2021/04/10
craft pistachio bonzer
お気に入りのミッドレンジをご紹介いたします。
craftの字原さんにお願いして削っていただいたPistachioのBonzerバージョンです。
7’8 21 5/8 3
シングルフィンや2+1、ツインまでもOKな万能プラットフォームに敢えてBonzerボトムを組み込んでいただきました。
もともととても乗りやすい人気のモデルですが字原さん流のボンザーボトムを組み合わせる事でとてもスパイシーな乗り味に変化いたしました。
詳しい説明の前に字原さんをあらためてご紹介。
1980年代前半あのLightning Bolt Japan Teamの一員としてYUと共にプロサーファー/シェイパーとして活躍。自ら削った板でパイプラインにもチャレンジしハワイでもそのシェイプが高く評価されました。
1982年のSufing Classic紙から。
以来長年にわたり「スピードは全てを可能にする」というコンセプト通りの板を削り続けています。
さてPistachio Bonzerのデザインに戻りますが他の日本人シェイパーではあまり見ることが出来ないくらいのフラットなスピードロッカーを持ち、ボトムはわずかなロールから始まり緩いVが続きます。後半から始まるボンザーコンケーブとオリジナルテンプレートのボンザーフィンが水の流れを引き込みセンターフィン以降はテールエンドに向かいストリンガーを挟んで流れを二手に分け水を急激に放射状に放ちます。
緩いロッカーながらわずかなロールやVにより水離れも良く、センターのスィートスポットにポジショニングすると小さい波でも非常に高いスピードで滑走してくれます。そしてスピードに乗った状態からステップバックしターンに持ち込むとテールの放射状のVeeコンケーブが一気に作用し、思っても見ない反応の良さで加速しながら方向を変えてくれます。
乗り繋ぎ性能も抜群でフラットなセクションでも推進力を失わずインサイドまでつなぐことが出来ます。
サイドフィンの効果もありバックサイドも最高。
似た雰囲気の板としてRyan LovelaceのThick LizzyがありますがそちらのレールはかなりシャープでTri Planeのボトムと相まって、押しの弱い波ではバランスを崩しレールが潜ってしまう事もあります。
7’4 Thick Lizzy
3inchあるセンターの厚みからナチュラルにテーパードしていく字原さんのレールは敏感に波の情報を伝えてはくれますが引っかかってしまう事は無くとても扱いやすいシェイプとなっています。
どなたにでもお勧めできるユーザーフレンドリーな扱いやすさの中にもしっかりとフィーリングを感じられるミッドレンジボードPistachio Bonzer。
オーダーは常時受け付けています。ご相談をお待ちしております。
こちらも最近はまっているShade At Motion S.A.Mのハット。オーストラリア、バイロンベイでは88クルーはじめたくさんのサーファーに愛用されています。フィット感も最高です。ツバと後頭部のフラップも視界を邪魔する事なく日陰を作ってくれます。長年のサーフィンで目がやられている私、この夏はこれで目の疲れも軽減できそうです。
もうすぐRIDEでの取り扱いが始まります。是非お勧めいたします!
2021/04/02
NPJ Stinger Fish Duo
NealさんのStinger Fish Duoが絶好調です。
ボトムターンではしっかりとレールが入りターンが伸びています。
滑り出しも早く厚いセクションも乗り継げます。ターンでは板も体も良く傾いています。
実はフィンの位置をニールさん推奨の位置から少しだけ、3cmほど前方にずらしたのです。
よりドライブが利かせられるようになり、またピヴォットでの回転性も上がりました。
こちらは別の日。
素晴らしく速いテイクオフからターンの伸びは最高。
6’10とは思えない動きも楽しめます。
ノーズ細身でスイングウェイトも軽いです。
ディメンションは6’10 21 2 5/8。
テールのWingの前あたりの幅は広く、広い面が波のパワーを受けテイクオフも早くかつそこまではストレートなアウトラインになりますのでWing前に後ろ足をセットすればレールがしっかり入った伸びのあるロングターンで前方に加速して行きます。Wingより後ろに足を置けば急激に絞られたテールが効いて回転半径の小さいターンに早変わり。
Duoはバックサイドも調子が良く、フロントサイド同様に楽しめるのも魅力の一つです。
DuoフィンとWingの組み合わせによりよりマニューバーの選択肢が広がりました。
またグリップの良いDuoは板を傾けて遠心力を使う深いターンするにも有効です。フルスピードからターンに入る時にはツインやシングルだと不安を感じる事も。Duoはスタビリティーに優れますので好きなだけ板を寝かせて尚かつ板をpushする事が出来ます。
このフルスピードをコントロール可能なデザインは夏の台風の波にも有効に機能いたします。
Fishやミッドレンジを知ってしまったかつてのショートボーダーの皆様に。長い板で波乗りを覚えた皆様がオフザリップなど遠心力を使った波乗りを体感する入り口にも。私の板は台風を考え6’10とかなりボリュームがありますが普段使いにはもう少し小さ目でも良いかと思います。
アウトライン、ボトムやテールデザインにも様々なオプションを備えるDuo。皆様のご相談をお待ちしております。
2021/03/25
21-22 Snow展示会について
現在開催中の展示会ですがスケジュールに若干の変更が出ました。
3/28(日)まで展示 Green clothing、P.Rhythm
3/29(月)まで展示 GENTEMSTICK、K2TT、Karakoram、Deeluxe x AREth Rin
AFDは常時展示中です。
ご予約のラストチャンス!皆様のお越しをお待ちしております!
