2020/11/23
北陸へ
山陰へ行った翌週。
またしても冬型が決まり、RIDEのスタッフ亮太の故郷である北陸に向かう事に。6時間はもはや近く感じてしまうと言う恐ろしい状態。
夜明け前には現地に着き、風も合い良さそうなポイントをすぐに発見できましたが他も気になり、地図を頼りにサーフィンできそうな場所を片っ端からチェック。初めての土地でのサーチはなかなか楽しいものです。サーフトリップの醍醐味の一つ。
午前中を費やして走ったものの結局一番初めに見たポイントに逆戻り。よくあるパターンです。
波はご覧の通りで先週に引き続き無人のブレイクを堪能。今回はかみさんも一緒。素晴らしい時間をシェアできるのは最高です。水温はまだかなり暖かいものの、気温は冬型によりかなり低く、海から湯気が上がる幻想的な光景の中の波乗りでした。
初日は1ラウンドのみで近くの温泉へ。冷えた体には最高です。
夜は宿をとった金沢市内へ。Good Surf Waxを扱っているCajon To Seedさんで楽しい時間を過ごす事が出来ました。
美しい金沢の街並。
タイミングよく蟹も解禁!
海の幸も最高でしたが2軒目で行ったこちらはもう、、
みなさんも金沢に行かれる際は是非!
* * * *
翌朝、前日見て気になっていた比較的メジャーなポイントへ。
と、その奥の方にカリフォルニアのマリブのような光景が遠目に見えたのでした。
近くへ行くと目を疑うような光景が、、
スモールながら、来る波来る波規則正しく200Mに渡りブレイクして行く。
しかもまた無人。
速攻で着替え前日の夜から合流した亮太と3人でパドルアウト。
亮太は大のお気に入り、Travis ReynoldsのVaqueros 7’6
私はRyan LovelaceのThick Lizzy 7’4
それにしてもまるでスコーピオンベイのような光景です。
麻子も得意の繋ぎのテクニックでロングライドを連発。Thick Lizzy 7’4
皆で取っ替え引っ替え、ランチを挟み夕方も。
MSのTatsuモデルでノーズを伺う亮太。
Asako Vaqueros7’6
このようなスモールでも綺麗にブレイクする波はロッカーを抑えたスピード重視のミッドレンジやハルなら最高です。きっとこのような無人の波にも出会い、波乗りを始めた頃の気分にもう一度戻る事でしょう。持っていれば波乗り出来ない日もほぼ無くなり、トリムで繋ぐ新たな世界も見えて来ます。
時節柄、国内を旅する事が多い昨今、是非1本。
自然が豊富に残り、食文化も素晴らしい北陸。今回もまた素晴らしい旅となりました。日本は素晴らしい!
トリップ3連チャン。次回宮崎編に続く。
2020/07/18
3days trip to South
久しぶりのサーフトリップ。
毎年この時期訪れるようになったここ。梅雨末期の大雨で河口の地形がきまり梅雨明けとともの張り出す太平洋高気圧のヘリに沿って届くと東のうねりが期待できます。
今年は例年以上の良い地形が待っていました。うねりは前線により小さめ。それでもこのような素晴らしい波が待っていてくれました。
長い1ラウンドを予感してGood Surf WaxのSoftをしっかり目に塗って合流してパドルアウト。
今回私たちは3名のスタッフ研修も兼ねた旅。人数が多い時はまずは全員では入りません。先発隊が入ったところを私がシューティング。
麻子は無人の時以外はピークには行きません。手前や端でじっと待ち密かに自分で見つけた良い波を楽しんでいます。
Travis Reynoldsが日本に来てくれた時に相談しながら八王子で一緒にシェイプした1本、VaqueroのアウトラインにHot ButterとFresh Juiceのボトムをブレンドした6’10はお気に入り。テイクオフも早く前に立てばハルのように速く、テールコントロールもイージー。
S&Yの安田さんはAndrewのエッジ、Greenの6’9をテストライド。ファーストライドからまるで自分の板のように馴染んで、誰もが見とれるような素晴らしいラインを披露していました。
途中の厚くなるセクションを事前に察知しうまくカットバックすればその後のインサイドセクションまで繋いで100Mを超える飛距離が出ます。
皆で板をシェアし、お互いに板の性能を確認し合う。どの板がどんな波に合うのか、どのように乗ると機能を発揮するのか、フィンセッティングなど、、しっかりと確認できました。
二日目、三日目は波は少し小さくなり昼の時間には面ツルの良い波で貸し切りタイムを楽しむことができました。
私がこの旅を通してのいちばんのお気に入りはThomasのHull7’0。皆さんThomasのハルにはあまりピンとこないかと思いますが実は隠れた名機。アウトラインはとてもナチュラルなEggの感じ。ボトムは少し緩めの控えめなコンベックス。レールもナイフィーではなくややシフト。こうなるとハル味は薄め?とハルフリークの方は思われるかと思いますがこれがしっかりハルなんです。スリッピーに滑る感じ、スルスルとどこまでも滑って行く感じ、Sデッキのフィーリングも素晴らしいバランスのとれた板です。嬉しいのはその操作性。今回、長く乗り繋ぐのには途中のセクションでは細かいトリムも必要になる波。そんなセクションもイージーな操作性が役立ち、ロングボードでもなかなかにおり繋げない満潮の厚いセクションも7’0にも関わらず何度も乗り繋ぐ事が出来ました。
今回持ち込んだ板は全部で12本。スタッフ全員での旅で皆さんにフィードバックできるサーフボード、フィンのストーリーがまたアップデートされました。
ぜひ店頭で色々とお話ししましょう!
