2020/10/09
Josh Keogh Fins, Liberator 6’10
オーストラリアの老舗フィンカンパニーのSOAR社製、Joshua Keoghのオリジナルテンプレート、フォイルのツインフィン、キールフィンが入荷いたしました。
下からSmall Twin。前回も入荷したJoshならではのかなり小さいTwin Finです。Channelのようなフィンの代わりにスタビリティーを増すような仕掛けがある板にはフィンは小さくても良いというJoshの考え。より速く、回転性も増します。FISHの場合、5ft代半ばくらいまでは板自体がルースですのでキールの様にスピード、ドライブ重視のFinの方がバランス的には合いますが5ft台後半から6ft台となると一般的なFishはストレートラインが伸びますので曲がりにくくなります。そこで回転性を増すためにはTWINと言われる様なMRタイプのフィンを装着すると良い結果が出ます。さらにこのJoshのSmall Twinを付ければポケットでのタイトな動きもできる様になります。
上の写真は6’4のM2。オンフィンですがSmall Twinと同じテンプレート、サイズです。ご覧の様に良く曲がってくれます。
波が胸オーバーのコンディションで思い切り板を傾けてターンすると抜けるんじゃないかと少し不安になってきます。そんなコンディションの時にはフィンの写真中段の今回新発売のレギュラーサイズのTwinが良いでしょう。
スモールツインの新しい世界は魅力的ですが一つしか持たないならばレギュラーの方が良いと思います。普通のサイズのツインをお持ちでしたらぜひスモールをお試しいただきたいです。またJosh曰く「small twinで不安を感じる様ならもっとレールを使うと良いよ。Believe the rail!」とアドバイスしてくれました。
重ねてみるとだいぶサイズが違います。
同時に届いた私のLiberator 6’10 Twinに付けてみました。バッチリな感じです。
今回入荷の6’10 Liberator。
StockもありましたがSoldとなりました。Liberator 6’10につきましてはテストライド後に改めてレポートいたします。
Logo Teeも入荷いたしました!
2021分のカスタムオーダーも開始いたしました。来年も限定本数での製作となります。オーダーはお早めにどうぞ。
2020/10/04
Ryan Lovelace Test Session
先日入荷したカスタムオーダーのRyan Lovelace。
初上陸のFM、定番のThick LizzyとV.bowlsが入荷。
私がオーダーしたThick Lizzyの7’4とFM 6’10も届き、波に恵まれた先日の湘南。3日間乗り倒してきました。
フィンセッティングはこんな感じ。
初日、水曜日の波は最高!まずは麻子がThick Lizzy、私がFMにトライ。
麻子はもの凄いスピードでセクションを走破していました。そのスピードとフィーリングの素晴らしさに感動していました。写真はありませんが潮が引いて波が掘れていた時間帯にはハイラインを疾走していた姿が目に焼き付いています。
FMは写真はありませんがインスタに動画をアップいたしました。ぜひご覧ください。少し厚めな胸くらいの波でしたがカットバックでよく板が回ってくれて気持ちよく乗れました。
FMはワイデストポイントがやや前方にあり少し絞ったテールは美しいシングルフィンのようなアウトライン。ナチュラルなロッカーはパドルスピードも早く、巻きもやや重く仕上げられていますので一度ついたスピードがキープされ、動きもクイック過ぎる事も無く、やや薄めのレールが波のフィーリングを最大限に伝えてくれます。テールに仕掛けられたボトムデザインとフィンシステムによりパワーのある波でもグライドする気持ち良さを保ちながらしっかりマニューバーを刻めます。
Ryanは「FMは波が良い時にオススメでパワーがある波の時にはどれだけハードにレールをプッシュしても板が答えてくれてその素晴らしさにきっと驚くよ」と教えてくれました。他にはなかなかないタイプの板でグライドとマニューバーのバランスが素晴らしい1本です。6 ft台後半ではTappyさんのMOD ThrusterやTravisのWidow Makerなど良い板がたくさんあります。動きの軽さはそれらに譲りますが、グライドする感覚ならFMといえば伝わりやすいかと思います。早く大きな波で試してみたいです。
さて再びThick Lizzy 7’4。波が少し下がった木曜日。
FMよりさらにロッカーがフラットでテイクオフがとても早く、Tri Plane形状のボトムとVの組み合わせで抜群のスピードを誇りつつ、ワイデストポイントがセンターにある事とVによりレールからレールへの切り返しもクイックでノーズの動きが軽い。ナチュラルにコントロールできるミニグライダー。ひたすら気持ち良い板です。余裕があって力が抜けたリラックスした状態で楽しめるのでさらにライディングが良くなります。
レールはRyanらしく薄めでこの板もやはり波のFeelingを存分に伝えてくれます。
翌水曜日はさらにサイズダウン。それでも楽しめるThick Lizzy。もう1本7’8とか7’10位も欲しくなってしまいます。
ハンドシェイプにこだわり多くのバックオーダーを抱えているため1年ほどかかる納期、一旦追いつくため10/9から春までオーダーをストップするとの連絡がRyanから届きました。RIDEでも10/9までオーダーを受け付けます。ぜひご相談ください。
参考に動画もご紹介いたします。ぜひご覧ください。
FM
Thick Lizzy
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2020/09/20
9/22火曜営業のお知らせ
今週9/22火曜日は祝日のため営業いたします!
