2022/09/03
Design Experiment Vol.5
5作目を迎えるDesign Experimentシリーズ。
今回はついにTappy登場!今年57歳の柴田、56歳のTappyと大目にみて下さいね。
YointのDecafはとにかく速くてクイックに操作出来ます。今回の Decafは5’6で幅22 厚みは2 1/2というディメンション。普段はこんなに薄い板で5’6は乗れませんがなぜかDecafなら大丈夫。
6’2のAndrewシェイプのDream Boardも良い動きしています。こちらも実寸で幅はほぼ22。ながら早い切り返しでターンでは板も良く立ちます。ロールからVが効いています。スピードも素晴らしい。
TappyのScream6’4は正太郎が乗るとミッドのように見えますが私ならショートレングスの感じになります。ニューモデルとして開発中のS-edge Quadも初お披露目。Screamに引き続き正太郎のアイデアでシェイプされました。私も乗りましたがかなり調子良い。速さと動きの素直さ、レールの切り返しの速さが動画から見て取れます。ダイアモンドならさらにテールの浮力が出て幅広い波に対応できそう。
私、柴田とTappyのお気に入りのアンダーグラウンド日本人シェイパーのハルxシモンズツインも、、
さて映像は柴田と正太郎が撮影。コンセプト、選曲は柴田。編集は一宮でライドのデモボードレンタル、サーフセッション、撮影編集サービスなど新たなサービスを開始する正太郎が担当しています。このムービーシリーズに登場しているEllisやJosh, Andrew, Mackieさんをはじめ国内外の様々のシェイパーが削った板を試せるサービスが始まります。 @enthu_officialをぜひチェックお願い致します。
2022/01/23
Movie “Earth Ball ” by Andrew Kidman
Andrew KidmanからニュームービーをRIDEの皆さんにシェアして欲しいと連絡が来ました。海洋プラスチックごみ問題についてのAndrew からのメッセージです。
地球=神。地球型のビーチボールが神様の化身となりヨーロッパ、北欧、オーストラリア、NY、四国に流れ着き各地のローカルキッズやStephanie Gilmore、Sam Yoon、Joe Falconeといったレジェンド達と触れ合うと言うストーリー。
2年前半前の来日時に撮ったと思われる台風後の四国平野ビーチでのシーンも出て来ます。
来日の際にもいつも各ビーチでいつもゴミを拾っていたAndrewの姿が思い起こされます。
ぜひご覧になり地球の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
ムービーは以下のリンクからご覧いただけます。
https://vimeo.com/667475925
2021/07/05
Design Experiment Vol.1
RIDEsurf+sport Presents Design Experiment Vol.1公開いたしました。
SURFER:Seitaro Nakano, Koji Shibata
SURFBOARDS
Joshua Keogh: Liberator Twin6’10, Monad5’11
Tappy Record: Glass Fish5’4, Mod Thruster6’8
Andrew Kidman:Long Fish6’10, Green6’9 1/2
MUSIC: We’d blissed you out/Blissed
FILM/EDIT: Allen Mori
興味深いサーフデザインの数々を検証してい今シリーズの第一弾。 千葉の一宮をホームとしTappy Recordのテストライダーを務めるSeitaroがまずAndrewのエッジボード”Green”に乗り6’9 1/2とは思えない軽快な動きとエッジならではのスピードでフローする。素晴らしい乗り繋ぎ性能を見せるAndrew Long Fish6’10はスモールにおいても抜群のスピードで柴田のようなAged Surferにも楽しめる板だ。 オレンジのTappy Glass Fish5’4でリッピングを繰り返すSeitaro。Classic Twin Keelとは思えないその性能の高さが伺える。 Joshの5’11FishはSeitaroにとってはミッドレンジのような余裕がありながらコントロール性能も抜群。柴田は6’10のJoshのLiberator Twinがお気に入り。謎に早いテイクオフがJoshの板の共通の特徴。 最後はTappy Recordの6’8 MOD Thruster。4チャンネル入りながら絞り込んだテールとトライフィンで爆発的なスピードにコントロール性能が高次元でミックスされた一本。フィンはT.WのTri finをセット。Twin Plus Oneでよりルースな動きを味わうのも良し。 音楽はToshizo Shiraishi率いるBlissed。
お楽しみください。
2021/05/27
new movie project
RIDE Movie Projectが密かに進行中です。
RIDEで扱う様々なシェイパーのデモボードでのセッションの様子をムービーにてご紹介していくこの企画。幅広いジャンルの板を乗りこなす中野正太郎君をメインキャストにゲストライダーの登場も。
RIDEブログのファンの皆様にいち早くその模様をご紹介いたします。
カメラマンはアレン森。
今回はJoshua Keogh, Tappy Record, Andrew Kidmanをフィーチャー。
フレームグラブを少しご紹介。
Tappy Record 6’8 mod thruster 4channel
Tappy Record 5’4 glass fish
Asako
Joshua Keogh 6’10 Liberator。私も少し登場いたします。
Joshua Keogh 5’11 monad
Joshua Keogh 7’6 Liberator Ryota Yamamoto
WAXは全編通してGood Surf Wax を使用しています。
Andrew Kidman Long fish 6’10
Andrew Kidman 6’10 Green
完成まで時間がかかりそうですが楽しみにお待ちください!