海で、鳥万でご一緒した皆様、ありがとうございました。
special thanks to S&Y workshop
2019/08/28
California Trip 5
一気にサンタクルーズまで北上した前回のお話しの続き。
前回のお話はこちらから 。
トリップ5日目はゆっくりスタート。何せ前日走りに走って波乗りまでしたもんですから、、疲労MAX。だいぶ寝ました。
トラビスさんに連絡してみると今日はマザーズデーと言う事で色々と忙しいようで、「このポイントに行ったら良い波あるよ」と情報をいただき、そちらへ向かってみました。
途中こんな銅像がお出迎え。ハワイからカリフォルニアに最初に波乗りが伝わったのがここサンタクルーズだそうで記念のDUKE像がありました。近くに歴史資料館もあり街と波乗りが一体化している感じです。
トラビスさんに教えてもらったポイントに到着。「地形が完璧に決まっているよ」ということでしたがまさにその通り。まるでスコーピオンベイのような波がブレイクしていました!
ただし、かなり盛り上がっています。
スクールやらトラベラーやらでごった返しておりますが、皆さん笑顔で至って平和なもんです。100万人のテイクオフから乗り繋いでいるううちに徐々に皆脱落しミドルくらいからはだいたい一人になります。たまに左端に来るセットは無人。遥かインサイドまで500M位乗れます。サリナクルス以来の1分超えライド。こんな所があるんですね!冬の大雨で砂が出て、2月か3月位から毎年決まり始めて5月くらいには終わるというサイクルだそう。
実はこの先も波はまだまだ続いていきます。
Ryan Lovelaceから借りたThick Lizzyが最高でした。
イージーコントロールで、厚めのセクションも素晴らしく走りどこまでも乗り繋いでいけます。
この日はここでひたすらサーフィン。
この日の締めはこのポイントのインサイドにある桟橋の上のレストランでシーフード。フィッシュアンドチップスにビール。そしてこの絶品クラムチャウダーと素晴らしい1日となりました。
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
翌日6日目の朝はいよいよTravis Reynoldsと待ち合わせ。
来日時に八王子でシェイプしてくれたとき以来です。
この辺りで育ったというトラビスさんのホームブレイクで待ち合わせ。波は再び届き始めた南うねりによってサイズを増してオーバーヘッド。遥か彼方、ニュージーランド沖のストームから届くうねりはかなりパワフル。
「あそこまで乗ったらあの岬の向こうまで行かないと上がれないからあの辺でやめといた方が良いよ」とアドバイスいただいたところまでで200M位は乗れそうです。
ちなみにJack O’nealさんの家の目の前です。
Koji、 板何乗る?
このスラスターも相当気になりましたが、、
未知の波でも安心のWidow Makerにしました。
自分の6’8より一回り大きくボリュームもある6’10。
旅先での疲れた体ではこれくらいの余裕がある板が最高。
トラビスさんはLiz風のFishでやると。5’5だったかな?
