全にハマってしまった山陰方面へ。途中、香川でしっかり讃岐うどんだけはメイク。

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これで波を外しても大丈夫。

前日の夜出発してひたすら移動して翌日の夕方、サイドオンショアが吹き荒ぶもここが一番風を交わしているであろうレフトのポイントに到着。

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誰もいないこのポイントには200Mは乗り繋げるパワフルな波がひたすらブレイクし続けていました。疲労困憊ながら海に浸かれば疲れは吹き飛び、JoshのLiberator7’4で日が暮れるまでの短い時間でしたが、ひたすら乗り続けました。

*  *  *  *

翌日、予報通り風は止み、穏やかな空気の中柔らかい綺麗な波が出現しました。

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手前のセクションで一人だけ女性のロガーが入っていました。挨拶して奥のピークへ。胸くらいと小さくともクオリティーの高さを誇るこのレフト。

JoshのLiberator6’10 Twinはテイクオフも素晴らしく早く、動きはまるで6台前半の感じ。7’6とはまた違うボトムデザインで安定感もありながらルースな動きという不思議な感触は他にない感じ。

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素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。

大阪から来ていた親切な方にアドバイスをいただき東へ向かうことに。

途中いい感じの定食屋さんを見つけてノンアルでプシュッと。

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日本海は魚が美味い。脂の乗ったブリが絶品でした。

途中無数にあるポイントをチェックしながら噂に聞くポイントに着くともう夕方。

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素晴らしいライトとレフトがブレイクしていました。

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先ほどの親切な大阪の方も偶然同じポイントに。ローカルの方をご紹介いただき緊張しながらもご一緒させていただく事が出来ました。

ブレイクした後のスープがパワフルに縦に上がっているのと、全員がショートボードなのを見て尖ったノーズでクリアのNealさんのStinger Fish Duo6’10で入ることに。

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私にとってはバックサイドのレフトの波でやりましたが板も調子良く、掘れたバックサイドの波でも安心の早いテイクオフからクイックな切り返しが素晴らしい大人のショートボードといった感じ。TravisさんのWidow Makerと用途が近い感じです。finは従来からあるDUO finより一回り小さいものを試してみましたが、より抵抗が少なくなり速さと軽快な感じが味わえます。軽快とは言えDUOですのでテールにはかなりのグリップ感があります。

皆さん朝はもっと良かったと言っていましたが私にとってはパワーもあるかなりのクオリティーの波でした。

その後温泉までご一緒していただきなんとも最高な2日目となりました。

*  *  *  *

翌朝、3日目。流石に波も小さくなり、うねりに敏感なさらなる東を目指して移動しつつ帰路につこうという目論見。

県境のトンネルに入る直前の川に架かる橋の上から見えるビーチに何やら良さそうな波が、、

Uターンしてそのビーチに行くと

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200M程右から左へ崩れ続けて行くロングウォールを発見。

ここも無人、、

腰くらいの癒し系の波には間違いなくThick Lizzyの7’4。

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移動疲れも吹き飛ぶ素晴らしい波で最終ラウンドを終える事が出来ました。

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3日間に渡り山陰地方の素晴らしい波を堪能できました。

今回は一人旅。サーフトリップはぜひ少人数で。良い出会いと波が待っています。

さー、帰路はここから9時間。頑張りますか、、

Josh Keogh Fins, Liberator 6’10

オーストラリアの老舗フィンカンパニーのSOAR社製、Joshua Keoghのオリジナルテンプレート、フォイルのツインフィン、キールフィンが入荷いたしました。

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下からSmall Twin。前回も入荷したJoshならではのかなり小さいTwin Finです。Channelのようなフィンの代わりにスタビリティーを増すような仕掛けがある板にはフィンは小さくても良いというJoshの考え。より速く、回転性も増します。FISHの場合、5ft代半ばくらいまでは板自体がルースですのでキールの様にスピード、ドライブ重視のFinの方がバランス的には合いますが5ft台後半から6ft台となると一般的なFishはストレートラインが伸びますので曲がりにくくなります。そこで回転性を増すためにはTWINと言われる様なMRタイプのフィンを装着すると良い結果が出ます。さらにこのJoshのSmall Twinを付ければポケットでのタイトな動きもできる様になります。