2021/03/25
Ellis Edgeの威力
Ellis Ericsonがブランクスから製作しフルハンドシェイプするエッジボード。
今回は長めのサイズの魅力を探ります。
まずは一番人気の8’0 Tri-Plane Glide。
エッジボードの威力はテイクオフの早さから発揮されます。接水面が少ないので抵抗無くスルスルと進んでくれます。
トップスピードに乗るのもあっという間ですのでブレイクが速い波でも他のデザインに比べ有利に働きます。
小さな力のない波からも最大限の推進力を生み出し、
こんなショルダーが逃げていく様な波でもどんどん前に出てくれますので気がつけばとんでもない飛距離を叩き出してくれます。
ノーズ幅はやや狭く、薄くシェイプされています。ややピギーなアウトラインも手伝って頭の動きは軽く8’0には感じません。ターンやストールもイージー。レールは浮上している部分が多いので引っかかりも無くスイングします。
こんな事もやり易い。
下のO君のターンは7’2位に見えますがこれも8’0。
下は7’0のFirst Model。
photo:Kentaro Yokota
初めてエリスのエッジに乗った日です。正直衝撃を受けました。少し掘れたところから行きましたがシングルフィンとは思えない安定のテイクオフはエッジが斜面に噛みトレースしてくれるから。スピードも素晴らしくスープアプローチもご覧の通り、安定したハイスピードで泡を駆け上がり新しいマニューバーも楽しめます。
8’0同様、7’0はスモールから楽しめます。しかし本領を発揮するのは台風などのパワフルな波。
少し厚めなリーフブレイクですが水量がありパワーがありますので一つ上のギアに入りスピードによる浮上感を伴い動きも軽くなりより自由なマニューバーを刻み始めます。バックサイドのリーフブレイクでも驚きの性能を発揮してくれます。フィンは大きな波ではパワーブレイドの8.2や 8.5の硬めなノーマルフレックスもおすすめです。
一本あればかなりの幅を持って楽しめる8’0と7’0。スモール中心に考えれば8’0。大きな波も考慮すれば7’0。どちらも欲しくなってしまいます、、
4月末から5月はじめの次回限定本数シェイプ。7〜8月に出来上がり予定です。夏のトリップ用にぜひ。オーダーをお待ちしております。
2021/03/23
21-22 SNOW大展示会!
3/24から31まで私達が自信を持ってオススメする2021-22S NOWギアの展示予約会を開催いたします。
展示ブランドはご覧の通り。
Green Clothingは3/25-29の展示となります。
ご予約のラストチャンス!皆様のお越しをお待ちしております。
2021/03/20
Surfboards Research Session 1.