営業時間は12:00-18:00
皆様のお越しをお待ちしております。
2020/09/20
夏休み。その2。
さて、お世話になった四国は四万十を後にし、波が上がるという予報が出ている日本海を目指す事に。
まずは高知まで移動し、例の餃子を再び堪能し一泊。
翌朝は、仁淀の上流へ。
昨年もお邪魔したこの場所。美しい仁淀ブルーは本当に素晴らしい。
香川丸亀のうどんやさんを経由しながら北上開始。
釜玉、、美味しかったな〜
香川から雄大な大山を眺めながら3時間ほどで日本海に到着。
太平洋に比べ日が沈むのが遅い日本海。まだ日没まで時間に余裕があったので入念にポイントをチェック。この辺りは本当に素晴らしい!リーフブレイクの宝庫。ローカルオンリーのブレイクもあります。
国道から長年の勘を頼りに海の方に向かい、何度か角を曲がるとややメローに綺麗に長い距離に渡ってブレイクしている波が見えた。
もちろん初めての場所。何台か停まっている車のナンバーを見るとビジターも大丈夫なポイントのよう。
恐る恐る車を停めて静かに着替えて護岸にかかったハシゴを頼りに海に降りる。ザクザクとしたリーフの上を少し歩き水深を確保したところでパドル開始。
私は少し掘れているレフトのインサイドにたどり着いた。しばらくセットを待った。ほどなくしてアウトがモリモリと盛り上がり素晴らしい波が目の前でブレイクしていった。レフトには他に一人入っており、その彼が乗るまで少し離れて待つ事に。セットの良い波をつかんで遥か彼方まで走っていったのを確認して次のセットにテイクオフ。それはそれは素晴らしい波でした。
ライトまでパドルしていった麻子が先に入っていた数人のロングボードの方達と楽しそうに話しているのが遠くから見えたので私もライトに近ずいていった。すると彼らは私も良く知る大阪の波乗り一家だった。聞くとこのポイントに惚れ込み波が上がればいつも飛んでくるそう。ローカルの方もこの素晴らしい波でいつもやっているだけあり、とても波乗りが上手く、惚れ惚れするようなラインを描いていました。
翌日もまだウネリは続き、二日間たっぷりと楽しむ事が出来ました。
Alex Lopez 5’10のシングルが絶好調の麻子。
私もEllisのエッジとJoshのMonadを堪能いたしました。
Power Bladeも良いけど少し厚めの波ではこんな感じのフィンも乗りやすく、楽しいです。
ランチには出雲そばを。
夕方、波は落ち着いて来ました。
波が小さくなって来たところを見計らってEllisのTri-plane glide 8’0を出動させました。
最後は麻子と二人きり。
ありがとうございました、、
その晩は帰りに備えて大阪まで移動。翌朝、たこ焼きと豚まんを食べて
ちょっと京都に寄り道して
このご時世。観光客が少なくゆっくりと鑑賞させていただく事が出来ました。
日本の波の良さ、自然の美しさ。人の素晴らしさを再確認できたこの旅。
旅先でお世話になった皆様、ありがとうございました!
