2021/07/19
Josh New Twin Fin “SNUB”
Joshのニューカラー、モデルのフィンが入荷いたしました。
レギュラーサイズのTwin Finがモデル名をSnub Finとしてリニューアル。Snubとは団子鼻みたいな意味でずんぐりとした様を表している感じです。
こちらが新しいテンプレートとなったSnub。左からWhite Sage, Warm Gray, White。
旧モデルと比較してみました。白い方が今までのFin。このままでもとても調子良いですが少しだけ幅を出して高さを少しだけ低くしました。チャンネルのツインやフィッシュにも。普段キールフィンを付けている板にこちらをセットしてみても面白いかと思います。
そして下の画像がSmall Twin。こちらはカラーの変更のみです。
Snubと比較するとその小ささがわかります。そしてSmallの方にはインサイドフォイルが入りよりターン性能が上がります。この小さいフィンはスピードも最高に出ますが、大きな波では少し不安を覚えます。しかしながら小さめな波では驚きの威力を発揮いたします。スピード抜群でタイトなポケットでのターン性能も抜群です。Josh曰く、チャンネルの板にはこの小さいフィンが良いとのことです。また大きな波でフィンが小さく不安に感じるとJoshに伝えたらならもっとレールを使うと良いとアドバイスをいただきました。
Captain Finも新作が届きました。
Captain Finオリジナルのキール。FCS用も。
下のMaccallumのツインザーセットは小さい方のフィンだけでも色々使えそうです。
マイキーのBonzer Finは7.5と6.5。通常のボンザーより細身です。良い形をしていますので様々な板に合いそうです。
ご紹介した商品はオンラインショップからもご購入いただけます。以下のリンクからぜひご利用ください。
Joshua Keogh Fins
CAPTAIN FINS
2021/07/05
Design Experiment Vol.1
RIDEsurf+sport Presents Design Experiment Vol.1公開いたしました。
SURFER:Seitaro Nakano, Koji Shibata
SURFBOARDS
Joshua Keogh: Liberator Twin6’10, Monad5’11
Tappy Record: Glass Fish5’4, Mod Thruster6’8
Andrew Kidman:Long Fish6’10, Green6’9 1/2
MUSIC: We’d blissed you out/Blissed
FILM/EDIT: Allen Mori
興味深いサーフデザインの数々を検証してい今シリーズの第一弾。 千葉の一宮をホームとしTappy Recordのテストライダーを務めるSeitaroがまずAndrewのエッジボード”Green”に乗り6’9 1/2とは思えない軽快な動きとエッジならではのスピードでフローする。素晴らしい乗り繋ぎ性能を見せるAndrew Long Fish6’10はスモールにおいても抜群のスピードで柴田のようなAged Surferにも楽しめる板だ。 オレンジのTappy Glass Fish5’4でリッピングを繰り返すSeitaro。Classic Twin Keelとは思えないその性能の高さが伺える。 Joshの5’11FishはSeitaroにとってはミッドレンジのような余裕がありながらコントロール性能も抜群。柴田は6’10のJoshのLiberator Twinがお気に入り。謎に早いテイクオフがJoshの板の共通の特徴。 最後はTappy Recordの6’8 MOD Thruster。4チャンネル入りながら絞り込んだテールとトライフィンで爆発的なスピードにコントロール性能が高次元でミックスされた一本。フィンはT.WのTri finをセット。Twin Plus Oneでよりルースな動きを味わうのも良し。 音楽はToshizo Shiraishi率いるBlissed。
お楽しみください。
2020/10/09
Josh Keogh Fins, Liberator 6’10
オーストラリアの老舗フィンカンパニーのSOAR社製、Joshua Keoghのオリジナルテンプレート、フォイルのツインフィン、キールフィンが入荷いたしました。