先日の千葉某所。Medium The Brand の伊藤勝則代表と第一回のテストセッションをこっそり開催。
ショートレングスを試すのには絶好のコンディション。
Ellis Ericson Hotwire Red 5’11 / Katsunori Ito
エッジならではの物凄いスピードから深いボトムターン、リップ、チューブとやり放題です。テール幅が広くEPSの独特の浮力& Edgeでプッシュするのに少しコツがあり慣れるまで少し時間はかかるはずなのにすぐアジャストするあたり流石です。Hotwire Redらしいラディカルな波乗りになっています。
Joshua Keogh Monad 5’11 / Katsunori Ito
最早ロングボードの様な滑り出しからのクイックなファーストターンも決まります。
スナップする様なカットバックで取り回しの良さが確認できます。
早いセクションも高速でマニューバー。
5’11のFishでこの動きは反則です。 FinはキールではなくJoshのレギュラーサイズ。
Andrew Kidman GREEN 6’10 / Koji Shibata
サイズは小さくとも次々と出てくるやや掘れたセクションに置いていかれる事なく波の良いところを走ってくれます。気持ち良いです〜
先日Katsuくんが店に来てくれた時にこの板に興味を持っていただきました。「乗って見たいな〜」と言っていたのがきっかけでこの会を開催。この日、最初にGREENを試乗。私も海に入っていましたので残念ながら写真はありませんが余裕のテイクオフからボトムに降りきり深いボトムターンから走り抜ける様なリッピング、ラウンドハウスカットバックを一つの波で何度も繰り返し遥か彼方まで乗り継いでいく様が脳裏に焼き付いています。本人もストークしきりの模様でした。
Medium RPM 5’6 / Katsunori Ito
陸から見ていて波乗りが豹変したと感じたのがこのRPM。長さの違いもありますが最も軽快に走り生き生きとした波乗りを披露していました。
潮が引いて来てだいぶ波も早くなって来た時間帯を物ともせず超高速アップスーンダウンからリッピング、ラウンドハウスカットバック、スナップと自由度位の高いマニューバーを深いトラックを刻みながら繰り出していました。狭いスペースのポケットの中でもTappyシェイプのツインザーはレールがしっかり入り、ドライブしながらカーブしているのが印象的でした。開発段階でテールエリアのレール、エッジを改良し、特徴を持たせた事で可能になったマニューバーだそう。実は私も少し大きめでオーダーしてしまいました。
研究会、次回はミッドレングスの予定??
2021/03/19
Jack Coleman New Movie
中盤のDerrick Disney格好良いですね!常にどちらかのレールでカーブしている様な止まらないサーフィン。低い姿勢で抱え込み抜重。見習います。
エンドロールのグライダーも良いですね。ぜひご覧ください。
VIDEO
2021/03/12
Andrew Kidman Shape
Andrewへカスタムオーダーしていた板が先日届きました。
一番左が “Pink”。右三本が ”Green”。どの板もオーダー主のご要望に合わせてそれぞれカスタマイズされ、フルハンドシェイプされます。先日ご紹介したムービー “What asr you shaping for”でもマシンシェイプ、大量生産されるサーフボードについてのアンチな姿勢を暗に訴えているアンドリュー。LitmusやGlass Loveを見て育った私には実にしっくりくる感じです。今頃この板達を手にされた皆さんもストークの雄叫びを上げて楽しんでいるのではと想像してしまいます。
アンドリューの板が私の波乗り人生に欠かせなくなってしまったのはOn The Edge Of a Dream Japan Tour以来。それ以前も彼が削ったサーフボードは試したことはあったのですがそのボリュームに負けて楽しめなかったのが正直なところ。このツアーに彼が持ち込んだオリジナルのGreenやPinkに乗りストークし、感銘を受けたのが始まり。ツアー中は最初の2日間の四国を除けば普段のスモールサイズ。その中でも特に”Green”はエッジボード特有の快感を伴ってその威力を発揮し続けました。
四国初日、陽が暮れた後のチューブセッション。
二日目の素晴らしい波。
2週間のツアー中に日本各地の様々なポイントでテストライドを繰り返し相談しながら私の板をオーダーすることが出来ました。体格もアンドリューとほぼ同じ私にはこの6’10のファーストシェイプと全く同じ板が良いという結論になりました。
数ヶ月後、届いた板を各地でテストライド。
四国の海にも里帰り。テイクオフが非常に早いので余裕を持った波乗りが楽しめます。
湘南某所でもものすごいスピードを記録。
やや大きな波でもコントロール性能に長けたピンテールに二枚のGephart Finが最高です。
スモールサイズやバックサイドも最高です。
ついつい車に積んでしまう一本。
板にはシェイプサインの他に、聞きながら削ったミュージシャンとアルバムのタイトルを書き込んでくれます。
実は私、先日Long Fishをオーダーしました。どうやらNeal Young / After The Gold Rushを聞きながらシェイプしたようです。