ちなみにこのWidow makerはこのムービーの時にBajaで作った板だそうで「地面でサンディングしたんだ」と教えてくれました。
みんなで波乗りしたので残念ながら写真は無し。私の頭の中にこの素晴らしいセッションの模様はしっかり刻まれています。アウトに出るタイミングを間違えると面倒臭いことになるのでかなり待って隙を見て一気にパドルアウト。大きな波でもトラビスさんははノーリーシュ。一回も流しませんでした。バックサイドで短いFishをうまくコントロールしてオフザリップやラウンドハウスカットバックを繰り出していました。私も借りたWidow Makerが調子よく何本か良いライドが出来、Asakoもロングライドを決めていました。
満足してシャワーを浴び、トラビスさんのファクトリーへ。
グラス待ちの板。RIDE行きもあります。
これはRyan Burchがここへ来た時に一緒に削った板だそうです。
70年代のLiddleのセミガンを見せてくれました。最近手に入れたようで嬉しそうです。
下はTravisさんのTunnel Vision。
「これKojiの店で流行ってるだろ?俺も削れるぜ!」と
11ft制作中。
これは最初に自分用に削ったStone Fruit。ミニグライダーです。
近くに住んでいると言うThomas Campbellのアートが入ったミッドレンジ。Hot ButterとStone Fruitのミックス。
Asymまでと、かなりバリエーションがあります。常時カスタムオーダーを受け付けています。ぜひご相談ください。
グラッシングもこなすトラビスさん。Rideに入ってくる板はほとんどトラビスさんが巻いてくれているそうです。
お好きなカラーはありますか?
実はお父さんはSan Clementeでサーフショップをやっていたと教えてくれました。その店のポスター。
EvolutionのWayne Lynchの写真を使うところがかなりイケています。主にLiddleを扱っていたそうです。
近くのShopをチェック。
アウトドアグッズもあり、奥にはTravisさんの板をはじめとしたナイスなセレクト。素敵なお店でした。
同じ敷地にあるカフェでランチミーティング。
食後に軽く山へドライブに。
サンタクルーズは少し走ればすぐにグリーンエリアがあり、同じカリフォルニアでも南の方とは趣が違います。
サンタクルーズ観光を終えファクトリーに戻ると、昨日のポイントで波乗りするならこれ試して見て。と8’6のStone Fruitを貸してくれました。
ポイントに戻ると少しサイズは下がりましたがまだまだ良い波。
Stone Fruit最高でした。skip fryeの8.5をセットしたこの板のスピードは素晴らしく、コントロールもイージー。日本のスモールウェイブでもかなり楽しそうですし、いざという時にも使えます。
夕方まで楽しんでもまだまだ陽が暮れません。
ホテルに帰ってシャワーを浴びて着替えてTravis夫妻とディナーに。
オーガニックな食材を使った美味しいイタリアンを一緒に楽しみました。奥様は二人ともYogaの先生ということもあり話は尽きず、、
旅も終盤。明日はまた南へ。
その6へ続く。
2019/04/22
東台湾トリップ前編
先日、5日間の東台湾トリップへ。
まず羽田からChina air
数時間で台北松山空港に到着。
台東に向け国内便に乗り換えですがここで問題発生。
UNI AIRはマックス210cmだそうです。
長いのも積める他の便を提案されましたが、それだと夕方1ラウンドできないのでなんとかならないかと交渉しましたがかなり厳しく、、
中身はそんなに長くないので空港で荷物広げてうまく入れ替えて余った部分を折りたたんでガムテープでぐるぐる巻き作戦。
それでも215cm位になっちゃって、、終いには昼休憩で係の方がどっか行っちゃって。違う係の方が来て200cmだという始末。とにかく小さくしたから積んでくれと粘り強く交渉した結果なんとかチェックイン。もし詰めなかったら違う便になるよと最後に脅されました。
うーむ、確かに積めないかも。
が、無事飛行機に乗れて一時間ほどで台東に到着。
今回はGeek Out Travelさんにお世話になったので至れり尽くせり。空港には今回お世話になるガイド、ヨシ君とアズ君が迎えに来てくれ早速ポイントに向け出発。
一時間ちょっとで宿に到着。
すかさず着替えて近くのポイントへ。