2020/09/19
夏休み。その1
先週は夏休みをいただきました。
いつもの年ならメキシコやどこか波のよいところへ。今年はコロナの影響で海外へは行けませんので、ゆっくりと国内の波を追いかけてひと時のサーフバム。
まずは行き慣れた伊豆へ。なかなかの良い波を少ない人数で楽しくシェア出来ました。
ステイはもちろんVilla Shirahama。
地元の魚屋さんに頼んだお刺身に
BBQと。初日から最高です。
翌朝きっちり日の出に起床。
Ellisの8’0のエッジボード、Tri-plane glide。様々なフィンをテスト中です。フィンはちょっと前のAlkali Ryan Lovelaceですがかなり調子良し。
軽めの1ラウンドを楽しんだ後は本来の目的地、四国へ向け爆走。夜、高知に到着。辛うじて屋台餃子で晩酌にありつけましたが、この小さいサイズの餃子がかなり旨し。
帰りにまた寄る事にしました。
翌朝きっちり夜明け前に起床し河口へ。
やるかかなり悩みましたが前日の大雨で川の流れが入り、これから潮も上げて来るという事で断念。さらに南下する事に。
良い波を見つけてJoshのMonad5’11で1ラウンド。
Monad調子良いですね!最高です。
昨年のOn the edge of a dreamツアーでお世話になったローカルの皆さんと合流するためさらに南下。
夕方、皆でセッション。
宿を手配していなかった私たちの為に素敵な部屋を用意してくださいました。
キッチン付きのこの部屋でその晩は皆さんと地元の美味しい海山の幸をいただきました。楽しすぎて写真が一切ございません、、
翌日から波も徐々に上がり始め。
地形の決まった無人のピークも発見し通い詰める日々がスタート。
Christian BeamishのOld School Twin6’4
Beamishならではの独特の乗り味。スピードと軽い動きが最高!
伝説のHoubai Udonマナブさん。
やりたい放題の上にチューブもメイク!
息子のZenは12歳にしてシングルフィンがお気に入り。
麻子のAlex Lopez5’10をたいそう気にいっておりました。
JoshやBeamishの短い板でやり込んで疲れてきたら余裕のテイクオフのAndrew “Green”。
余裕があるので力が抜けて良い波乗りが出来ます。
連日の波乗りで疲れた体には風呂に限ります。
風呂上がりには炭酸とタンパク質注入。
そしてまた翌朝、、
もはやサーフボード研究所と化したここ。
日々波は良くなって行き、ローカルの皆さんと板を取り替えてはサーフィンの日々。
麻子さんも大満足。
ベストな波が来た日の夕方、Zen君がエッジに乗ってみたいと。
波のパワーを感じてとても良いラインで気持ち良さそうに何本も、何本も乗っていました。
素晴らしい1日でした。
四国5日目。そろそろ次の場所へ?
その2へ続く。
2020/09/09
Paul Witzig Trilogy
サーフィンの歴史的な瞬間を数多く捉えたPaul Witzigによる3部作を一つにまとめたTrilogyが入荷いたしました。
時代は60年代後半から70年代前半オーストラリア。オーストラリア独自に最も進化したロングボードの最終型〜ショートボードの誕生〜多様化するサーフボードのした様子が克明に映し出されています。
まず、1967年作のHot Generation。
ショートボード革命前夜、1966年のノーズライディングの映像からスタート。ショートボードの始まりとされるNat Youngが1966年のサンディエゴでの世界選手権において9’4のMagic Samで優勝するシーンも収められています。また伝説となっているホノルアベイでのNat Young、Bob MctavishがVボトムに乗るシーンは彼らとDick Brewerとの出会いによりショートボード革命が加速して行くきっかけともなりました。
そして1969年Evolution
さらに時代は進み、革命は次の世代へ引き継がれて行きます。天才サーファーWayne Lynchはサーフボードもマニューバーも別の次元へ引き上げました。今見ても素晴らしいそのサーフィン、サーフボードは数多くのシェイパーに影響を与え続けています。Ryan Lovelaceのv.bowlsやJoel TudorがMandalaのManyさんに製作を依頼したClan destinoなど現在でもWayne Lynchの影響が見て取れます。またTed SpencerがGreenough Spoonから影響を受けて造った当時としては極端に短いStand Up Spoonも確実に機能している様子が収められています。
1971年Sea Of Joy
サーフボードデザインはさらにリファインされ深いチューブライディングが可能に。同時に未開の地、まだ見ぬ波への探索が始まりました。ヒッピー文化と同調し、ひげを生やし髪を伸ばし始めたサーファー達は世界の奥地へ。そんな時代を映し出したレイドバックサーファー達必見の作品です。