下からSmall Twin。前回も入荷したJoshならではのかなり小さいTwin Finです。Channelのようなフィンの代わりにスタビリティーを増すような仕掛けがある板にはフィンは小さくても良いというJoshの考え。より速く、回転性も増します。FISHの場合、5ft代半ばくらいまでは板自体がルースですのでキールの様にスピード、ドライブ重視のFinの方がバランス的には合いますが5ft台後半から6ft台となると一般的なFishはストレートラインが伸びますので曲がりにくくなります。そこで回転性を増すためにはTWINと言われる様なMRタイプのフィンを装着すると良い結果が出ます。さらにこのJoshのSmall Twinを付ければポケットでのタイトな動きもできる様になります。
上の写真は6’4のM2。オンフィンですがSmall Twinと同じテンプレート、サイズです。ご覧の様に良く曲がってくれます。
波が胸オーバーのコンディションで思い切り板を傾けてターンすると抜けるんじゃないかと少し不安になってきます。そんなコンディションの時にはフィンの写真中段の今回新発売のレギュラーサイズのTwinが良いでしょう。
スモールツインの新しい世界は魅力的ですが一つしか持たないならばレギュラーの方が良いと思います。普通のサイズのツインをお持ちでしたらぜひスモールをお試しいただきたいです。またJosh曰く「small twinで不安を感じる様ならもっとレールを使うと良いよ。Believe the rail!」とアドバイスしてくれました。
重ねてみるとだいぶサイズが違います。
同時に届いた私のLiberator 6’10 Twinに付けてみました。バッチリな感じです。
今回入荷の6’10 Liberator。
StockもありましたがSoldとなりました。Liberator 6’10につきましてはテストライド後に改めてレポートいたします。
Logo Teeも入荷いたしました!
2021分のカスタムオーダーも開始いたしました。来年も限定本数での製作となります。オーダーはお早めにどうぞ。
2020/07/29
M2
昨日は鹿島へ。コンパクトながらなかなか良い波に出会いました。Joshua Keoghの6’4 M2をじっくり乗り込んでみました。
小さいながらも掘れた速い波。
パドルスピードが速くテイクオフの滑り出しがミッドレンジ並みに早いので掘れる前に立てます。
無駄なことをせずにしゃがめばすぐスピードに乗ります。
思い切りスピードに乗せてからのボトムターンは後ろ足を少し後方にずらすだけ。
自分の板は6’4, 21, 2 5/8ですが実寸はもう少し厚みがあります。巻きも6+6, 6で樹脂もたっぷりでしっかりと巻いてあり重量もあります。軽いアップアンドダウンはあまり得意ではありませんがしっかり踏み込んで大きなラインを意識すればスピードがぐんぐん増していきます。
スピードに乗った状態でテールにステップバックすると6’4と言う長さを感じない動きが楽しめます。
回転半径も後ろ足の位置と踏み込み具合で自由にコントロール出来ます。
そしてスモールウェーブにも最高です。
この板にはかなり小さいサイズのプライウッドのツインフィンがグラスオンされています。大きな波ではさらにスピードが出ますのでコントロールしやすいように少し大き目のフィンをつけたいところです。Futureのボックスにすれば同じJoshのテンプレートのフィンも、もう少し大きめなフィンも選べます。
先日入荷したM2のストックは完売してしまいましたが今月7月末まで、次回9月末入荷予定分のオーダーが可能です。
ぜひみなさまからのご相談をお待ちしております。
柴田
2020/07/25
Josh Keogh Liberator 6’10
Joshの板が出ています。
Salsa Twin 5’9とLiberator6’10です。日本の波に良く合うLiberatorは6’10と7’6の2サイズのみオーダー可能です。7’6の方は幅23近いビッグボードで頭以下のスモール用。このムービーに登場する6’10もアウトラインなど同様な感じですがオールラウンドな波質に対応してくれるロッカーが付きます。ムービーでは5分過ぎくらいのシークエンスでの余裕の滑り出しとターンの際の回転性の良さが際立ちます。Sデッキ気味な浮力バランス、ワイデストポイントが後方に下がったアウトライン、テールより薄いノーズ、フィン以降の強いロッカーと言った要素がクリッと曲がるあのターンにあらわれています。Twinも可能です。Josh曰く「日本の波にはTwinも良いかも」との事です。
今回私もオーダーいたします。皆様もご一緒にいかがですか?