2021/03/20
Surfboards Research Session 1.
先日の千葉某所。Medium The Brand の伊藤勝則代表と第一回のテストセッションをこっそり開催。
ショートレングスを試すのには絶好のコンディション。
Ellis Ericson Hotwire Red 5’11 / Katsunori Ito
エッジならではの物凄いスピードから深いボトムターン、リップ、チューブとやり放題です。テール幅が広くEPSの独特の浮力& Edgeでプッシュするのに少しコツがあり慣れるまで少し時間はかかるはずなのにすぐアジャストするあたり流石です。Hotwire Redらしいラディカルな波乗りになっています。
Joshua Keogh Monad 5’11 / Katsunori Ito
最早ロングボードの様な滑り出しからのクイックなファーストターンも決まります。
スナップする様なカットバックで取り回しの良さが確認できます。
早いセクションも高速でマニューバー。
5’11のFishでこの動きは反則です。 FinはキールではなくJoshのレギュラーサイズ。
Andrew Kidman GREEN 6’10 / Koji Shibata
サイズは小さくとも次々と出てくるやや掘れたセクションに置いていかれる事なく波の良いところを走ってくれます。気持ち良いです〜
先日Katsuくんが店に来てくれた時にこの板に興味を持っていただきました。「乗って見たいな〜」と言っていたのがきっかけでこの会を開催。この日、最初にGREENを試乗。私も海に入っていましたので残念ながら写真はありませんが余裕のテイクオフからボトムに降りきり深いボトムターンから走り抜ける様なリッピング、ラウンドハウスカットバックを一つの波で何度も繰り返し遥か彼方まで乗り継いでいく様が脳裏に焼き付いています。本人もストークしきりの模様でした。
Medium RPM 5’6 / Katsunori Ito
陸から見ていて波乗りが豹変したと感じたのがこのRPM。長さの違いもありますが最も軽快に走り生き生きとした波乗りを披露していました。
潮が引いて来てだいぶ波も早くなって来た時間帯を物ともせず超高速アップスーンダウンからリッピング、ラウンドハウスカットバック、スナップと自由度位の高いマニューバーを深いトラックを刻みながら繰り出していました。狭いスペースのポケットの中でもTappyシェイプのツインザーはレールがしっかり入り、ドライブしながらカーブしているのが印象的でした。開発段階でテールエリアのレール、エッジを改良し、特徴を持たせた事で可能になったマニューバーだそう。実は私も少し大きめでオーダーしてしまいました。
研究会、次回はミッドレングスの予定??