またサウンドトラックも映像に合わせて演奏されています。特にSea of joyのサイケデリックなインプロビゼーションはこの作品のもう一つの魅力となっています。
映像は全てデジタルリマスター済み。多くのサーフボードデザイナー達に影響を与え続けているショートボード革命の瞬間を映し出したこの歴史的作品はマストハブ。皆様、ぜひご覧ください。
オンラインショップからもご購入いただけます。https://www.ridesurf.net/product/11800
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2020/09/09
台風9.10号
各地で良い波が続いた9号、10号
9号湘南某所
この日はTappy Records MOD Thruster6’8が絶好調。
コントロールがしやすくスピードもチャンネルにより抜群。バックサイドも苦になりません。
Christian BeamishのOld School Fish6’4は20インチと普段私が乗るいたとしては細めですが、謎のテイクオフの速さ。
ターンもタイトに決まります。Alkaliの両面フォイル限定ツインが最高にマッチします。
波乗りが若返りました。
抜けた後は千葉へ。
スタッフりょうたはTravisのVaquero7’6が超お気に入り。
私は、良い波で真価を発揮するJosh KeoghのR-19channel twin。
10号はさらにサイズアップ。土曜は湘南某所で。
久しぶりの迫力ある波でできました。RUも登場。
私は安心のPavel Race Tracker6’10でやりました。
翌日曜はマックスサイズでした。
水量の多い大きな波でも確実にドロップを決めてくれるNealさんの7’4single。
またまたRio君に遭遇。
前日もこの日も7’2のチャンネルクアッド。波乗りを見る限りかなり調子が良さそうなこのモデル。その場でオーダーしてしまいました、、
各地でまだまだ続きそうですね!
2020/08/26
Ellis Ericson Tri-Plane Glide 8’0
Ellis Ericson Surfboardsのニューモデルエッジボード、Tri-Plane GlideのProto Typeが出来上がりました。
レールコンケーブがテールへ向けて早めに収束しテールコントロールでエッジが引っかからないようにデザインされているのはHot Wire Redと同じ。
センターパネルはテールにかけてVボトム。水を切って進むスピードは速く、切り返しも早そう。
FinはTrue AmesのG.G High Speed Fin 8.9か9.25をオススメしています。
先日ショートトリップに出かけ早速テストライドいたしました。
まず驚くのはパドリングのスピード。おそらく今まで乗った数ある板の中でも最速の感触です。滑り出しの早さも別格、、
この日はスモールで速い波でしたが物凄いスピードでどんどん波の前に前にと押し出してくれます。
速いだけでなく方向転換もイージーです。少し後ろにステップバックし、板を傾ければナチュラルにノーズが向きを変えてくれます。
真っ平らなセクションもしゃがめばスルスルと乗り繋げ、最後のセクションもスピードに乗ってバッチリ当て込んでフィニッシュ。
G.G High speed finも相性バッチリでこの板の動き。
楽しくてしょうがないです、、
リーフブレイクで押しのある腹胸くらいでも試しましたがもう最高。スピード、グライド、コントロール感は素晴らしいものでした。
スタッフ皆も虜に。日が暮れてもなお上がって来ません、、
9月シェイプ分のオーダーにまだ若干の余裕がございますが、規定の数量に達した時点で次回12月シェイプとなりますのでぜひお早めにご相談ください。
カラーは基本の10色からお選びいただけます。
カラーの入れ方は3タイプ。
ボトムのセンタープレインパネルに上記のカラーからお選びいただきデッキはクリアー。
デッキに上記からカラーをお選びいただきボトムにホワイトオペーク。
デッキ、ボトムで2カラーも可能でカラーの組み合わせはボトムxトップでDark Olive x Sage, Chocolate Brown x Beige, Slate x Steel Blue, Dark Red x Mustardの4組となります。プロトタイプはChocolate Brown x Beigeです。
ご相談、お見積りなど柴田までお気軽にどうぞ。
2020/08/26
Stephanie Gilmore/Gerry Lopez
VIDEO
Alex Lopezシェイプもオーダー可能です!
2020/08/16
What are you shaping for..
昨年のOn the edge of a dream Japanツアーを共に旅したKeitaさんから新しいショートムービーが届きました。
Andrew Kidmanのシェイピングフィロソフィーを感じます。ぜひご覧ください。