2020/07/21
Joshua Keogh Surfboards in stock!
大変お待たせいたしました。コロナの影響により色々と遅れてしまいましたがカスタムオーダー、ストック合わせ一気に15本、入荷いたしました。
若干29歳のJoshua。シェイプ歴も10年を超え様々な経験を経ていよいよ磨きがかかってきました。
彼がシェイプする板の魅力はテイクオフの早さとルースさのバランス。シドニーから南へ7時間も下ったサーファーの少ない美しいエリアで伸び伸びとサーフィンを楽しみながら仲間のアーティスト達と芸術的な取り組み方でシェイピングを深めています。ラスタやアリ・ブラウン他、彼にシェイプを依頼する顧客リストには様々な板を楽しんできた違いのわかる連中が名を連ねます。
俺が削る板をRIDEで売って欲しい。ある時から熱烈なメールが来るようになりました。名前は聞いたことはありましたが正直あまり興味は無く、うまくかわしていたのですがそれでも頻繁に「その後どうだ?」と連絡が来るので「じゃあ何本か買うからそれでよければやろう」と話すとあっという間にシェイプし1っヶ月ほどで何本か届きました。
その板が下のM2の6’5とInfinite Jest6’4でした。普段の湘南や千葉、茨城の波で試すと、あまりの調子良さにに驚きそして戸惑ってしましました。こいつは凄い、、
テイクオフは簡単で波乗りは20歳くらい若返りました。
下はQuadのInfinite Jest6’4
モモしかない超小波のビーチブレイクでも最高でした。
当時は彼の中でもショートボードシェイパーとして行くかもう少し大人な感じで行くのか迷いがあったようですが日本にも来日してくれ色々と話を重ね、今の形に落ち着いたのでした。機能優先。全ては良い波乗りのための要素の集合体。そして長持ちする板。なおかつおしゃれ。そんな家宝のように永く愛される事でゴミにならず地球の環境にも優しいサーフボードを削るシェイパーを彼は目指しています。
下の板はJoshの考えるツインキールフィッシュ、Monad。
出世作とも言えるこの1本はシェイプ中にプレーナーを持つ手が滑ったことから生まれたモデル。テールのロッカーがイメージしたより強くなってしまい、しょうがなくそのままグラスし、オーダー主のJason Salisburyに手渡すとそのあまりの調子良さにモデル化されたのでした。フィン以降強くなるロッカー、絞り込まれるアウトライン。フィンを支点として全てが劇的に変化するそのデザインはFishの可能性をさらに高めました。アップデートを繰り返し至った今回のシェイプ。前方から入るコンケーブデッキは前半の重量を軽減し、スイングウェイトが軽くなります。波乗り若返りの秘密はこの辺りに。全体のボリュームはたっぷりありますのでグライドする感じも強く、テイクオフは謎の早さです。やや小さめな片面フォイルのキールフィンがさらに性能を高めます。主に5ft台。
6ft台になると下の大人気モデルMonad2(M2)となります。
動力性能は前半でご紹介した柴田のライディング写真でご確認いただけるかと思いますが6’5とは思えない動きの軽さ、回転半径の鋭さ。そしてテイクオフの早さは大げさでなくミッドレンジクラスです。
コンケーブデッキにするとボリュームが出すぎて重い感じになってしまいますのでそこはMonadとシェイプを変えてコンベックスにしていますがよりテイクオフの早さ、グライド感を重視する方にはコンケーブデッキもお選びいただけます。私も2本目でコンケーブテイクデッキのM2をテストしましたが恐ろしいまでのテイクオフの早さに驚きました。やや大きな波になって来るとコンベックスデッキが良いです。またショートボードのメモリーがある方はコンベックス、長い板から短くしてきている方はコンケーブが良いかもです。
そんな小波が得意なM2の6’4コンケーブデッキバージョンでやや大きめな波をテストライドした時の様子です。いやはや十分以上に楽しいです。カットバックの際の回転弧の小ささは6’4とは思えません。
下の波もM2コンケーブデッキの6’4。
店で貸し出しいているのですが、借りた方でオーダーしていない方はいないほど。マジックボードです。
フィンも特徴的で彼の理論が詰まっています。オーダーではFutureかウッドのグラスオンか選べます。
