2022/07/06
Design Experiment Vol.4 with Ellis Ericson
ユニークなサーフボードデザインをムービーにて紹介していく私たちのオリジナル映像シリーズの第4弾をリリースいたしました!
今回のムービーではEllis Ericsonの新たなデザインChain Rail Quad 5’5 x 20 3/4。
そして人気のエッジボードTri-Plane Glide7’10にエリス自らが乗っています。音楽もエリスによる演奏。撮影編集はZack BalangことKeita君。
パワフルな波でタイトにターンし、グリップの効いたドライブ、ハイラインでチューブインと素晴らしく機能している5’5。日本でもいつもあるようなコンディションで自在にトリムコントロールしトップスピードへはあっという間。ふらっとも乗りつなぎ、7’10とは思えないコントロース性能を見せるTPG。ぜひ映像をご覧ください。
2021/03/25
Ellis Edgeの威力
Ellis Ericsonがブランクスから製作しフルハンドシェイプするエッジボード。
今回は長めのサイズの魅力を探ります。
まずは一番人気の8’0 Tri-Plane Glide。
エッジボードの威力はテイクオフの早さから発揮されます。接水面が少ないので抵抗無くスルスルと進んでくれます。
トップスピードに乗るのもあっという間ですのでブレイクが速い波でも他のデザインに比べ有利に働きます。
小さな力のない波からも最大限の推進力を生み出し、
こんなショルダーが逃げていく様な波でもどんどん前に出てくれますので気がつけばとんでもない飛距離を叩き出してくれます。
ノーズ幅はやや狭く、薄くシェイプされています。ややピギーなアウトラインも手伝って頭の動きは軽く8’0には感じません。ターンやストールもイージー。レールは浮上している部分が多いので引っかかりも無くスイングします。
こんな事もやり易い。
下のO君のターンは7’2位に見えますがこれも8’0。
下は7’0のFirst Model。
photo:Kentaro Yokota
初めてエリスのエッジに乗った日です。正直衝撃を受けました。少し掘れたところから行きましたがシングルフィンとは思えない安定のテイクオフはエッジが斜面に噛みトレースしてくれるから。スピードも素晴らしくスープアプローチもご覧の通り、安定したハイスピードで泡を駆け上がり新しいマニューバーも楽しめます。
8’0同様、7’0はスモールから楽しめます。しかし本領を発揮するのは台風などのパワフルな波。
少し厚めなリーフブレイクですが水量がありパワーがありますので一つ上のギアに入りスピードによる浮上感を伴い動きも軽くなりより自由なマニューバーを刻み始めます。バックサイドのリーフブレイクでも驚きの性能を発揮してくれます。フィンは大きな波ではパワーブレイドの8.2や 8.5の硬めなノーマルフレックスもおすすめです。
一本あればかなりの幅を持って楽しめる8’0と7’0。スモール中心に考えれば8’0。大きな波も考慮すれば7’0。どちらも欲しくなってしまいます、、
4月末から5月はじめの次回限定本数シェイプ。7〜8月に出来上がり予定です。夏のトリップ用にぜひ。オーダーをお待ちしております。
2021/02/22
What are you shaping for
Byron Bay在住のKeita Ikawaの作品。
Andrew, Ellisのエッジボードでのライディングも素晴らしい。
「カスタムが全て。でなきゃ何のために削るんだ?」是非ご覧ください。
2020/07/10
Ellis Ericsonブランクス到着
先日Ellisがシェイプしたばかりのブランクスが届きました。
几帳面なエリスならではの丁寧な梱包で削り終えたブランクスのまま日本に届きます。
そしてこれから世界に誇る日本の職人によりラミネートに入ります。開梱の瞬間はとてもドキドキします。
下の板は5’8のHotwire Red
何度かご紹介している私の5’11と同様広めのテールにワイデストポイントが少し後方でかなりルースな動きが期待出来ます。ノーズはややスクエアー気味。
上は同じくHotwire Redの最長レングス6’3。
ワイデストポイントポイントはセンターあたりでテールは幅は短めのレングスに比べ少し狭くなります。バランスの良いプロポーションです。
Hotwire Redのレングス展開は5’5, 5’8, 5’11, 6’3。長さによりそれぞれ違った性格が与えられています。Ellisらしい細かい設定になっています。フルハンドシェイプならではのオーダー主への細かいアジャストを施してあります。