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上の写真は6’4のM2。オンフィンですがSmall Twinと同じテンプレート、サイズです。ご覧の様に良く曲がってくれます。

波が胸オーバーのコンディションで思い切り板を傾けてターンすると抜けるんじゃないかと少し不安になってきます。そんなコンディションの時にはフィンの写真中段の今回新発売のレギュラーサイズのTwinが良いでしょう。

スモールツインの新しい世界は魅力的ですが一つしか持たないならばレギュラーの方が良いと思います。普通のサイズのツインをお持ちでしたらぜひスモールをお試しいただきたいです。またJosh曰く「small twinで不安を感じる様ならもっとレールを使うと良いよ。Believe the rail!」とアドバイスしてくれました。

重ねてみるとだいぶサイズが違います。

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同時に届いた私のLiberator 6’10 Twinに付けてみました。バッチリな感じです。

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今回入荷の6’10 Liberator。

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StockもありましたがSoldとなりました。Liberator 6’10につきましてはテストライド後に改めてレポートいたします。

Logo Teeも入荷いたしました!

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2021分のカスタムオーダーも開始いたしました。来年も限定本数での製作となります。オーダーはお早めにどうぞ。

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先日入荷したカスタムオーダーのRyan Lovelace。

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初上陸のFM、定番のThick LizzyとV.bowlsが入荷。

私がオーダーしたThick Lizzyの7’4とFM 6’10も届き、波に恵まれた先日の湘南。3日間乗り倒してきました。

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フィンセッティングはこんな感じ。

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初日、水曜日の波は最高!まずは麻子がThick Lizzy、私がFMにトライ。

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麻子はもの凄いスピードでセクションを走破していました。そのスピードとフィーリングの素晴らしさに感動していました。写真はありませんが潮が引いて波が掘れていた時間帯にはハイラインを疾走していた姿が目に焼き付いています。

FMは写真はありませんがインスタに動画をアップいたしました。ぜひご覧ください。少し厚めな胸くらいの波でしたがカットバックでよく板が回ってくれて気持ちよく乗れました。

FMはワイデストポイントがやや前方にあり少し絞ったテールは美しいシングルフィンのようなアウトライン。ナチュラルなロッカーはパドルスピードも早く、巻きもやや重く仕上げられていますので一度ついたスピードがキープされ、動きもクイック過ぎる事も無く、やや薄めのレールが波のフィーリングを最大限に伝えてくれます。テールに仕掛けられたボトムデザインとフィンシステムによりパワーのある波でもグライドする気持ち良さを保ちながらしっかりマニューバーを刻めます。

Ryanは「FMは波が良い時にオススメでパワーがある波の時にはどれだけハードにレールをプッシュしても板が答えてくれてその素晴らしさにきっと驚くよ」と教えてくれました。他にはなかなかないタイプの板でグライドとマニューバーのバランスが素晴らしい1本です。6 ft台後半ではTappyさんのMOD ThrusterやTravisのWidow Makerなど良い板がたくさんあります。動きの軽さはそれらに譲りますが、グライドする感覚ならFMといえば伝わりやすいかと思います。早く大きな波で試してみたいです。

さて再びThick Lizzy 7’4。波が少し下がった木曜日。

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FMよりさらにロッカーがフラットでテイクオフがとても早く、Tri Plane形状のボトムとVの組み合わせで抜群のスピードを誇りつつ、ワイデストポイントがセンターにある事とVによりレールからレールへの切り返しもクイックでノーズの動きが軽い。ナチュラルにコントロールできるミニグライダー。ひたすら気持ち良い板です。余裕があって力が抜けたリラックスした状態で楽しめるのでさらにライディングが良くなります。

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レールはRyanらしく薄めでこの板もやはり波のFeelingを存分に伝えてくれます。

翌水曜日はさらにサイズダウン。それでも楽しめるThick Lizzy。もう1本7’8とか7’10位も欲しくなってしまいます。

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ハンドシェイプにこだわり多くのバックオーダーを抱えているため1年ほどかかる納期、一旦追いつくため10/9から春までオーダーをストップするとの連絡がRyanから届きました。RIDEでも10/9までオーダーを受け付けます。ぜひご相談ください。

