オーストラリアトリップ 4

翌朝Brunswickのカフェでエリスと待ち合わせ。

ニューボード出来たよ!

 

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日本を発つ前にオーダーしていた7’2のLite Kiteが出来上がりました。5’10がすこぶる調子が良く、かなりの手応えを感じていましたが、ひょっとしてミッドレンジも調子が良いのではと思いつきエリスに相談して出来上がったテストボードです。

旅の友が一本増えました。

実はエリス、数日前から何やら電話である人物と話をしていました。

あのジョージ・グリノーにコンタクトをとっていたのです。

カフェでコーヒーを飲んでいるとエリスはおもむろに「ジョージに会いたい?」と。私は「もちろん!」と。「コージの事はもう話してあるから。今日これから行こう!」

エリスの車をフォローしていると何度も通ったことがある道から何の標識もないとある角を曲がり山道に入っていった。

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最後にゲートを開け中に入っていくとアンドリューのムービーなどで見覚えのあるピラミッド型の屋根が見えてきた。

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私たちの訪問に気がついたジョージさんが家の中からゆっくり出てきた。

感動で泣きそうな私にジョージは「良く来てくれたね」と言うと積んである板に目が行き、すぐに板の話になった。

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新しいエリスの7’2をみて素晴らしいねと褒めてくれました。

そして家に中からジョージさんが最近作ったと言うフレックステールのエッジボードを見せてくれました。年に1本のペースで82歳になる今でもサーフボードを改良しながら製作しています。

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板の話になると止まらないジョージさん。さまざまな知識をシェアしてくれました。

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話はさらに彼がデザインし米軍に採用されたレスキューボートの話やスクリューのキャビテーションを防ぐ装置を開発した話など、、

エンドレスです。

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70年代初めにアメリカからオーストラリアに自作の船で航海し移住した話やその途中補給に寄ったタヒチでTeahupooを発見し彼が初めてサーフした話も。

移住し、この場所に住み始めた時にまず雨水を貯める池をスコップで手掘りで作ったそう。

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そこから螺旋状にさまざまな作物を育て水を供給しています。

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1978年から提唱され始めた自然の中に見られるパターンや関係を見習い暮らしをデザインするパーマカルチャーを70年代前半にすでに実践していたジョージさん。

鳥や魚など生き物をよく観察しフィンやサーフボードをデザインして来たジョージさん。彼がデザインするフィンや板はまるで生き物かのように海の中で機能します。

彼の暮らしは彼による数々のデザインと同じように自然界のシステムを応用し、バランスを崩さず人間も一つの生き物として自然と同化するかのように暮らす様な生き方でした。ジョージさんの頭の中がほんの少しだけ見えた様な気がしました。

これから山を降りて釣りに行ってくると言い、最後に私たちにここで育ったカボチャを分けてくれました。

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エリスからの素晴らしいギフトでした。ありがとうエリス!そしてジョージさん。

旅が始まって1週間。24日間の旅はまだまだ続きます。

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A.P.E edge board

A.P.Eのエッジボード、店頭ストック分が入荷いたしました。

6.0, 6.3, 6.6

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A.P.Eはマリブの名匠スコット・アンダーソンとハル界の重鎮カーク・プットナムにより2016年に作られた新しいレーベルANDERSON/PUTNAM/ENGINEERINGの略。
多くのマリブのアイコン的サーファーがライダーを努め、そのシェイプスキルはお墨付き。そんな名匠スコット・アンダーソンがジョージ・グリーノのオリジナルエッジボードテンプレートを基にアレンジしシェープしたエッジボード。

 

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両サイドのレールに施されたエッジのボトムコンケーブがこのボードの最大の特徴。接水面を少なくしたボトムの構造は、水の抵抗を減らすための意匠で、優れた加速を生み出します。サーフボードがリフトし、もう一段階加速して驚異的なスピードを体感出来ます。ジョージ・グリーノが考案したエッジボードはそれだけにとどまらず、幅広いワイズがテイクオフスピードを促し、カーブの効いたレールがターン性能を向上。小波はもちろん、テイクオフ時に下から受ける抵抗を交わすノーズ形状になっているエッジボードはコンディションを選ばず楽しめるようデザインされている。

 

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他のシェイパーのエッジボードとの違いですが、Andersonの場合、ノーズ、エントリー部分のエッジ段差が低く抑えられています。ドロップの際にそこが引っかかりスピードを落としてしまうこともなくスムーズでより早いテイクオフが可能です。またテールは早めにエッジ部分が終息しており広いフラット部分(実際にはコンケーブが入っていますが)があり、動きもスムーズ。結果、より速く、より自然な動きを実現した乗り易いエッジボードとなっています。

 

 

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エッジボード用に開発されたGeorge GreenoughのSpeed Finも付属して価格も¥160,000(税別)とリーズナブルに抑えられておりますので構えずにぜひトライしてほしい1本です。
各サイズごとのディメンションはOnline Shopに掲載してございます。