ここが宿から3分のメインポイント。玉石のライトメインにレフトも。ピークも3箇所くらいでお好みの場所でどうぞ。沖にも出やすく乗りやすい波質。
この日は北東風による風波。後ろにある屏風のような山に風がぶつかって吹き下ろしてくるのでサイドオフに。ショルダーこそそこまで張って来ませんがカットバックしながら浮力のある板なら乗りつないでいけます。
私はRyan Burchの6’5squit
浮力があってテイクオフが早いのですが、このようにターンの際にはテールがよく沈んでコントロールしやすいです。
O君はTappy 6’5Twinpin 4channel
Hさんも同じくTappyの6’4
よく走るしターンもしやすく皆さん。バンバン乗っていました。しかも乗り繋ぎ性能も高いので全ライドが岸まで。
満足して宿に戻りホットシャワーを浴びてウェルカムディナー。
大満足の初日でした。
マストアイテムの耳栓、アイマスクのフル装備で快適な睡眠を得た翌朝。
6時出発でまず饅頭屋へ。
肉まんが美味しいです。私は筍まんが気に入りました。ピーナッツもおすすめ。ゴマはチャレンジングですがハマる人はハマります。ドリンクは暖かい豆乳が美味しいです。ほんのり甘い優しい味でタンパク質を補充。
肉まんの汁には気をつけてください。お気に入りのTeeシャツに頑固なシミが着いてしまいますので。私達は全員やられました。
二日目は朝から風強し。
が、全然楽しいです。
部原に似ています。
朝のエクササイズの後は昼前からビア、そしてランチ。幸せです。
こう見えてかなりさっぱりした味の魯肉飯。店により味は様々。後ろの水餃子も美味なり。
ランチ特集です。
これまたさっぱりしたスープのラーメン?フォーみたいな感じ。自分で辛くしたり酢を入れたりしながら好みの感じに味を整えていきます。
いい感じのカフェなんかもあったりして、旅ならではのゆっくりとした時間を過ごす事が出来ます。
シエスタを挟んで午後は他のポイントもチェック。
ここはもう少しサイズがあればということでやりませんでしたが、やればよかったなと、、
午後、まだ潮が引いている早めの時間に行ってみると、風が止んでいる!焦ってパドルアウト。皆さん朝と夕方に集中するのでこんな時は空いているみたい。
旅にはだいたい持っていくTravis ReynoldsのWidow Maker6’8
ノーズがシャキッとしていますので良い波の時に最高の威力を発揮してくれます。胸の下あたりは厚く、浮力はありテイクオフも早いのですがテールが絞ってあり薄くなっていますのでボトムターンからオフザリップを狙えます。
この後続々と皆さん集まって来ましたが、このポイントは皆奥へ奥へとパドルして行くので端っこをキープしていれば乗り放題です。
夜は町一番の中華へ。
2日目も大満足で早々に撃沈です。
2018/09/30
MEXICO TRIP その1
メキシコ、サリナクルス。
過去2回とも最高の波に恵まれたエリア。5月から10月くらいまでのSouth Swellのシーズン、200M〜1Kmまで乗れるポイントブレイク、岬波が無数に存在し毎日どこかで極上の波がブレイクしている(ライトオンリーですが)。
先日、昔からの仲間と2年ぶりに訪れてきました。
板が大好きな仲間たちとのトリップ。板の数がハンパじゃないです。
まずはAERO MEXICOでメキシコシティまで直行便で13.5時間。
そこから国内線でHuatulcoまで1.5時間。
そこからタクシーで3時間でサリナクルス。
その間トランジットなど含めると24時間くらいはかかります。しかも悪名高い過密空港メキシコシティは何が起こるかわかりません。乗り換え便に間に合わないなど当たり前。余裕を持って今回はメキシコシティ、Huatulcoでそれぞれ1泊するという、かなりゆったりな行程にしました。
映画4本を見て文庫本1冊読み終わる頃にやっと到着。
入国審査も自動化が進みすんなり通過。以前来たときにはパニック気味の長蛇の列でしたので気合をいれていたのですが拍子抜け。
サーフボードは空港内のロッカーに預け、ビール、スナックをしこたま買い込みホテルへ。
部屋に入るとまずは風呂。栓のないバスタブに秘密のテクニックでお湯を溜めて長旅の疲れを癒やしModeloをプシュッ!
ここはダウンタウンの真っ只中。外出は控え、ホテルのレストランで食事をとることに。
どの料理も美味しいのですが特に美味しかったのがこのタコス。今まで食べたタコスの中でも最高ランクでした。大き目な餃子くらいのサイズ。いくらでもいけます!