左はMonad用のKeel。右はM2用のTwin。Twinはかなり小さめです。Twinにはインサイドフォイルが入ります。ウッドも同じテンプレートのものが付きます。初めはこんなに小さくて良いのかと心配になりましたが小さめなTwinは素晴らしく速く、このフィンにより6’5や6’4という長さでも素晴らしいピボットの回転性、カービングの回転孤の小ささも実現しています。スモールウェーブでは最強です。M2で大きめな波もやるようでしたらFutureにしてフィンをやや大きめなものに変えて使うのが良いでしょう。
ミッドレンジにも独特のデザインを持つJosh。代表モデルのLiberatorです。Liberatorは二つのサイズしか削りません。下の7’6と画像にはない6’10。
6’10はホローな波を対象とした良い波用。まだ未入荷ですのでこの7’6についてお話しいたします。幅は22インチ以上あり、ボリュームもすごいのでテイクオフは鬼早。ロングボードコンディションでも問題ありません。が、ワイデストポイントを後方に下げ、もっとも厚みのある部分も後方にあるため、ノーズが比較的薄く、スイングウェイトが軽くなり波に合わせたトリムやライン修正、方向転換がクイックに行えます。ポケットを探しながら小波やパワーレスな波をのりつなぐ、マッシーも最高。風波のちぎれた力のない波でも良いポシションを探しながら長く乗り繋ぐ、、どこまでも飛距離の伸びる素晴らしい1本です。この板も試すと癖になる、乗りやすいのに味がある。Joshらしい1本です。
7’6とは思えない思い切ったマニューバーも楽しめこれまた最高なマジックボードです。
だいぶ説明が長くなってしまいました、、他にも魅力的な板があるのですが今回入荷した特に日本の波に向いている、そしてすでにご好評をいただいている板を中心に説明いたしました。
今回はストックも5本入荷しています。
オンラインショップにディメンション、価格をアップいたしました。https://www.ridesurf.net/product-list/495
また、さらなる説明は柴田まで。
次回入荷は9月中の予定です。7月末までにオーダーいただければ9月には出来上がる予定です。Joshのヨーロッパ、イギリス、USA出張シェイプがCovidの影響で無くなりましたので日本向けのシェイプ枠が広がりました。ぜひみなさまからのオーダーをお待ちしております。
連休期間中は柴田も休みなく店におりますのでぜひご覧になりにいらしてください。営業時間は平日は13時から19時。祝日。土日は12時から18時までとなります。
2020/01/11
Joshua Keogh Surfboards
Joshua Keogh からの2020年のサーフボード製作についてのお知らせです。
Joshは2019年には200本以上削ったそうですが、2020年には環境に与える影響を考えて125本を上限とし製作数を削減いたします。
そのうち私達日本向けには25本を削ってくれます。
サーフボードの製作や発送などにはかなりの二酸化炭素の排出を伴います。ジョシュはシェィプを始めた頃から自然の中で遊ぶサーフィンとサーフボード製作が地球環境に与える悪影響の事について考えていたようで、今回の本数削減に至りました。また、今までよりも材料や製作のクオリティを上げ、決して使い捨てされない、より長持ちする、家宝になるような板を作る事を目標に掲げています。
本人によるメッセージはJoshのwebsite にも掲載されております。Joshのwebsiteでは板のデザインやターゲットレングスなどについてとても分かりやすく解説してくれています。ぜひ一度ご覧ください。
Joshはウェブサイトの中でオーダーについてはしっかりとミーティングをされた上でのオーダーをお勧めしています。せっかく作る1本が素晴らしいものになるように、、日本では当店ライドが窓口となっており、名古屋の 3939surf snow さんでもオーダー可能となっております。
日本からは1月、4月、7月、10月の年4回オーダーをまとめてJoshへ注文いたします。出来上がりまでは2-3ヶ月いただきます。今回1月は26日に締め切ってオーダー致します。ぜひ皆様からのご相談、オーダーをお待ちしております。
