オーストラリアトリップ5
George Greenoughに会うと言う夢のような出来事が起こった翌日。Byronエリアから南へ3時間半、エリスの家のあるMid North Coastへ。

高速道路は少しでも制限速度を超えるとすぐ捕まるよ。とアドバイスをもらっていたのでおとなしく走りました。が、制限速度が100キロならギリギリ100キロ。110キロなら110キロところころ変わる制限速度に合わせて皆ピッタリ走るので流れに乗って走るにはかなりの集中力を使います。
エリスの家に近づくとカントリーな感じに。

この辺りはあの映画Morning Of The Earthの主な舞台となっているのだけにとてもワクワクします。

門をくぐり少し走ると家が見えて来ました。

元農家の家をリノベーションしたそう。

敷地にはブランクスをカットする作業場兼ストレージも。

家庭菜園も力を入れてやってます。

バスタブを利用したコンポスト。

菜園はカンガルーに餌を与えている様なものだとエリスは言ってましたが、、

パーマカルチャーも勉強中。

家の中も古い家具が質素ながらとても良い感じ。

毎朝コーヒーを飲みながら見るのが日課という古典のコレクション。

元々バイロンベイのそばで生まれ、成長して来たエリス。地価の高騰にお祭り騒ぎのような街。人口増加でサーフポイントもいつも混雑。そんな街から離れ心の声に従ってここへ移り住んだそう。自分でサーフボードを作り、波に乗り、自分で作物を育て家を改築し、生活を豊かにしていく。この動きはエリスの友達にも伝わり始めているようで仲間の多くもこの辺りやベルズなどに徐々に移住を始めている様です。
Morning Of The Earthを作ったアルビーさんは映画を作った時から50年ほどこのエリアに住み毎日サーフィンしながら当時と同じ暮らしをしているそうです。
そんなアルビーさん、実はエリスの隣の土地に暮らしているそう。とは言え車で15分かかるって、、

板が見たくてそわそわしている私の気持ちを察してボードストレージを見せてくれました。

グリノーがラスタにシェイプしたエッジが。
こちらはエリスが大波に乗るためにシェイプしたエッジガン。

もう一本シェイプする予定でカットしたブランクの厚み!

Lite Kiteのテストボードの数々。

一つのモデルにこれだけ乗り込んでから私達に紹介してくれているのです。
エリスのデザインに影響を与えている古典の数々も見受けられました。

一通り板をチェックさせていただいた後は運転の疲れを癒しに近くのポイントブレイクへ。

麻子曰く「これをやりに来たんだよ!」と言う腰腹のメローなポイントブレイクで結局日が暮れるまで、、
大人も子供も皆笑顔。これぞサーフィンという楽しいセッションでした。

ここから1週間のエリスエリクソンサーフキャンプが始まりました。
続く。
オーストラリアトリップ 3
旅の4日目。エリスと合流する事になりました。

場所はLenox Head近くのビーチブレイク。11月の来日時以来の嬉しい再会です。

この日が旅の中で最も波が小さい日でしたがそれでもビーチブレイクは胸くらい。
エリスは5’5のLite Kite。新しい形状のテールを試していました。


かなり調子がよさそうです。
エリスの友人のJack Lynchも大きな体でリップしまくっていました。板はエリスシェイプのLite Kite5’11。




ロングボードで有名な彼ですが短い板もこんなです、、海から上がり着替えるとそこのニールさんが犬の散歩と波チェックに現れました。

思わぬ再会にお互いびっくり。
海から上がり少し内陸の街Bangalowにある日本食レストランMangosteenへ。

やはり日本食はおいしいですね。とても人気で行列ができていました。

Bangalow落ち着いた良い街です。

日本のウェットスーツは人気です。JackもRIDEのオリジナルウェットスーツをオーダーしてくれました。メジャーをゲットして採寸会。
午後は時間が空いたのでByronにあるMctavishのファクトリーで働くMasamiくんに連絡し工場見学させていただきました。




Mctavishさんはあいにく不在でしたが貴重な本人のコレクションを拝見させていただきました。

オーストラリアのサーフィンの歴史が垣間見れる素晴らしいコレクションでした。
Byronはオーガニックでヘルシーな食材の店も多く、

ワインショップでナチュールはありますか?と尋ねたら全部だよと驚きの答え。

旅の共にとしこたま入手。

車中泊させてもらっているKeita君の家の庭からは毎晩美しい夜空が。
翌日に起こる素晴らしい出来事はその時には知る由もなく。
おやすみなさい。
Ellis Ericson来日リポートその2
八王子でゆっくり過ごしいよいよ波を求めて旅の始まり。
と、その前にいつもエリスの板をラミネートしてくれている大場さん率いるStandard Plusへご挨拶。

他のシェイパーでは成し得ない複雑なカーブの集合体であるエッジボードをハンドシェイプするエリスへの大場さんのリスペクトと、エッジという、ラミネートにおいてシェイプを再現することが難しいパートを高度な職人技と忍耐強さで確実に再現してくる大場さんへのエリスのリスペクト。

今後のラミネートの方法や材料について、新たな手法も試し更なるクオリティーアップを図ることに。全ては機能性を高めるために。
有意義な時間を過ごした後、そろそろ入ってくるであろう今年最後の台風スウェルを求め移動開始。

