Mackie Designs 取り扱い開始!

RIDEでは新たにオーストラリアNSW州 South CoastのベテランシェイパーMick MackieがハンドシェイプするMackie Designsの取り扱いを開始いたしました。

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かれこれ数年前からお互いコンタクトを取っていたのですがこの度、良いタイミングという事で皆様にご紹介させていただくこととなりました。

ミックさんとはニセコのリフトの上で15年ほど前に会いました。Glass Loveに登場する一風変わったサイドカットフィッシュをシェイプしているシェイパーとして私も知っていたのでそんな話で盛り上がったのを覚えています。毎年ニセコに通うスノーフリークでもあるミックさんはWinter Stickのテンプレートを取りそのままサーフボードのアウトラインに取り入れるなど、スノーボードに影響を受けた革新的なデザインを生み出しています。

今回はMackiedesignsの代名詞とも言えるサイドカットフィッシュとシンプルかつ奥深いGlideが楽しめるSmooth Glideが届きました。

まずはSIDECUT FISH。

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かなりのボリュームがあるレール、テールにかけてサイドカットで急激に絞り込まれたアウトライン。

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もう20年ほど研究を続けているデザインだそうですが、近年ではRyan BurchやRyan Lovelaceらにも影響を与えたMickさんのオリジナルデザイン。 Andrew KidmanのGlass Loveでそのデザインを目撃した方も多いかと思いますが、実際に目にできる映像や情報が少なく、それがここまで大きなヒットとならずにひっそりと知る人ぞ知るカルト的なデザインとして存在していた理由かと思います。

もうすでに完売となっているAndrewのBook&DVD作品 ”Lost In The Ether” ではこのモデルが産まれた背景を深く探っています。Winterstick、Gentemstickなどスノーボードのデザインをどの様に取り入れたかを語っています。また、そのDVDの中での本人によるライディングは波の斜面に大きなラインを描きまさにスノーボードでカービングしているかのようです。もしどこかで見つけたらぜひ手に入れて見てください。

6’4    6’6   6’7の三本が入荷いたしました。

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フィンは今回、同郷の弟子とも言えるシェイパーJoshua KeoghテンプレートのSoar社製のモダンなキールフィンのがグラスオンされています。

Smooth Glide

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Smooth Glideはノーズ、テールにやや幅を持たせたたっぷりとしたアウトラインが特徴のシングルフィン。

スタンス間あたりから始まる控えめなVによりエッジtoエッジの切り返し、ピボットにも優れ、イージーなトリムサーフィンが楽しめます。左右のVパネルに入ったコンケーブはリフトとスピードを生み出します。全体的にナチュラルにカーブしたロッカーと共に波と一体化するような、その名の通りスムーズなグライドが楽しめます。

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左からストックの7’4, 私のカスタムオーダー7’5, ストック7’8。

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Sidecut Fishもそうですが今回入荷分はクリーミーなオフホワイトハーフオペークカラーでしっかりとグラスされ重みもありさらなるグライドに貢献しています。

さらなるディメンションなどはオンラインショップでご確認ください。

https://www.ridesurf.net/product-list/542

そして先日、良い波で早速6’6のSidecut Fishをテストライドいたしました。

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ワックスはもちろんGood Surf Wax。しっかりとした粒により良い感じにグリップいたします。ワックス自体のクオリティーも上がってきています。この感じ、、最高です。

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波は胸肩くらいでやや掘れ気味で三角の良い波。一本目から驚きの体験が出来ました!

板の前方にボリュームがあるのでテイクオフも早く安定しています。掘れた斜面のテイクオフでもサイドカットが波の斜面をホールドしてくれるので安心して望めます。横に走り 波の斜面にサイドカットが効くと気持ち良く斜面にカーブし出します。掘れた波の斜面にもしっかりレールが入りハイラインをトレース出来るしラウンドハウスカットバックも今までに感じたことが無いグリップ感でカーブしながら戻れます。 今まで経験した事が無い素晴らしいフィーリングに驚きました。 この日の朝は波も良く、小さいながらバレルをゲットしました。テールが絞ってある事でスピードを落とすためのストールもしやすいのでポケットにも留まりやすいです。

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欲が出てきてオフザリップにチャレンジしたりしましたが、普通の板の様に踏み込んでターンしようとすると曲がりすぎる事も。まるでスノーボードでのカービングの様に腰を落としてサイドカーブの真ん中に体重をかけるイメージだけで板がカーブしていくのが新感覚です。ショルダーの緩斜面で行うカットバックでは特にこの板の特徴であるグリッピーなオンザレール感覚のターンが味わえます。

今回入荷のSidecut Fishは早速完売となりましたがカスタムオーダーも可能です。私が乗った6’6は今後デモボードとして貸出しもいたします。ぜひ一度この新感覚の乗り物を試してみてください。

もう一つのおすすめ。Smooth Glideもテストライドが出来次第レポートいたします。お楽しみに!

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