2021/04/30
宮崎へ
先日、台風2号が接近しつつあった宮崎へ。
大きな波も考えた三本のクイバーで臨みました。
Ryan Lovelace FM 6’10
Neal Purchase Jnr. Stinger duo 6’10
Neal Purchase Jnr. Single 7’4
ステイ先はいつもの古民家。ここに来ると本当に落ち着きます。
台風のうねりが南寄りでしたのでDown South。リーフブレイクはオーダーヘッドありましたがかなり高速なレフトでしたので他も見に行きました。
素晴らしいロケーションの中、またしてもレフトでしたがクリーンなブレイクを発見。
入ってみると見た目とは裏腹にかなり手強い高速ブレイク。カットバックする暇などありません。
photo:Aumento wetsuits
FMはその素晴らしいスピードで頑張ってくれました。
しかし明らかに別の次元で突っ走っていたのがS&Y安田さんのEllis Ericson 6’6 First Model Edge。
photo:Aumento wetsuits
後ろから見ていたのですがバックサイドでこんなに早いスピードで走るサーファーを始めて目撃してしまいました。
ある波では完全に潰されたと思いきや、なんと遥か彼方に再び登場。スープの下を走りなんと斜面に再び登場していたのでした。しかもバックサイド。
私も以前、某リーフブレイクでそのスピードを体験し驚きましたが波が早くなればなるだけ滑走速度を増し、必ず波の前に出てくれるエリスのファーストモデル。恐ろしい性能を持ったマシンです。
photo:Aumento wetsuits
異次元への扉が開かれたような日になりました。
翌日はライトを探して再び遠征。
グッドブレイクを発見!
せっかく持ってきたNealさんの7’4シングルを使って見ました。
私が台風のリーフブレイクでよく使う信頼の一本です。ただ、幅も21ちょいありますので普段使いにも最高です。
素晴らしく早い滑り出しから自由なマニューバを描ける7’4。何も奇をてらったところはありませんがその潔いシンプルさの中に本質が詰まっています。旅には欠かせない安心できる一本です。
安田さんは再びエリス。6’6か7’0のファーストモデルも旅に一本持って行きたいです。
果たして何本乗ったでしょうか、、私はこの長いラウンドでS.A.Mハットをかぶり忘れだいぶ後悔してしまいました。日焼けで疲れが違います。
食べて復活という事で名物チキン南蛮と生姜焼きの最強コンボ。
実は今回の旅の目的はオリジナルのウェットスーツ製作の打ち合わせ。
採寸から型紙製作、裁断、貼り合わせ、ミシンと全ての工程を一人で行い作られるカスタムメイドのウェットスーツ。そのクオリティーを確認しまずはサンプル製作をお願いいたしました。
最高の素材を使い丁寧に作られる宝物のようなウェットスーツ。皆様にご紹介できるのもそう遠くはなさそうです。オーダー可能になりましたらまたあらためてご報告いたします。
いつきても素晴らしい体験をさせてくれる宮崎の波と人々。今回も多くの方にお世話になり最高な波をシェアさせていただきました。また落ち着いたら、、
2021/04/29
Shade At Motion Surf Hat
もうお気付きの方も多いかと思いますが先日来テストを重ねていたShade At Motion略してS.A.Mのサーフハット。オーストリアはバイロンベイ発のブランドです。
社長のSAMさんは毎日海にいるようなヘビーサーファー。ひょんなことから紹介に賜りサンプルを送ってもらいしばらくテストしていたのです。最終的には先日の台風の波で耐久性を確認しての発売開始です。
SAMさん、波乗りめっちゃ上手いですね!
首を覆う形のフラップが特徴的ですがこれがかなり効果的で、なおかつライディング中に視界を全く妨げずに波待ちの際にはしっかりと日陰を作ってくれます。オーストラリアではエアーして回るようなハイパフォーマンスサーファーからの支持も多いようです。
顔の日焼けを防いでくれるのはもちろんですが、目の日焼けを防いでくれるのはたくさんの時間を海で過ごす人たちにはとても嬉しい機能です。肌に触れるところは全てソフトな素材で気持ち良く長い時間のセッションを楽しめます。
日本でこのハットをかぶっている方たちがバイロンのハッピーサーファーたち同様、波を譲り合って皆で楽しむ事ができるような素敵な方たちで、何か良い感じのコミュニティーのようになることを願います。
早速オンラインショップにもアップいたしました。ぜひ!
https://www.ridesurf.net/product/12193
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2021/04/19
G.W営業のお知らせ
もうすぐ大型連休ですね!