他にする事もないのでタコスを肴にビール、ワイン、最後はテキーラまで、、
ここは標高2,300Mにあるメキシコシティー。倍酔います。
お陰でぐっすり眠り翌朝空港へ。
再びチェックインを済ませて一路Huatulcoへ。
程なくして南国リゾート空港Huatulco着。
外へ出るとタクシードライバーがわんさか集まって来ます。
楽しいやりとりで車が決まり他の車のドライバーも集まってあーだこーだ言いながら楽しく積込み。メキシコの人達は皆楽天的。明るく楽しい人生にちがいありません。
Huatulcoの空港から20分程海側に行ったところにあるリゾートタウンへ。
とても雰囲気のあるBinniguenda Hotelにチェックイン。
メキシコは建築、色が素晴らしい。
たまにはリゾート気分を味わうのも悪くないです。
メキシコらしい美味しいランチ
マッタリしていたところ、フロントのアクティビティーデスクのお姉さんが「あんた達Barraに行かないのかい?」と。Geekout TravelのHさんからもちょうどBarra De La Cruz良い波ですよ!と連絡が。昔ASP時代に大会をやった場所で故Andy Ironsが優勝したその時のエグい波を覚えている方も多いのでは?
「ここから1時間くらいよと」の事で。リゾート気分はここまで。タクシーを呼んでBarra De La Cruzへ行く事に。
かなり適当な積み方で途中2回くらい積み直すことに、、
途中のビューポイントもほぼ素通り。
Barra De La Cruzに到着。
ストームが近づいてきているらしく雲行きが怪しい。波チェックするとオーバーヘッドのハードそうなコンディション。だがセットは300Mは乗れそう!
ここでやる事に決め、準備してアウトへ。ここもサリナクルス同様の岬のブレイクで、出来るだけピーク近くまで歩いて行きセットの合間をみて飛込んで左にパドルして一度チャンネルまで出てからさらに沖を目指す。
近くにキャンプ場やバンガローの集落があり若いヒッピースタイルのサーファー達が集まってなかなかの人気スポットのようです。
板は信頼のTravis Reynolds Widow Maker 6’8。掘れた波や大き目な波でも安心の1本。
波は最高!
癖のあるテイクオフをクリアすればパワーのある長いウォールが待っている。初日から最高でした。
沖にはFinlessの達人も!
メチャクチャ格好良いサーファーでした。
最後に乗れた1本は遥か彼方まで張った壁を高速で突っ走り、、長旅の疲れも吹き飛ぶような良い波でした。
こエリアは他にもいくつかポイントがあり、ボートでしかアクセス出来ないポイントも多いとの事。うーむ。次回はもう少しここにいようか。
ホテルに戻り食事前にバーで飲みながらこの日の余韻に浸っているとラウンジでショータイムがスタート!
夕食会場でもショーを見ながら食事→宿泊客もダンスに駆り出され→DJ登場→輪になって全員でダンス
という楽しい夜となりました。
翌朝またまた美味しい食事からスタート。
楽しかったホテルをチェックアウトしいよいよサリナクルスへ出発!
その2へ続く。
2018/08/09
台風13号
先日の火、水。台風13号の波を求め湘南へ。
火曜の10時ころのセット。
鎌倉方面、あちこちにど三角なブレイクが!
一日を通してクローズすることなく良い波が終始ブレイクしていました。
こちらは少し収まってきた午後のブレイク。
この日は定休日。一日中楽しみました。板はTravis ReynoldsのWidow Maker6’8。
絞り込んだウィングスワローテールと極薄のテール厚でテールが沈めやすく、この日のようなパワーがあり掘れる波ではかなりのスピードが付いてしまいますが、その状態からでもボトムターンにスムーズに入れます。しっかりテールを沈めることで深い角度のターンになりリップの方に向かって行けます。ノーズも比較的ボリュームを落としてありますのでトップでの動きも軽いです。胸の下は厚く、2 11/16という厚みで、ロッカーも比較的緩いタイプですのでテイクオフの速さも大きな波での安心感につながります。パワーのある胸からオーバーヘッドくらいの波で最高の性能を発揮してくれます。良い波用に皆様もいかがですか?オーダー可能です。
**********
翌日は台風接近にもかかわらずサイズダウン。
早朝、風が強くなる前に2時間ほど楽しめました。
コンパクトな胸くらいのサイズでしたが面はオフショアにグルーミングされ硬くしまったバーンの様でした。
Tappyさんシェイプの7’4 MOD 4channel Twinpinでやりました。
プラットフォームはもともとシングルフィンでもとても乗りやすく好評をいただいているMODシリーズ。Bonzerもオーダー可能です。
速いフロントサイドの波でしたが、波においていかれることなくどんどん前に出るスピードは凄まじく、波がその気を見せれば一つ上のギアに入ります。さすがのチャンネルの威力。そしてTwinfinのターン性能。7’4とは思えない自由度の高いライン取り。カットバックやトップターンの際に乗り手がターン弧を自由にコントロールできます。6ft台ならより積極的に鋭角なターンも楽しめるでしょう。7ft台なら小波においても長く乗りつないでいくことができます。Tappy Shapeも常時オーダー可能です。ぜひ!