以下にいくつかのモデルを私のフィルターを通してご紹介したいと思います。
左の2本がM2 BRAT、右はInfinite Jestです。
M2はMonad2という意味でスモールから頭くらいまで中心に楽しむ長めのFishです。
FinはプライウッドのTwinかFutureが選べます。私にとってJoshの板は全てマジックボードに感じますが中でもとてもお気に入りです。6’3から7’3までオーダー可能で以下の写真で1.2枚目は6’4。3-6枚目は6’5に乗っています。シングルディープコンケーブのセンターライン上のロッカーはフラットでとても速く驚くべきテイクオフ性能ですが、後ろ足以降のアウトラインの絞り込み、ロッカーの急激な変化に伴い後ろ足を支点とした回転性能が素晴らしいです。グラスオンされるプライウッドフィンと別売りのSoar社製オリジナルFutureフィンは同じテンプレートでサイズが特に小さいのが特徴で、ルースでドリフトを伴うこともありますがコントロールは失いません。ボトムターンでは簡単にリップに向かい、カットバックではスープの上部に戻ることが出来ます。この速さと回転製の良さが人気の秘密で日本の波に幅広くマッチする現在人気No.1モデルとなっています。
オーストラリアではM2のショートバージョンMonadが一番の人気モデルだそうです。
サイズレンジが5’0から5’10と短めになります。フィンはSOAR社製のオリジナルのキールがオススメです。Future、プライウッドのオンフィン、グラスのオンフィンが選べます。フィン以降の絞り込みが強まる場所と、シェイプの間違いから生まれたと言うフィン以降強めにボトムロッカーが変化する場所が支点となりルースに動くというところはM2も一緒です。深いシングルコンケーブでセンターラインロッカーが緩く、スピード性能、テイクオフの早さも抜群。私も長めのサイズ、5’10くらいでオーダーしようかと考えています。
下は5’5から6’5がオススメのInfinite Jest Quadで画像は6’4。
このように膝の波からでもパワーを引き出し軽快なリッピングサーフィンが楽しめます。厚みのピークはスタンス間にあり、ノーズのスイングウェイトを軽く感じさせてくれます。コナミでも短いレングスで乗りたい方には最適で、パンチの効いたリッピングを好むかつてのショートボーダーやオルタナティブな板を経験した後に改めてオフザリップしたい方々にもオススメです。M2に比べグライド感は減りますが動きの軽さは増します。6’5でさえ軽い動きが楽しめます。
ミッドレングスはLiberatorと7’7。画像左がLibelatorで長さは7’6か6’10の2サイズのみという思い切ったシェイパーからの提案です。ボリュームは調整いたします。7’6は幅、厚みもたっぷりとした頭以下の小さい波中心に楽しむ為にデザインされ、6’10は幅、テール幅、レールのボリュームなどを抑え、大きめの波や押しのある波で使うようデザインされました。
右はその名も7’7。7’7以外の長さもオーダー可能です。
まずはLiberator。私もはまっています。7’6は基本的には頭以下の波で使うイメージでロングにしようかというようなモモくらいの波でも楽しい板です。
photo : Junior
ボリュームタップリのダウンレール。コンケーブはシングルがノーズから深めに入り、ダブルからスパイラルVeeへ。センターラインロッカーが深く入りローロッカーでとても速いデザインはInfinite Jestと同じです。Infinite Jestを長くした感じです。ノーズの厚みよりテールの厚みが厚く、ボリュームポイントがセンターより後方に下がりS Deckを形成しています。おかげでスイングウェイトが軽く短かめに感じます。速くてよく動くという最高な板です。
昨日の小さい波でもご覧の通り。7’6とは思えません。
7’7はプランシェイプが7’7だったのでそのまま名前にしました。
Fin BoxはFutureのトライですがオススメはTwin+1。Joshのオリジナルツインに小さいトレイラーを付けると効果抜群。トライだと回転半径がかなり大きくなってしまいますがこのセッティングはかなり小回りが効き思ったラインが描けます。
テイクオフも速いしこれ1本で全ての波に対応できます。何より気持ち良い!