2021/03/12
Andrew Kidman Shape
Andrewへカスタムオーダーしていた板が先日届きました。
一番左が “Pink”。右三本が ”Green”。どの板もオーダー主のご要望に合わせてそれぞれカスタマイズされ、フルハンドシェイプされます。先日ご紹介したムービー “What asr you shaping for”でもマシンシェイプ、大量生産されるサーフボードについてのアンチな姿勢を暗に訴えているアンドリュー。LitmusやGlass Loveを見て育った私には実にしっくりくる感じです。今頃この板達を手にされた皆さんもストークの雄叫びを上げて楽しんでいるのではと想像してしまいます。
アンドリューの板が私の波乗り人生に欠かせなくなってしまったのはOn The Edge Of a Dream Japan Tour以来。それ以前も彼が削ったサーフボードは試したことはあったのですがそのボリュームに負けて楽しめなかったのが正直なところ。このツアーに彼が持ち込んだオリジナルのGreenやPinkに乗りストークし、感銘を受けたのが始まり。ツアー中は最初の2日間の四国を除けば普段のスモールサイズ。その中でも特に”Green”はエッジボード特有の快感を伴ってその威力を発揮し続けました。
四国初日、陽が暮れた後のチューブセッション。
二日目の素晴らしい波。
2週間のツアー中に日本各地の様々なポイントでテストライドを繰り返し相談しながら私の板をオーダーすることが出来ました。体格もアンドリューとほぼ同じ私にはこの6’10のファーストシェイプと全く同じ板が良いという結論になりました。
数ヶ月後、届いた板を各地でテストライド。
四国の海にも里帰り。テイクオフが非常に早いので余裕を持った波乗りが楽しめます。
湘南某所でもものすごいスピードを記録。
やや大きな波でもコントロール性能に長けたピンテールに二枚のGephart Finが最高です。
スモールサイズやバックサイドも最高です。
ついつい車に積んでしまう一本。
板にはシェイプサインの他に、聞きながら削ったミュージシャンとアルバムのタイトルを書き込んでくれます。
実は私、先日Long Fishをオーダーしました。どうやらNeal Young / After The Gold Rushを聞きながらシェイプしたようです。
日本ツアー中、常に助手席に座ってくれたアンドリューに様々な板やフィンについての意見を聞きながら旅をして回ったのでした。
その時によく話になったのがFishについて。Skip Fryeとも交流が深く、何本もSkipの板を試してきたAndrew。LitmusやGlass Loveの制作過程でDerek HyndやTom Curren達と共にFishについて研究を重ねていた時の話を遠い目をしながら語ってくれました。
現在もエッジボードの進化は止まりませんが、Ellisと共にある一定の成果は上がっています。そんなタイミングで先日AndrewにFishを削ってくれるか?と頼んだのです。今回お願いしたのは6’10のLong Fish。
ツアー中にもよく話題にしたのが長めのフィッシュのターンの難しさについて。「テールを絞ったのは良いがトライフィンはいただけない。3枚のフィンを取ってツインをあらためてグラスオンしたよ。その板を見てSkipはオーマイゴッ◯と嘆いていたけどね」と語っていたアンドリュー、、
今回の私のリクエストはナチュラルなコントロール性能も備えた速いFish。アンドリューは数日考えて返事をくれました。「よし。スキップの調子良い板があるからそのテンプレート、フォイルで行こう。でフィンをFutureにして色々試してみよう。」
Futureは少し寂しいけどまー俺のリクエストが機能寄りだからしょうがないか。とOKをだした数日後。「本当にFutureで良いか?Gephartで回転性が上がる良いテンプレートのプライウッドのフィンがあるからそれにしないか?」と。何かを察したAndrewから救いのメールが。「Sure!」という事で下の画像のようになりました。
後ろに立てかけてあるグリーンのFrye Fishが元ネタ。
これからMishさんのArtを入れてもらい、偉大なるMoさんがグラスして完成します。届いて海に浮かべるのが楽しみでしょうがありません。
サーフィンのヒストリーとアンドリューの経験が詰まった大切な一本を当店を通じて皆様にご紹介できることを誇りに思います。アンドリューは今年は35本しか削らないと言っています。ぜひお早めにご相談ください。
Always Off Shoreヘアのアンドリューと。
2020/09/19
夏休み。その1
先週は夏休みをいただきました。
いつもの年ならメキシコやどこか波のよいところへ。今年はコロナの影響で海外へは行けませんので、ゆっくりと国内の波を追いかけてひと時のサーフバム。
まずは行き慣れた伊豆へ。なかなかの良い波を少ない人数で楽しくシェア出来ました。
ステイはもちろんVilla Shirahama。
地元の魚屋さんに頼んだお刺身に
BBQと。初日から最高です。
翌朝きっちり日の出に起床。
Ellisの8’0のエッジボード、Tri-plane glide。様々なフィンをテスト中です。フィンはちょっと前のAlkali Ryan Lovelaceですがかなり調子良し。
軽めの1ラウンドを楽しんだ後は本来の目的地、四国へ向け爆走。夜、高知に到着。辛うじて屋台餃子で晩酌にありつけましたが、この小さいサイズの餃子がかなり旨し。
帰りにまた寄る事にしました。
翌朝きっちり夜明け前に起床し河口へ。
やるかかなり悩みましたが前日の大雨で川の流れが入り、これから潮も上げて来るという事で断念。さらに南下する事に。
良い波を見つけてJoshのMonad5’11で1ラウンド。
Monad調子良いですね!最高です。
昨年のOn the edge of a dreamツアーでお世話になったローカルの皆さんと合流するためさらに南下。
夕方、皆でセッション。
宿を手配していなかった私たちの為に素敵な部屋を用意してくださいました。
キッチン付きのこの部屋でその晩は皆さんと地元の美味しい海山の幸をいただきました。楽しすぎて写真が一切ございません、、
翌日から波も徐々に上がり始め。
地形の決まった無人のピークも発見し通い詰める日々がスタート。
Christian BeamishのOld School Twin6’4
Beamishならではの独特の乗り味。スピードと軽い動きが最高!