参考に動画もご紹介いたします。ぜひご覧ください。

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Thick Lizzy

 

 

夏休み。その2。

さて、お世話になった四国は四万十を後にし、波が上がるという予報が出ている日本海を目指す事に。

まずは高知まで移動し、例の餃子を再び堪能し一泊。

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翌朝は、仁淀の上流へ。

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昨年もお邪魔したこの場所。美しい仁淀ブルーは本当に素晴らしい。

香川丸亀のうどんやさんを経由しながら北上開始。

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釜玉、、美味しかったな〜

香川から雄大な大山を眺めながら3時間ほどで日本海に到着。

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太平洋に比べ日が沈むのが遅い日本海。まだ日没まで時間に余裕があったので入念にポイントをチェック。この辺りは本当に素晴らしい!リーフブレイクの宝庫。ローカルオンリーのブレイクもあります。

国道から長年の勘を頼りに海の方に向かい、何度か角を曲がるとややメローに綺麗に長い距離に渡ってブレイクしている波が見えた。

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もちろん初めての場所。何台か停まっている車のナンバーを見るとビジターも大丈夫なポイントのよう。

恐る恐る車を停めて静かに着替えて護岸にかかったハシゴを頼りに海に降りる。ザクザクとしたリーフの上を少し歩き水深を確保したところでパドル開始。

私は少し掘れているレフトのインサイドにたどり着いた。しばらくセットを待った。ほどなくしてアウトがモリモリと盛り上がり素晴らしい波が目の前でブレイクしていった。レフトには他に一人入っており、その彼が乗るまで少し離れて待つ事に。セットの良い波をつかんで遥か彼方まで走っていったのを確認して次のセットにテイクオフ。それはそれは素晴らしい波でした。

ライトまでパドルしていった麻子が先に入っていた数人のロングボードの方達と楽しそうに話しているのが遠くから見えたので私もライトに近ずいていった。すると彼らは私も良く知る大阪の波乗り一家だった。聞くとこのポイントに惚れ込み波が上がればいつも飛んでくるそう。ローカルの方もこの素晴らしい波でいつもやっているだけあり、とても波乗りが上手く、惚れ惚れするようなラインを描いていました。

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翌日もまだウネリは続き、二日間たっぷりと楽しむ事が出来ました。

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Alex Lopez 5’10のシングルが絶好調の麻子。

私もEllisのエッジとJoshのMonadを堪能いたしました。

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Power Bladeも良いけど少し厚めの波ではこんな感じのフィンも乗りやすく、楽しいです。

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ランチには出雲そばを。

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夕方、波は落ち着いて来ました。

波が小さくなって来たところを見計らってEllisのTri-plane glide 8’0を出動させました。

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最後は麻子と二人きり。

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ありがとうございました、、

その晩は帰りに備えて大阪まで移動。翌朝、たこ焼きと豚まんを食べて

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ちょっと京都に寄り道して

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このご時世。観光客が少なくゆっくりと鑑賞させていただく事が出来ました。

日本の波の良さ、自然の美しさ。人の素晴らしさを再確認できたこの旅。

旅先でお世話になった皆様、ありがとうございました!

夏休み。その1

先週は夏休みをいただきました。

いつもの年ならメキシコやどこか波のよいところへ。今年はコロナの影響で海外へは行けませんので、ゆっくりと国内の波を追いかけてひと時のサーフバム。

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まずは行き慣れた伊豆へ。なかなかの良い波を少ない人数で楽しくシェア出来ました。

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ステイはもちろんVilla Shirahama。

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地元の魚屋さんに頼んだお刺身に

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BBQと。初日から最高です。

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翌朝きっちり日の出に起床。

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Ellisの8’0のエッジボード、Tri-plane glide。様々なフィンをテスト中です。フィンはちょっと前のAlkali Ryan Lovelaceですがかなり調子良し。

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軽めの1ラウンドを楽しんだ後は本来の目的地、四国へ向け爆走。夜、高知に到着。辛うじて屋台餃子で晩酌にありつけましたが、この小さいサイズの餃子がかなり旨し。