日本ツアー中、常に助手席に座ってくれたアンドリューに様々な板やフィンについての意見を聞きながら旅をして回ったのでした。
その時によく話になったのがFishについて。Skip Fryeとも交流が深く、何本もSkipの板を試してきたAndrew。LitmusやGlass Loveの制作過程でDerek HyndやTom Curren達と共にFishについて研究を重ねていた時の話を遠い目をしながら語ってくれました。
現在もエッジボードの進化は止まりませんが、Ellisと共にある一定の成果は上がっています。そんなタイミングで先日AndrewにFishを削ってくれるか?と頼んだのです。今回お願いしたのは6’10のLong Fish。
ツアー中にもよく話題にしたのが長めのフィッシュのターンの難しさについて。「テールを絞ったのは良いがトライフィンはいただけない。3枚のフィンを取ってツインをあらためてグラスオンしたよ。その板を見てSkipはオーマイゴッ◯と嘆いていたけどね」と語っていたアンドリュー、、
今回の私のリクエストはナチュラルなコントロール性能も備えた速いFish。アンドリューは数日考えて返事をくれました。「よし。スキップの調子良い板があるからそのテンプレート、フォイルで行こう。でフィンをFutureにして色々試してみよう。」
Futureは少し寂しいけどまー俺のリクエストが機能寄りだからしょうがないか。とOKをだした数日後。「本当にFutureで良いか?Gephartで回転性が上がる良いテンプレートのプライウッドのフィンがあるからそれにしないか?」と。何かを察したAndrewから救いのメールが。「Sure!」という事で下の画像のようになりました。
後ろに立てかけてあるグリーンのFrye Fishが元ネタ。
これからMishさんのArtを入れてもらい、偉大なるMoさんがグラスして完成します。届いて海に浮かべるのが楽しみでしょうがありません。
サーフィンのヒストリーとアンドリューの経験が詰まった大切な一本を当店を通じて皆様にご紹介できることを誇りに思います。アンドリューは今年は35本しか削らないと言っています。ぜひお早めにご相談ください。
Always Off Shoreヘアのアンドリューと。
2021/03/11
Liberator 7’6
先日の湘南某所。Joshua KeoghのLiberator7’6 Singleに久々乗車。
photo @kazusolt
モモ腰のいつもの波を素晴らしい波に変えてくれる魔法の板です。ロングボードの皆さんと同じ位置で待つことが出来てなおかつ動きはご覧の通り。
photo @glide_ stories
テイクオフからトップスピードまであっという間に加速してくれて動きもクイック。一般的なシングルフィンミッドレングスより最大幅が後方に下げられ、ノーズは薄く削られ、ボリュームもスタンス間にありますので回頭性が高く、テールに付いた比較的強いロッカーでコントロールがとてもイージーなんです。
6’10は7’6に比べてテールのボリュームも少なめになり、ロッカーもやや足され、より水量の多いパワーのある波でもコントロールしやすくなっています。
先日入荷したカスタムの4本。左から5’7monad, 6’10, 7’3, 7’6 Liberatorです。Liberatorは今回入荷した2021シェイプからレールにファインチューンが施され微妙にシャープな感じに仕上がっています。
Liberatorは基本的に7’6と6’10がバランスの良いオススメのサイズとなりますが下の画像のような7’3もカスタムでオーダー可能です。ご相談ください。
Liberatorはシングル、2+1、Twinがオーダー可能です。
2021オススメカラーはこちら。
オーダーの納期は只今5ヶ月ほど。皆様からのオーダーをお待ちしております!
2021/02/23
2021-22 SNOW予約受付開始
2021−22シーズンのプレオーダーを開始いたします。オンラインショップからもほとんどのブランドがオーダー可能となっております(P.Rhythm, Outflow,RINは後日UPいたします)。
21-22プレオーダーページhttps://www.ridesurf.net/product-group/157
また、店頭にて展示予約会も開催いたします。
各社ファーストオーダーに締め切りは
2/25 Karakoram
2/26 TJ
2/28 K2TT Snowsurfer, Deeluxe x AREth RIN
3/16 ii kids wear
3/18 P.Rhythm
3/20 Gentemstick
3/22 Green Clothing
4/10 Outflow
展示予約会
Gentemstick, K2TT, Karakoram 3/24-31
P.Rhythm 3/25-28
Green Clothing 未定
ファーストオーダー後の展示会となりますが展示会期間中、Gentem, P.Rhythmはファーストオーダーとしてオーダー可能。K2 TT, Karakoramはメーカーおよび当店ストックの中からオーダー可能。Greenは生地が有る限りオーダー可能です。
皆様からのオーダー心よりお待ちしております。