バックサイドも最高。
Joshは先日ハワイのノースにも7’2の7’7を持参し
こんなの決めております。この時もTwin+1のセッティング。
下のシークエンスですが上の4枚はトライフィン。下の4枚はTwin+1。
他にもラスタビッチをも虜にしたチャンネルツインピンやチャンネルツインフィッシュのモデルなどもありますが日本の普段の波では今回ご紹介したモデルがオススメとなります。
常識にとらわれず、本質を追求し素晴らしいシェイパーに成長したJoshua Keogh。
皆様からのオーダー、ご相談をお待ちしております。
2019/12/25
宮崎Tripその3 最終回
3日目最終日。
3日間通して胸位、オフショアと素晴らしい波。
この日の1ラウンド目はJoshua KeoghのM2 Brat 6’4。M2とは彼が削るショートレングスFishでオーストラリアでの一番人気モデルのMonadをベースに、小さい波でも大いに波乗りを楽しむ私たち日本人に合わせ小波でも楽しく乗れるようJoshがデザインしたMonad 2という意味。Bratはスバルレオーネのオーストラリア仕様で後方がピックアップトラックのようになっている車種の事。ユーティリティーに富んでいてあらゆる場面で使える板という意味合いを持たせています。
その狙い通りのこの板は私も大のお気に入り。謎の速さのテイクオフから絞ったテールでスムーズにテールを沈めたボトムターンが可能です。テールに浮力がありすぎてもボトムターンが難しくなるものですが、この板の浮力のバランスは絶妙。テールが沈めばリップ方面に板が向かってくれますので良いラインが描けます。
Futureとプライウッドのオンフィンが選べますがどちらも同じテンプレートのJoshオリジナルのツインフィンはトライフィンのサイドかと見まごうほどに小さく、一瞬これで大丈夫か?と思います。これが実は革命的に調子が良い一因でもいあります。上のライディングを見ていただいてもわかるように、実はこのサイズで十分だったのです。
小さい分抵抗もなく速い。方向転換も簡単。ボトムターンはより鋭角に上がれるようになり、カットバックでもぐいっとターンしてくれ、スープの上の方に向かって行ってくれます。Futureの方はインサイドフォイルが入りますのでより曲がりやすく、プライウッドの方はフィン自体にウッドの浮力も出ますのでテイクオフの際によりテールが持ち上がり、ノーズが下に降りやすくなるのでより速いテイクオフが期待できます。Josh曰く、Believe the rail。フィンに頼らずもっとレールを信頼して体重を預けるサーフィンをオススメしています。前足のあたりのレールをもっと踏んであげる感覚らしいです。ターンで加速するしすごい気持ち良いよと。
朝からコーヒーとナッツだけで4時間もやってしまい、、
昼はがっちり宮崎らしい定食をビール2本とともにいただきました。美味かった!