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帰りにまた寄る事にしました。

翌朝きっちり夜明け前に起床し河口へ。

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やるかかなり悩みましたが前日の大雨で川の流れが入り、これから潮も上げて来るという事で断念。さらに南下する事に。

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良い波を見つけてJoshのMonad5’11で1ラウンド。

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Monad調子良いですね!最高です。

昨年のOn the edge of a dreamツアーでお世話になったローカルの皆さんと合流するためさらに南下。

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夕方、皆でセッション。

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宿を手配していなかった私たちの為に素敵な部屋を用意してくださいました。

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キッチン付きのこの部屋でその晩は皆さんと地元の美味しい海山の幸をいただきました。楽しすぎて写真が一切ございません、、

翌日から波も徐々に上がり始め。

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地形の決まった無人のピークも発見し通い詰める日々がスタート。

Christian BeamishのOld School Twin6’4

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Beamishならではの独特の乗り味。スピードと軽い動きが最高!

伝説のHoubai Udonマナブさん。

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やりたい放題の上にチューブもメイク!

息子のZenは12歳にしてシングルフィンがお気に入り。1Q9A15811Q9A2124

麻子のAlex Lopez5’10をたいそう気にいっておりました。

JoshやBeamishの短い板でやり込んで疲れてきたら余裕のテイクオフのAndrew “Green”。

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余裕があるので力が抜けて良い波乗りが出来ます。

連日の波乗りで疲れた体には風呂に限ります。

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風呂上がりには炭酸とタンパク質注入。

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そしてまた翌朝、、

もはやサーフボード研究所と化したここ。

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日々波は良くなって行き、ローカルの皆さんと板を取り替えてはサーフィンの日々。

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麻子さんも大満足。

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ベストな波が来た日の夕方、Zen君がエッジに乗ってみたいと。

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波のパワーを感じてとても良いラインで気持ち良さそうに何本も、何本も乗っていました。

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素晴らしい1日でした。

四国5日目。そろそろ次の場所へ?

その2へ続く。

Paul Witzig Trilogy

サーフィンの歴史的な瞬間を数多く捉えたPaul Witzigによる3部作を一つにまとめたTrilogyが入荷いたしました。

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時代は60年代後半から70年代前半オーストラリア。オーストラリア独自に最も進化したロングボードの最終型〜ショートボードの誕生〜多様化するサーフボードのした様子が克明に映し出されています。

まず、1967年作のHot Generation。

ショートボード革命前夜、1966年のノーズライディングの映像からスタート。ショートボードの始まりとされるNat Youngが1966年のサンディエゴでの世界選手権において9’4のMagic Samで優勝するシーンも収められています。また伝説となっているホノルアベイでのNat Young、Bob MctavishがVボトムに乗るシーンは彼らとDick Brewerとの出会いによりショートボード革命が加速して行くきっかけともなりました。

そして1969年Evolution

さらに時代は進み、革命は次の世代へ引き継がれて行きます。天才サーファーWayne Lynchはサーフボードもマニューバーも別の次元へ引き上げました。今見ても素晴らしいそのサーフィン、サーフボードは数多くのシェイパーに影響を与え続けています。Ryan Lovelaceのv.bowlsやJoel TudorがMandalaのManyさんに製作を依頼したClan destinoなど現在でもWayne Lynchの影響が見て取れます。またTed SpencerがGreenough Spoonから影響を受けて造った当時としては極端に短いStand Up Spoonも確実に機能している様子が収められています。

1971年Sea Of Joy

サーフボードデザインはさらにリファインされ深いチューブライディングが可能に。同時に未開の地、まだ見ぬ波への探索が始まりました。ヒッピー文化と同調し、ひげを生やし髪を伸ばし始めたサーファー達は世界の奥地へ。そんな時代を映し出したレイドバックサーファー達必見の作品です。

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またサウンドトラックも映像に合わせて演奏されています。特にSea of joyのサイケデリックなインプロビゼーションはこの作品のもう一つの魅力となっています。

映像は全てデジタルリマスター済み。多くのサーフボードデザイナー達に影響を与え続けているショートボード革命の瞬間を映し出したこの歴史的作品はマストハブ。皆様、ぜひご覧ください。

オンラインショップからもご購入いただけます。https://www.ridesurf.net/product/11800