Rich Pavel Fried Egg

Egg MasterといえばDevon Howardさん。様々なシェイパーに彼好みの2+1のEggをリクエストしているのは皆さんもご存知かと思います。最近ではChannel Islandからシグネチャーモデルをリリースいたしました。出回っている動画を見る限りかなり調子良さそうですね。そんなDevonさんがRichさんにリクエストして出来上がったのがこのモデルだそう。

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Eggと言えばFishと同じくサンディエゴのお家芸。オリジナルはSkip Fryeと言われていますが、もじってFried Eggと言ってしまえるのはさすがRichさん。

さてこの板ですが、他のシェイパーが削るEggはほぼシングルからダブルコンケーブ。それに対してRichさんのこのモデルはロールからゆるいVボトム。前足の下あたりにうっすらとコンケーブというかフラット気味なパネルを有しますが基本的にはコンベックスな感じ。コンベックスはコンケーブよりもスモールでは特に速く、切り返しの反応も早いです。

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今回オーダーした2本の板はデヴォンさんをイメージして彼が最も良く使う7’2にしました。幅も厚みもほぼ同じ感じ。幅も広すぎず、厚みもレールにかけてナチュラルにテーパードしていく感じです。テールも程よく薄く、体格を問わずとてもコントロールしやすいデザインです。ノーズはこの手の板としてはややラウンド気味でボリュームがあります。パドルで一旦得たスピードが落ちずらく、テイクオフの瞬間に余裕ができますので落ち着いて立ち上がる事ができます。

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Finは私なら波小さめから胸くらいならセンターは7.0のYater ClassicにサイドはTrue Amesの3.7か3.2。波がしっかりしていればWayne Rich Power Fin 6.5かSmith/Paris  6.5か 7.0にサイドはTrue Amesの3.7か4.0。Yaterを真ん中にすればよりピヴォットを楽しめ、Wayne RichやParrishならトライフィンっぽいドライブとカービングが楽しめるでしょう。他にも体格やスタイルで選び方は変わります。2+1はフィン次第でかなり乗り味が変わってきますので慎重に。トライアンドエラーも必要かも。ピタッとはまると素晴らしく乗りやすい最高な板に豹変いたします。

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Fried Egg。人目を引くような派手なディテールはありませんがこの手の控えめなデザインを他の誰よりも高性能に仕立ててしまうRichさんマジックが注入されているのは間違いありません。コンディションを問わず永く愛用できるお気に入りの板になりそうです。

価格やディメンションはオンラインショップにアップいたしました。5/6まではサーフボード全国送料無料です。この機会にぜひ。

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