そして今回テストボードとして8’0を送ってきてくれました。
ミニグライダーのイメージです。すでにエリスはオーストラリアでテストを重ねていて毎回興奮した様子でその結果をレポートして来てくれています。この板は来日経験もあるエリスが日本の波を考え、また自分のリクエストも取り入れてくれたエリスの同じ8’0よりやや幅広目なシェイプ。彼も経験した事の無いようなのないスピードで波から波へと乗りつないでいけるそうです。私もグラスが終わりましたら乗り込んでみようと思います。テスト後、オーダーを受け付けたいと考えています。
そして今回は初めてストックボードもございます。6’2のファーストモデルが2本と5’11のHotwire Redが1本。ご予約も承ります。出来上がりは8月末ごろ。
次回のシェイプは9月。日本に届きグラスが終わりお渡しできるのは10月末から11月くらいになると思います。
皆様からのオーダー、受け付けております。柴田までご相談ください。
日本語字幕DVD付きのBook “On The Edge Of a Dream”も再入荷いたしました。
2500部限定、シリアルナンバー入りです。
エリス、アンドリュー、ボー・フォスターらの波乗りに痺れます。もちろんエッジを始め様々なサーフボードデザインについての知識も深まります。
ぜひご覧ください。オンラインショップからもご購入いただけます。https://www.ridesurf.net/product/10977
2020/06/30
Ellis Ericson
Ellis Ericsonのライディングレベルに驚きます。
VIDEO
このライディングを実現するためのエリスシェイプ。この板にも採用されている未来から来たかの様なエッジコンセプトは実は1970年にはグリノー氏により発明されています。私たちのライディングをもネクストレベルに引き上げて新たな感覚を味あわせてくれるエリスシェイプ。オーダー可能です。ぜひ!
2020/04/22
Ellis Ericson Surfboards
Ellis Ericson SurfboardsのニューモデルHot Wire Redのオーダーが可能となりました。大げさでなく次元の違う乗り味。ぜひ皆様に試していただきたい板です。
と、その前にまずファーストモデルの話から。RIDEでEllisの板を扱うことが決まり、昨年11月On The Edge Of A Dreamツアーで日本を巡ることになったエリスと私そしてアンドリュー。そのツアーに間に合わせるためにオーストラリアで急遽シェイプし日本でグラスしたのがファーストモデルの6’2と6’6。ツアー前半は四国のリバーマウスで素晴らしいチューブ波に恵まれました。私にもその素晴らしく美しい波を楽しむことができたのはまさにそのエッジボードのおかげでした。
既存のブランクスからは削ることが難しいグリノーのロッカーを忠実に再現するために、電熱線で巨大なEPSの塊からスライスして自前のブランクスを作るところから始まるこのモデル。前足の少し前に強いカーブを備えテールにかけては真っ直ぐと言う独自のスピードロッカーがあらゆるコンディションで優位性を発揮します。小波での速さも驚きますが、パワーのある速い波でその本領を発揮します。テイクオフを躊躇するような掘れたところからもエッジが効き安定してスッと板が走り出し、波が巻いてきたときにはすでにズッポリと言う、、他の板ではなかなか板が降りていかず真っ逆さまか、波に置いていかれるようなコンディションでこのモデルならではの威力を発揮します。
この時はEllisは6’2、私は6’6
他の板では考えられないハイラインも抵抗感なく走って行きます。
ダウンザラインのスピード抜群のファーストモデル。異次元の高速クルーズを楽しみたい方やHullがお好きな方にもこのファーストモデルがおすすめ。
さて本題のニューモデルHot Wire Redですが、ムービー、On the edge of a dreamはご覧いただけたでしょうか?ラストシーンでエリスがものすごい波乗りを披露していたあの白い板です。
こちらのモデルは細身ではあるが丸いノーズにテール幅は広め、厚みもあります。ワイデストポイントが後方に下がり、スイングウェイトも軽くなり、パワフルでアグレッシブなアクションが可能です。アウトラインのテンプレートには歴史が証明しているGreenoughのSpoonのものが使われています。こちらが本物のSpoonテンプレート。
ちなみに丸いノーズはグリノーの考えによるとスピードが出たときに最も機能するデザインだそうです。例えば高速で走っている車の窓から平手を出すと風に煽られてしまいますが拳を握ると安定して突き進んで行きます。そんなグリノーにとっては常識であることも私達には驚きです。