波乗り楽しいですね!楽しすぎて気をつけないと、、
2018/05/21
オーストラリアトリップその1
先日オーストラリアへ行ってきました。実に内容の濃い旅となりまして、、その模様を数回に分けてレポートいたします。
成田第3ターミナルの洗礼をもろに受けました。駐車場に車を停めてから最終的に荷物を預けるまで10回に及ぶサーフボードの積み下ろし。何とかならないもんでしょうか?世界最悪の、サーファーにはきついターミナルです。そして板を立ててハカリに乗せてくれとか、、いきなり腰を痛めてしまいました。荷物のチャージも凄いんで、カンタスの方が良いかも。
約9時間、別料金のビールも映画も我慢して腰痛に耐えながらひたすら読書&寝。
何とか9時間耐え、ゴールドコーストに到着!空港からポイントまで5分と言うのも凄いです。
とりあえず海に浸かり体をほぐしたいということで、まずは最も波のコンスタントなDuranbahへ。
波は有りますが風を食らっていたので岬を回りSnapper Rocksへ。
オフショア、胸~肩位の素晴らしく掘れ上がった波がブレイクしていました。
ゲッティングアウトはピークの岩の間の水路から。砂を巻き上げながらチューブになる波を必死でドルフィンスルーするといきなりどピークの真っただ中。世界一混雑しているという、ぎゅうぎゅうのテイクオフゾーンにいきなり仲間入りと言う状態です。横にJoel Perkinsonがいたりして何とも居場所がない感じ。波はどチューブ。バックウオッシュ気味に掘れ上がる波に斜めに板をセットして万が一立てたら唯一の通り道、チューブの中を走りプルアウトと言う波。2回突っ込んでみましたが見事に玉砕し、残念ながらショルダーに退散。そこも掘れてはいますがピークよりは少しだけメローで良い感じ。混雑も全く無くなり、落ち着いて波を選べます。上の写真がそのあたり。最高の波です!1本乗ると大分左の方に流されるのとカレントでパドルバックはなかなかタフです。何本か乗って最後は戻るのは諦め、隣のGreen Mountの波に乗って上がりました。Travis ReynoldsのきれいなレジンティントのWidowmaker6’8はここではかなりういていましたが、その性能をばっちり発揮。今回の旅の前半のエースとなりました。
こちらがGreen Mount。ガラガラです。
到着早々コーヒーだけで3時間もやってしもうてお腹ペコペコ。オーストラリアはカフェだらけ。どこも素敵な店で食事もおいしいです。
入った店はビーガン系のカフェでしたが唯一がっちり系のメニューを見つけてすかさずオーダー。野菜も肉もとてもおいしいです。
午後はバーレーなど有名なポイントをチェックして回っていると完璧に地形が決まっているポイントを発見。程よい掘れ具合に程よいサイズ。距離も十分。Currumbinと言うポイントだそうです。
最高の波を日が暮れるまで楽しんでレストランで食事してSurfers Paradiseの少し北のBroadbeachにあるホテルにチェックイン。
せっかくのナイスホテルをゆっくり楽しむことなく初日は即気絶でした、、
その2へ。
2018/04/14
宮崎trip
先日の4月3,4,5に宮崎へ行ってきました。
6:45の飛行機に乗って9時には海に入れるという、、
レンタカーはいつも1173レンタカー。
ビーチに着くと!
波を見ていると待ち合わせをしたわけでもないのに、宮崎でSurf General Store S&Yを営む安田さんにいきなり遭遇!