満載です。

途中、エリスの板を扱っていただいている3939 SurfさんにDrop。

名古屋の街はハロウィンで大変なことになっておりました、、
移動二日目夕方。
ついにこの波に遭遇。





日が暮れてから。エリスは何本も何本も良い波を見つけバレルからの特大カットバックをメイクし続けていました。板は7’2のEggy Edge。エリスがKojiモデルと呼んでくれているEggアウトラインのエッジです。この時はG.G Highspeed Finを付けていました。

真っ暗になってやっと上がってきたエリスの手にはプラスチックゴミ。

夜遅くステイ先に到着。ビッグウェイバーであるオーナーのクイバーをじっくりチェックするエリス。日本の大波にも興味を示し、今後はGUNシェイピングにも取り組んでいきたいとも言っていました。

ストーミーだった前日と打って変わり穏やかな天気に。
とは言え海の中はまだまだパンピング。


かなり大きなセットも入る中、確実に良い波を見つけ水量の多いパワフルな波をしっかり乗りこなすエリス。ステイ先のオーナーからのこのポイント用にというリクエストに応じてカスタムシェイプした細身のエッジボードをオーダー主から借りてシェイパー自らそのポイントで試す。

翌日はサイズそのままにクリーンなコンディションに。
同行した正太郎もエッジボードで良い波を掴んでいました。板は1st model 6’2。




セットは5ftはあろうかというコンディションもFun Waveと言っていたエリス。Lite Kite6’4。
私たちを導いてくれたManabuさん。Lite Kite 5’10。



前日リーシュトラブルで板と心にダメージを受けた私もこの日は楽しむことができました。7’0 1st model。

2日間ともこのあと夕方にはクローズ気味のビーチブレイクでもう1ラウンドに夜のセッションと。クタクタになるまでやり切りました。
ありがとうございました。。
その3へ続く。
Ericson Surfboards Thruster Edge 5’9
Ericson Surfboards Hotwired and Handshaped Thruster Edgeboard 5’9 x 19 x 2 1/2 Surfer:Ellis Ericson
Footage:Stephen Jones
Music:John Carrol Kirby
What are you shaping for
Byron Bay在住のKeita Ikawaの作品。
Andrew, Ellisのエッジボードでのライディングも素晴らしい。
「カスタムが全て。でなきゃ何のために削るんだ?」是非ご覧ください。
Ellis Ericsonブランクス到着
先日Ellisがシェイプしたばかりのブランクスが届きました。

几帳面なエリスならではの丁寧な梱包で削り終えたブランクスのまま日本に届きます。
そしてこれから世界に誇る日本の職人によりラミネートに入ります。開梱の瞬間はとてもドキドキします。
下の板は5’8のHotwire Red

何度かご紹介している私の5’11と同様広めのテールにワイデストポイントが少し後方でかなりルースな動きが期待出来ます。ノーズはややスクエアー気味。

上は同じくHotwire Redの最長レングス6’3。
ワイデストポイントポイントはセンターあたりでテールは幅は短めのレングスに比べ少し狭くなります。バランスの良いプロポーションです。
Hotwire Redのレングス展開は5’5, 5’8, 5’11, 6’3。長さによりそれぞれ違った性格が与えられています。Ellisらしい細かい設定になっています。フルハンドシェイプならではのオーダー主への細かいアジャストを施してあります。
そして今回テストボードとして8’0を送ってきてくれました。

ミニグライダーのイメージです。すでにエリスはオーストラリアでテストを重ねていて毎回興奮した様子でその結果をレポートして来てくれています。この板は来日経験もあるエリスが日本の波を考え、また自分のリクエストも取り入れてくれたエリスの同じ8’0よりやや幅広目なシェイプ。彼も経験した事の無いようなのないスピードで波から波へと乗りつないでいけるそうです。私もグラスが終わりましたら乗り込んでみようと思います。テスト後、オーダーを受け付けたいと考えています。
そして今回は初めてストックボードもございます。6’2のファーストモデルが2本と5’11のHotwire Redが1本。ご予約も承ります。出来上がりは8月末ごろ。
次回のシェイプは9月。日本に届きグラスが終わりお渡しできるのは10月末から11月くらいになると思います。
皆様からのオーダー、受け付けております。柴田までご相談ください。
日本語字幕DVD付きのBook “On The Edge Of a Dream”も再入荷いたしました。

2500部限定、シリアルナンバー入りです。
エリス、アンドリュー、ボー・フォスターらの波乗りに痺れます。もちろんエッジを始め様々なサーフボードデザインについての知識も深まります。
ぜひご覧ください。オンラインショップからもご購入いただけます。https://www.ridesurf.net/product/10977
Ellis Ericson
Ellis Ericsonのライディングレベルに驚きます。
このライディングを実現するためのエリスシェイプ。この板にも採用されている未来から来たかの様なエッジコンセプトは実は1970年にはグリノー氏により発明されています。私たちのライディングをもネクストレベルに引き上げて新たな感覚を味あわせてくれるエリスシェイプ。オーダー可能です。ぜひ!
Road Trip In Japan
昨年11月にAndrew Kidman, Ellis Ericsonを迎えて行ったOn The Edge of a Dream Japan Tour。
2週間の旅をぎゅっと凝縮したムービー。通訳として同行してくれたKeita君による作品です。ぜひお家時間にお楽しみください。