ロッカーはエリスのオリジナル。ハイレベルなパフォーマンスサーフィンを目指すエリスが理想とする波乗りをするためにチューンされています。前足からテールエンドまでスムーズに付いたロッカーは通常のショートレングスのようなテールコントロールが可能です。
また、エッジはテールに向かって早めに収束し、広いテールエリアを持ちますのでピヴォットターン時の引っかかりもなく、パフォーマンスサーフィン向けではありますが広いテールが波の力を受け、テイクオフの早さも犠牲にはしていません。
上がファーストモデル。下がHot Wire Red
日本でのテスト結果も最高。スモールでも楽しく、自由なマニューバーを選べ、スピードも抜群。パワーが出て掘れて来る波では勢いを増し、更なるライブリーフィーリングを発揮します。
レングスは普段お乗りのFishと同じようなサイズを選ぶと良いかと思います。ちなみにEllisは5’5。私は5’11を使用しております。
レングス展開は5’5〜6’0で1インチ刻みでのオーダーが可能です。
フィンはFirst Modelと同じPower Blade7.8、エリス特注45mmフレックスがオプションとなります(フィンのみの販売はございません)。
カラーはデッキクリアー、ボトムのパネルにレジンカラーが基本になりますが今回より、ボトムにホワイトオペーク、デッキにレジンカラーもオーダー可能になりました。またトップボトムの2カラーも可能です。その際、ボトムは透け感のないオペークカラーになります。カラーは下の10色から。
Ellis Ericson Surfboards、現在7月から8月納品予定分のカスタムオーダーを承ります。締め切りは4月末日。 ぜひ皆様からのオーダーをお待ちしております。
お問い合わせはお電話かメールにて柴田までどうぞ。
RIDEsurf+sport
042-656-1973 (5/6まで13-18時まで)
info@ridesurf.com
2019/11/17
Ellis Ericson Edge Board
Ellis Ericsonが5年の研究期間を経てついに完成させたEdge Board。先日のOn The Edge Of A Dreamツアーでムービーをご覧いただいた方々にはその衝撃的な性能の高さとここに至るまでの1967年Greenough Velo Spoonからの歴史もご理解いただいたのではないかと思います。巷でよく言われる変態ボードと呼ぶのはお門違いな、スピードとコントロール性能と言う本質を追求した結果のデザインです。
今回custom orderの二本が素晴らしいクオリティーで出来上がりました。
ブランクスの大きな塊からGeorgeと作ったロッカーテンプレートに沿ってhot wireと彼らが呼んでいる電熱線でスライスする所から始まり、時間と手間をかけてhand shapeした芸術品と呼べるシェイプドブランクスを丁寧に梱包して日本へ発送。日本でグラス。先日の来日でエリスはファクトリーにも足を運び、日本のグラス技術に驚くとともにさらなる高みを目指すためのミーティングを致しました。
その結果の今回の仕上がり。とにかくしっかりとエッジを立てつつ、よどみのない綺麗なカーブでラインを繋いでいくのは至難の技。しかるべき技術を持った職人が通常のサーフボードの何倍もの時間をかけてやっと出来上がると言う1本になっています。
さらにフィンはエリスと私のリクエストによりtrue amesで特別に製作されたバリー・マッギーのアート入り7.8サイズ45mmソフトフレックスのpower blade finをオプションとしてご購入いただけます(フィンだけの販売はございません)。通常のPower Bladeは30mm台の硬めのフレックス。今回の45mmフレックスでは舵を切るように横方向へ曲げるとかなり曲がってくれます。日本の波でもよりこのボードデザイン、フィンの特徴、メリットを感じ取れるフィンです。
エリスのエッジボードはこのパワーブレイドフィンありきのデザインになっています。通常のフィンと違い、舵を切ったように曲がってくれるのです。フォークリフトの後輪が曲がるのと同じ感じ。テールがノーズをトレースし、小回りが効くのです。エリスのライディングを見るとかなり前方に立っています。その位置の方がテールに乗るより舵を切ったようにテールが回り込んでくれるのです。またフィンの位置もかなり後ろ。テールギリギリにセットしています。舵と考えればその方がより大きく曲がりますので。