ご一緒させていただきました。
麻子はAlex Lopezのシングルフィン5’10。
サイズもあり、掘れた感じでしたので私は6’8のTravis Reynolds Widow Maker6’8。波が良さそうな時には必ず持っていきます。
胸の下の厚みによりしっかりとした浮力でテイクオフは速く掘れた波のレイトドロップも確実にメイクさせてくれます。
ウィングスワロー的に絞り込んだテールのアウトラインと薄く仕上げたテールの厚みにより、スピードに乗った状態からのボトムターンでも自然にテールを沈ませることができますのでボトムターンが気持ちよく決まります。大き目な波でコントロールしやすい最高な板。海外トリップや良い波の日用に1本いかがですか?ロッカー緩めでテイクオフも早いので普段の波から使えます。
ランチはうどんです!
ごぼ天は沈めて柔らかくする派ですが皆さんは?
そのままコーヒーをいただきにS&Yさんへ。ビーチから10分もかかりません。
癒し空間でオーナー安田さんと波乗り談義。サーフボードも音楽も私と同じTransition Eraが好みで話は尽きません。
いつもの古民家へチェックイン。大体貸し切りです。
夏休みにおじいちゃんの家に来た感じです。
今回のクイバーは左からRyan Burch 6’1parallelogram, Thomas Bexon 5’9Twin Keel Fish, Travis Reynolds 6’6 Fresh Juice, Travis Reynolds 6’8 widow maker。もう1本長めのミッドレンジを持っていきたいところです、、
午後のドリーミータイムを過ごし、また海へ、
昼にはオンショアが吹きますが夕方にはまた無風に、、これが毎日繰り返されました。
夕方はThomas Bexoonのtwin keel fish 5’9で。
この板にはこの日初めて乗りました。上の写真が1本目のライド。TwinのFishとは思えないバックサイドの調子良さ。最初からしっくりきました。テイクオフも早く、良く走りますが絞ったテールでターンの回転半径も小さく曲がってくれます。気持ちいい、、気に入ってしまいました。Fishには様々なシェイプがありますが、ロッカーがフラットでテールにかけてのアウトラインが直線的だと速いですが曲がりづらいです。こちらはロッカー少し多めですがボトムのシングルコンケーブが深めでとても速く、曲がり始めると絞り込んだテール、シングルフォイルのフィンなどと相まって良く曲がってくれます。後ろ足の位置次第でドライブの効いたボトムターンと、リップに向かって回り込むようなボトムターンを使い分けられます。
大満足で海から上がり帰り道、、トロピカルではあるが和風な夕景に癒されます。
夜はご存じお父さんにご挨拶。
二日目もほぼ同じパターン、、
2日目の夕方はRyan Burchの非対称ボードParallelogram 6’1。
かなり深いところからも抜けられる素晴らしいスピード。
つま先側のレールが長く、かかと側が短い。ボトムターンはやたら伸び、カットバックに入ろうとすると瞬時にカクっとレールが入れ替わる、、ハンドルに遊びのないレーシーな車の様。活き活きとしたまるで生き物のような動きが味わえます。
最終日朝はまたThomasのFish
「これに乗ったら他のFish乗れないよと」言ったThomasさんの一言がよみがえってきました。板グルメのHarrisonさんも愛用する訳です。
最終ラウンドはメローな波を探しに南下。
やるにはちょっと小さかったですが、素晴らしい場所に遭遇しました。
夕方の飛行機で東京へ。
3日間でくたくたになるまで波乗り出来ました。いつ来ても良い波の宮崎、、またお邪魔いたします。
お世話になった皆様ありがとうございました!
2018/04/11
サーフボード続々入荷中
Travis Reynoldsのストックが一気に4本入荷いたしました。
右端は私オーダーのTunnel Vision 6’10。かなりボリュームありますので小波から使用可能で、本領発揮はもちろんジューシーウェーブ。いつも格好の良い70’sスタイルのシングルフィンでやりたい方にお勧めです。アレックスノストもこんな感じかボンザーですよね?Travisさんの板は本当にどの板もテイクオフが早いので助かります。余裕を持った波乗りが楽しめます。旅の友にも、、
シェイプのみならずグラッシングも本人。素晴らしいカラーリングにはいつも驚かされます。
オンラインショップにはディメンション、価格なども掲載しています。カスタムオーダーも常時受付しています。
Thomas BexonのJapanシェイプのストックも上がってきました。
5’6のFishと7’6Mid Length Friendモデル。素晴らしいグラスワークはTappy Factory!