昼寝をする時間もなく再び海へ。
最終ラウンドはRyan Lovelaceのv.bowls7’10でクールダウン。
最終日も日が暮れるまでやって最終便で羽田へ。
やりきりました。
いつもながら素晴らしい波と人。最高な宮崎での3日間になりました。
ありがとう!!
2019/06/18
Joshua Keogh来日シェイプのお知らせ
先日より取り扱いを開始したオーストラリアFar South Coast出身のシェイパーJoshua Keogh。以前から来日の話を進めておりましたが、いよいよ7月16日に来日が決定いたしました。
10本限定でカスタムオーダーを6/30まで受付いたします。
まだ若いJoshですが、ラウンドテールとフィッシュのチャンネルツインのクイバーをHarrison Roachにシェイプしたり、BanksのJason ‘Salsa’ SalisburyのシグネイチャーモデルSalsa Twinをリリースしたり、最近ではあのラスタビッチも愛用し、渋いところではW.AのNathan ‘noodle’ Websterに削ったり、Ari BrownにはMoroccoトリップの際にフィンレスのクイバーまでシェイプするなど、かなりの経験を積み、メキメキとシェイプのスキルを上げ続けています。
こちらがSalsa Twin。5ft代後半がgoodなハイパフォーマンスツインピン。
こちらがラスタのお気に入りR19 channel twin pin。黒レールはラスタのパーソナル。あまりの調子良さに気に入ったラスタから2回目のオーダーが来たそうです。6ft中盤から後半が良いです。
このハワイで使ったダークグリーンは6’10。
実はこれは私がオーダーしていた板。一目見て気に入ってしまった彼が持って言ってしまったそうです。ボトムにはfor Kojiと書いてあるそうです、、
Ari Brownのフィンレス。
左は日本仕様のJubilie。テイクオフは異常に早く動きも軽いです。Joshはアレンジも得意で、本来良い波用のモデルであるChannel Mid FishのJubilieを日本向けにと頼んだところロッカーを緩めに、ノーズ、テールをやや広めに削ってくれました。
右のクアッドはJoshが日本の波に向いている多太鼓判を押すQuad。6’4です。
下の板は7’7。ツインにセンターに小さめのトレーラーフィンをつけて楽しみます。Josh本人が1〜6ftまで一番使う板だそうです。
7’7と思えない取り回しの良さ。スピードとともに癖になる1本です。
一番左は彼の出世作であるTwin Fish Monad。絞り込んだテールが生み出すハイパフォーマンス性能を持つ反面、深いシングルコンケーブにより速さを犠牲にすることはありません。短めのレングスで是非。
そのMonadをよりイージーに、リラックスして楽しめるようにボリュームをつけたのが新作のM2 BRAT。
これは6’5。素晴らしいテイクオフの早さで余裕を持ったライディングが楽しめますが驚くのはその動き。
ほとんどのモデルが日本の波にもあうメローなロッカーを持ちスピード性は抜群。そのスピードを活かしながら高いパフォーマンス性能を誇るモデルが多数ラインナップしています。日々改善を続ける彼の最新モデルなどはインスタグラム @ joshua_keogh_でご覧ください。
また今回の来日シェイプでは人気モデルのR19 Channel Twin Pinのワイデストポイントをやや前方に、ノーズには厚みを持たせビーク考え気味にしたJapan Modelを考えているようです。
どの板も調子が良く悩んでしまいますが、そんな時はぜひ柴田までご相談ください!
