ibex wool入荷
奇跡の天然素材ウールの素晴らしさは皆さんもご存じの通り。
個人的にもとても気に入って毎日使っているibex社のウール製品が入荷いたしました。
ファストファッション全盛の現在、ibexは低価格を追及するのではなく、ウールの本質を理解する人間たちによって情熱を込めて作られた高品質なものづくりを追求することを選択しました。ibexのベースレイヤー・ミッドレイヤーに使用する極細ウール繊維はニュージーランド産の良質のものを厳選して使用しています。
まずはファーストレイヤーからご紹介。
odyssey Tee
私も毎日愛用しているおすすめのメリノウールTeeです。
波乗りで、スノーボードで冷えた体を優しく温めてくれます。タイトではないので普段着として活躍してくれます。
その上にミッドレイヤーとしても使えるメリノウールのジャケットを羽織ってみました。
ベストも使えます。
ALBARG JACKET
こちらのジャケットは圧縮されたウール素材で風を通しずらく、火を使うキャンプなどでも化繊に比べダメージが少ないタフな素材です。着こむほどに体に合わせて馴染むことでしょう。
私絶賛なのがこちらのボトムス。肌触りがとてもよく、ボクサーブリーフなどは冬の欠かせないアイテムになります。お買い求めいただいた皆さんも必ずリピートしてしまう程です。
スノーボードに最適なファーストレイヤーですが、私は上下揃えてパジャマにもしています。良い夢見れます~
首元が温かいZipもおすすめです。
MIX ROUTE HOODY
表地は100%ナイロン。中綿は60%ダウン、40%メリノウール。メリノウールを中綿に使うことで濡れても保温性が落ちづらくなります。極寒時のスノーボードでミッドレイヤーとして、街でと様々な場面で使えます。
ibex製品、オンラインショップhttp://www.ridesurf.net/product-list/388にもアップいたしました。
ここでウールに関するエピソードを。
1952年、英国商会はエベレスト山登山隊の衣類装備提供を委託されました。登山隊に必要な衣類は、フィット感に優れ、軽量で保温特性の高いものである必要がありました。テンジン・ノルゲイとエドモント・ヒラリー卿による人類史上初の世界最高峰登頂挑戦に向け開発されたのは、ウールで編まれたライトウェイトジャンパー、ウールベスト、厚手のウールシャツとジャケットというウール・クロージング・システムでした。
このエベレスト登頂を成功に導いた”ウール”の優れた効力というものは、遡る事数十年前、1914年から16年にかけアーネスト・シャックレトン卿と彼の部下が南極で孤立した際に何度も実証された記録があります。彼らはエンデュランス号遭難から生き延びはしたものの南極の避難する場所もない終始凍てつくような寒さの中、救助ボートで2年間耐え忍び、遂に自力で極寒の南極海を800マイル航海し見事生還しました。その2年間、彼らは一度も着替えをしませんでした。地球上で最も過酷な雨、暴風、そして凍るような寒さと戦いながら誰一人命を落とさずにこの試練をかいくぐったのです。もし彼らがウール以外の衣類を着ていたのなら間違いなく誰一人として生還できなかったでしょう。
かつて地球の終わりとされていた様々な場所への初探検に貢献してきたのは、ゴアテックスでも化繊ダウンでもポリエステルでもありません。最高峰は登頂され、広大な大陸が横断され、この地球上で神聖とされてかつて人間が近寄らなかった多くの秘境が探検家・冒険家たちによってなされました。そういったパイオニアたちが常に頼りにしていた奇跡の天然繊維がウールなのです。