FriendはThomas曰く、日本の波に最も合うミッドレングスとの事。とても乗りやすそうなダウンレールにナチュラルなロッカー、ボトムはコンケーブでビギナーから上級者まで、初めてミッドレンジに乗る方にもお勧めしたい1本です。
Fishは来日時一緒に波乗りした時に「これ乗ったら他のには乗れないよ」とまで言っていたのでストックしました。
もちろんその言葉を信じ私も1本。
私は5’9(80kg)。先日、宮崎tripで乗ってきました。その模様は近々ブログにて、、
Tappyさん本人のレーベルTappy RecordsからもFishが入荷!
5’7、5’9どちらもストックです。
TappyさんのFishは要望により多様にカスタム可能ですが、私愛用のTappyさんFishがかなり好調ですので同じシェイプデザインにしていただきました。ボトムはシングルコンケーブが深めにFinの間に入り、フィンは両面フォイルで少しレイクしくびれもあるタイプ。回転性、ドライブ兼ね備えたテンプレートです。Fishならではのスピーディーで大きなラインが描けます。5’9は私の板と全く同じディメンションで幅21、厚み2 9/16。ノーズがやや広めで先端の厚みを残してありますので板がどんどん下りていきます。フラットデッキでボリュームがありますので小波から良い波まで幅広く楽しめます。オンラインショップにもアップいたしました。カスタムオーダーも随時受けています。
Tyler WarrenのFunction Hullはお客様のカスタムオーダー。
体重軽めなお客様のご要望通り、ボリューム少な目で仕上がりました。長さは7’4。ミッドレンジでは最近長めの7’4、7’6くらいが人気です。ロングボードが必要かと言う小波から楽しめますし、アップスーンダウンなどできなくなってきますので、狭いスタンスにするなど皆さんスタイルを考えるきっかけにもなります。板の前後にスタンスを変えて操作することも覚えられ、波乗りの引き出しも増えますよ!Tyler Warrenも常時オーダー可能です。
Catch SurfからLostとのコラボ5’5が入荷!
この時代にRound Nose Wing Fishにはまっていた皆さんから、懐かしさとうれしさでご購入多数いただいています!
もう一つ、と言うか最大のおすすめはこのPlunk6’0
異例のボリュームは間違いなくFUN!TudorのNew Karmaのような雰囲気も感じる楽しい1本です~!
Barry McGeeのニューモデルもようやく1本入荷!
7’6という絶妙なFinless最適サイズ!期せずして私のMandala Doobie Disc7’6とほぼ同じロッカーを持つこの板は全く新たにフィンレス用に開発した1本です。今回の入荷はフィンボックス無しの完全Finless仕様。最速です。オンラインにもアップ済み。
大好評の88も再入荷しています。
次回入荷分(4/20頃)もオンラインショップからご予約可能になっています。お早めに!http://www.ridesurf.net/product-list/431
Rob Machadoデザインのパイポ、今年も入荷しました!インレイされた写真もMachadoによるもの。
乗って良し、飾って良し。お早めに!
axxe classicのストックウェットスーツも届きました。
今期はアースカラーのジャージも多めに頼んでみました。
もちろんブラックスキンもございます。
ジャケット、ベスト、ロングジョン。サイズのあるうちにどうぞ!
こちらもオンラインショップ からもご購入いただけます。
2018/03/14
昨日の波は
昨日は鹿島へ。
axxe classicの4mmロングチェストジップタイプのGold Limited素材にブーツグローブ、フードと着用しましたが、少し汗をかくほど暖かかったです。冬の波乗りも快適になったものです。
波も良さそうでしたので尖った2本。
Tyler WarrenのDream fish 5’10とTravis Reynoldsの2+1、Widow maker6’8をテストライド。
面が柔らかく、あまりパワーがない波でしたがどちらも調子よく
クイックなアクションが楽しめるDream Fish。ボトムはシングルからダブルのコンケーブからVeeというショートボード的な感じながらテイクオフは速く、ハイパフォーマンスなフィッシュをお望みなら最高です。
大きなラインが気持ち良いWidow maker。ローロッカーでテイクオフは速く、絞ったテールにVeeが効いて動きも軽く、まるで速さは7’2で動きは6’3と言った感じです。胸以上の波で最高です。また掘れたテイクオフも安心感があります。海外に1本しかもっていかないならこれかな?と言うほど良いです。
さて先ほどご紹介したTyler WarrenのDream Fishですが、ユーズドボードとして販売いたします。
3ラウンドのみ使用。5’10 20 5/8 2 5/8。フットマークもほとんどなく最高のコンディションです。価格は税別¥120,000SOLD 。お支払いは現金のみとさせていただきます。発送も承りますのでご相談ください。