2019/03/05
Introducing JOSHUA KEOGH SURFBOARDS
RIDEではこの度オーストラリアの若手シェイパーJoshua Keoghがハンドシェイプする、 Joshua Keogh Surfboardsの取り扱いを開始することに致しました。
若干28才。オーストラリアNSW南部、シドニーとメルボルンの中間にあるMerimbulaをベースにシェイプしています。
28とは言えすでに10年ほどのシェイプのキャリアを持つJoshは才能豊かでありながら職人気質もしっかり持ち合わせ、競争の激しいサーフィン大国オーストラリアの若手シェイパーの中でしっかり揉まれつつもそのユニークでオリジナルなシェイプによりメキメキと頭角を現し始めています。
実は半年前くらいから彼とコンタクトを取り始め、すでにテストボードを2本、シェイプしてもらっています。7’3のChannel Fish Jubileeとクアッドの6’4 Infinite Jestです。
7’3は特に日本の普段の波に合うようにアレンジしてもらいました。ノーズ、テールに少し幅を出し、ロッカーは緩め。チャンネルも浅めに。まだ大きな波では試していませんが、スモールから胸くらいまでで、驚くべきテイクオフの速さからの驚異のトップスピードへ。そしてイージーな操作性。その中に彼独特のドライヴィーなフィーリングもしっかりと味わえます。
一方の6’4は長さを感じさせないルースさを持ちながら小波でも最高。小さめなパワーゾーンの中で自由に動き回れる感じは他にあまり感じることのない新鮮な感覚です。大御所の板はもちろん良いですが、波乗りが上手い若手が削る板は、自分が知らない彼らが到達しているネクストレベルの波乗りの一端をも味あわせてくれる事もありますが、彼の板は自然にそして頻繁にその瞬間が現れるように感じます。もちろん、RIDEで扱う板ですので浮力や波キャッチのアドバンテージなどはクリアしていますのでご安心ください。またJoshの優しい性格か、乗り味も波、人間との調和を促すような気持ち良い一体感を伴った乗り味も感じられます。
Ari Brown photo Jack Coleman
Joshua Keogh Photo Issac Jones
現在、Joshが削る板を愛用するサーファーとしてJasson SalisburyやAri Browne, Nathan Webster, Ozzie WrightそしてなんとDavid Rastovichがいます。
パフォーマンスレベルを引き上げる事が出来るようなハイクオリティーなサーフボードをシェイプすることが彼のフィロソフィー。Joshのブログの中の “ FURTHER” INTO THE MIND OF JOSHUA KEOGH” を見て欲しいとの事です。
https://www.bluemag.eu/surfmagazin-features/further-into-the-mind-of-josh-keogh
今、彼はハイパフォーマンスなFISHとChannel Bottom Twin Pinに最も情熱を注いでいるようです。またRastaは先日Joshの6’10 Round Twin Pinをハワイ、ノースショアに持ち込み、マジックボードと讃えたそう。
David Rastovich photo Nathan Oldfield
実はこの板、私がオーダーしていた板をRastaが気に入って持って行ってしまったそう、、ボトムにfor Kojiと入っているとの事で光栄な限りです。
今後、2人のコラボレーションによりいくつかのモデルがリリースされる模様です。
今後が非常に楽しみなシェイパーであることは間違いありません。
カスタムオーダーも随時受け付けをいたしますのでぜひご相談ください!
Joshへのメールでのインタビューです。
・What is your name?
Joshua Keogh
・How old are you?
28 years old
・How long are you shaping?
I have been shaping since I was 18 years old
・Where are you living?
I live and shape out of the Far South Coast of NSW in Australia. In a small town called Merimbula.
・What is you philosophy for shaping?
My Philosophy is to build high quality surfboards that push the boundaries of performance. My blog contains a number of articles that outline my philosophy for making boards. Especially the article titled “ FURTHER” INTO THE MIND OF JOSHUA KEOGH. You should read that Koji. I work in a very small surfboard factory and my boards are only touched by 2 sets of hands during there production, so we make sure every board is perfect and of super high quality. My passion is producing channel bottom twin fins as well as high performance fish designs. Currently I am working on a number of new designs with Rasta that will be released in the next month or so!
Joshua Keogh Surfboards website: https://www.joshkeoghsurfboards.com