その辺を念頭に置きながら試行錯誤してライディングをアジャストしていく楽しみもエリスのエッジボードの魅力でしょう。
さて、先日のOn The Edge Of A Dream Japan Tour。四国の某ポイントでかなりの良い波をスコアいたしました。そこで、このツアーに合わせて日本で仕上げた最初の2本のデモボードをテストすることができました。その模様をチラ見せ。
エリスが乗るのは6’2。私は6’6。テイクオフから掘れ上がる河口の波においても斜め45度に板をセットしてパドルすると早い滑り出しで掘れる前に良いラインをトレースしてくれます。何度かここの波でやったことがありますがこんなに簡単に感じた事はありませんでした。やや前方に立ち、ボトムにあるエッジの場所をイメージしながら踏んでいくだけです。ラインのトリムもパワーブレイドフィンが助けてくれます。私も何本もチューブに入ることが出来ました。力のない波や小さい波からも最大限の力を引き出しますし、もともと大きな波を楽にサーフ出来るように考えられたデザインですので大きな波やこのように掘れた波も素晴らしい性能を発揮してくれます。
タイミング良く、先日発売になったThe Surfer’s Journal日本語版9.4でもOn The Edge Of A Dreamの特集が組まれています。より理解されたい方、必読です。
エリスのシェィプは皆さまのホームスポットやライディングスタイルに合わせてカスタマイズも可能です。 今オーダーをお受けして4月末頃の出来上がり予定です。 ご相談をお待ちしております。
また3939surf snow 、seabsurfshop、garagesurfshop でもオーダーを受け付けております。
ぜひこの過去からやってきた未来のボードをお試して見ませんか?
2019/10/06
ON THE EDGE OF A DREAM 上映ツアーのお知らせ!
『 ON THE EDGE OF A DREAM』 特別上映会開催のお知らせ
このたび、約10年ぶりの来日となるアンドリュー・キッドマン、そしてエリス・エリクソンの二人がキャンピングカーでロードトリップをしながら話題の『ON THE EDGE OF A DREAM』の特別上映会を開催いたします。
カリフォルニア、オーストラリアでのツアーも大盛況のうちに開催され、次はいよいよ日本でのツアー開始です!
1997年に『Litmus』、2004年に『Glass Love』、と不朽の名作とも言うべき数々の作品を世にリリースしたアンドリュー・キッドマン、 シェイプを志す期待のサーファーであり若きクリエイターのエリス・エリクソンが60年代後半にデザインされた、エッジボードの生みの親である ジョージ・グリーノウと共に5年の歳月をかけ、革新的なサーフボードデザインを模索する様子を追った本作品。
アンドリューとエリスは、このエッジボードのコンセプトを今の時代に蘇らせ、更に機能的でモダンなデザインにしようと考えた。 その過程を追った映像作品が本作『ON THE EDGE OF A DREAM』です。 今回は日本のファンの為に日本語テロップ入りのバージョンをご用意いたしました。
協力:RIDE SURF + SPORT、(株)シ・ワールド、Big Sky Limited、BLUE MOON、Blue.
定員:特に定員はございませんが会場の規模により満員の場合は入場をお断りさせていただく場合がございます。
入場ご予約可能ですので各会場のお問い合わせ先へお問い合わせください。
入場料:お一人様 2,000円〜3,000円(各会場によって入場料が異なります)*BLUE MOONワンドリンク付き
*特別上映会当日は 2500部限定の BOOK『 ON THE EDGE OF A DREAM』 100ページのハード バウンドブック/ DVD(日本語字幕付き)も数量限定にてご購入いただけます。価格は¥11,000(税込)を予定しております。またOn The Edge Of A Dream Tee Shirt(価格未定)も会場にて販売いたします。
そしてなんと RIDEでも11/4に開催決定!
また11/3は8Hotel内Fujisawa Tableにて開催 致します。
この2会場につきましてはご予約はRIDEまでお願い致します。
巨匠Andrew、私たちRIDEで取り扱いが始まったEricson SurfboardsのシェイパーのEllis Ericson。この二人から1965年から始まったグリノー氏による革命が今現在に至るヒストリーを直接話が聞けるまたとないチャンスです。
みなさまお誘い合わせの上ぜひご来場ください!!!