伝説のHoubai Udonマナブさん。
やりたい放題の上にチューブもメイク!
息子のZenは12歳にしてシングルフィンがお気に入り。
麻子のAlex Lopez5’10をたいそう気にいっておりました。
JoshやBeamishの短い板でやり込んで疲れてきたら余裕のテイクオフのAndrew “Green”。
余裕があるので力が抜けて良い波乗りが出来ます。
連日の波乗りで疲れた体には風呂に限ります。
風呂上がりには炭酸とタンパク質注入。
そしてまた翌朝、、
もはやサーフボード研究所と化したここ。
日々波は良くなって行き、ローカルの皆さんと板を取り替えてはサーフィンの日々。
麻子さんも大満足。
ベストな波が来た日の夕方、Zen君がエッジに乗ってみたいと。
波のパワーを感じてとても良いラインで気持ち良さそうに何本も、何本も乗っていました。
素晴らしい1日でした。
四国5日目。そろそろ次の場所へ?
その2へ続く。
2020/07/18
3days trip to South
久しぶりのサーフトリップ。
毎年この時期訪れるようになったここ。梅雨末期の大雨で河口の地形がきまり梅雨明けとともの張り出す太平洋高気圧のヘリに沿って届くと東のうねりが期待できます。
今年は例年以上の良い地形が待っていました。うねりは前線により小さめ。それでもこのような素晴らしい波が待っていてくれました。
長い1ラウンドを予感してGood Surf WaxのSoftをしっかり目に塗って合流してパドルアウト。
今回私たちは3名のスタッフ研修も兼ねた旅。人数が多い時はまずは全員では入りません。先発隊が入ったところを私がシューティング。
麻子は無人の時以外はピークには行きません。手前や端でじっと待ち密かに自分で見つけた良い波を楽しんでいます。
Travis Reynoldsが日本に来てくれた時に相談しながら八王子で一緒にシェイプした1本、VaqueroのアウトラインにHot ButterとFresh Juiceのボトムをブレンドした6’10はお気に入り。テイクオフも早く前に立てばハルのように速く、テールコントロールもイージー。
S&Yの安田さんはAndrewのエッジ、Greenの6’9をテストライド。ファーストライドからまるで自分の板のように馴染んで、誰もが見とれるような素晴らしいラインを披露していました。
途中の厚くなるセクションを事前に察知しうまくカットバックすればその後のインサイドセクションまで繋いで100Mを超える飛距離が出ます。
皆で板をシェアし、お互いに板の性能を確認し合う。どの板がどんな波に合うのか、どのように乗ると機能を発揮するのか、フィンセッティングなど、、しっかりと確認できました。
二日目、三日目は波は少し小さくなり昼の時間には面ツルの良い波で貸し切りタイムを楽しむことができました。
私がこの旅を通してのいちばんのお気に入りはThomasのHull7’0。皆さんThomasのハルにはあまりピンとこないかと思いますが実は隠れた名機。アウトラインはとてもナチュラルなEggの感じ。ボトムは少し緩めの控えめなコンベックス。レールもナイフィーではなくややシフト。こうなるとハル味は薄め?とハルフリークの方は思われるかと思いますがこれがしっかりハルなんです。スリッピーに滑る感じ、スルスルとどこまでも滑って行く感じ、Sデッキのフィーリングも素晴らしいバランスのとれた板です。嬉しいのはその操作性。今回、長く乗り繋ぐのには途中のセクションでは細かいトリムも必要になる波。そんなセクションもイージーな操作性が役立ち、ロングボードでもなかなかにおり繋げない満潮の厚いセクションも7’0にも関わらず何度も乗り繋ぐ事が出来ました。
今回持ち込んだ板は全部で12本。スタッフ全員での旅で皆さんにフィードバックできるサーフボード、フィンのストーリーがまたアップデートされました。
ぜひ店頭で色々とお話ししましょう!
海で、鳥万でご一緒した皆様、ありがとうございました。
special thanks to S&Y workshop
2020/05/10
Road Trip In Japan
昨年11月にAndrew Kidman, Ellis Ericsonを迎えて行ったOn The Edge of a Dream Japan Tour。
2週間の旅をぎゅっと凝縮したムービー。通訳として同行してくれたKeita君による作品です。ぜひお家時間にお楽しみください。