RIDEではゴールデンウィーク期間中休まず営業いたします。
5/4,5営業の振替休日といたしまして5/20,21をお休みとさせていただきます。
連休中、皆様のお越しをお待ちしております。
RIDE柴田
2021/04/16
Eagle Sword NKA6’6
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サーファーとしても誰もがその実力を認めるのアッシュ・ワード。オーストラリアのゴールドコーストで暮らす彼は10代の頃からシェイピングを始め、ニール・パーチェス Jr.ら一流のシェイパー達からその技術を学んできました。ほぼ毎日、スナッパーかキラのポイントブレイクでサーフィンを楽しみ、その後古いアメリカン・ピックアップ・トラックで工房へと戻る毎日を送るアッシュ。彼のサーフボードにはそんな魅力的なライフスタイルが反映されています。そしてアッシュが手掛けるEagles Sword Surfboardsはフルハンドシェイプ。そのデザインとオーストラリアはもちろん世界中に支持されている希少なシェイパーの1人です。
2021/04/14
Mikey February
Mikey格好良いですね!中盤のミッドレンジでの波乗りも必見です。
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2021/04/10
craft pistachio bonzer
お気に入りのミッドレンジをご紹介いたします。
craftの字原さんにお願いして削っていただいたPistachioのBonzerバージョンです。
7’8 21 5/8 3
シングルフィンや2+1、ツインまでもOKな万能プラットフォームに敢えてBonzerボトムを組み込んでいただきました。
もともととても乗りやすい人気のモデルですが字原さん流のボンザーボトムを組み合わせる事でとてもスパイシーな乗り味に変化いたしました。
詳しい説明の前に字原さんをあらためてご紹介。
1980年代前半あのLightning Bolt Japan Teamの一員としてYUと共にプロサーファー/シェイパーとして活躍。自ら削った板でパイプラインにもチャレンジしハワイでもそのシェイプが高く評価されました。
1982年のSufing Classic紙から。
以来長年にわたり「スピードは全てを可能にする」というコンセプト通りの板を削り続けています。
さてPistachio Bonzerのデザインに戻りますが他の日本人シェイパーではあまり見ることが出来ないくらいのフラットなスピードロッカーを持ち、ボトムはわずかなロールから始まり緩いVが続きます。後半から始まるボンザーコンケーブとオリジナルテンプレートのボンザーフィンが水の流れを引き込みセンターフィン以降はテールエンドに向かいストリンガーを挟んで流れを二手に分け水を急激に放射状に放ちます。
緩いロッカーながらわずかなロールやVにより水離れも良く、センターのスィートスポットにポジショニングすると小さい波でも非常に高いスピードで滑走してくれます。そしてスピードに乗った状態からステップバックしターンに持ち込むとテールの放射状のVeeコンケーブが一気に作用し、思っても見ない反応の良さで加速しながら方向を変えてくれます。
乗り繋ぎ性能も抜群でフラットなセクションでも推進力を失わずインサイドまでつなぐことが出来ます。
サイドフィンの効果もありバックサイドも最高。
似た雰囲気の板としてRyan LovelaceのThick LizzyがありますがそちらのレールはかなりシャープでTri Planeのボトムと相まって、押しの弱い波ではバランスを崩しレールが潜ってしまう事もあります。
7’4 Thick Lizzy
3inchあるセンターの厚みからナチュラルにテーパードしていく字原さんのレールは敏感に波の情報を伝えてはくれますが引っかかってしまう事は無くとても扱いやすいシェイプとなっています。
どなたにでもお勧めできるユーザーフレンドリーな扱いやすさの中にもしっかりとフィーリングを感じられるミッドレンジボードPistachio Bonzer。
オーダーは常時受け付けています。ご相談をお待ちしております。
こちらも最近はまっているShade At Motion S.A.Mのハット。オーストラリア、バイロンベイでは88クルーはじめたくさんのサーファーに愛用されています。フィット感も最高です。ツバと後頭部のフラップも視界を邪魔する事なく日陰を作ってくれます。長年のサーフィンで目がやられている私、この夏はこれで目の疲れも軽減できそうです。
もうすぐRIDEでの取り扱いが始まります。是非お勧めいたします!
2021/04/02
NPJ Stinger Fish Duo
NealさんのStinger Fish Duoが絶好調です。
ボトムターンではしっかりとレールが入りターンが伸びています。
滑り出しも早く厚いセクションも乗り継げます。ターンでは板も体も良く傾いています。
実はフィンの位置をニールさん推奨の位置から少しだけ、3cmほど前方にずらしたのです。
よりドライブが利かせられるようになり、またピヴォットでの回転性も上がりました。
こちらは別の日。
素晴らしく速いテイクオフからターンの伸びは最高。
6’10とは思えない動きも楽しめます。
ノーズ細身でスイングウェイトも軽いです。
ディメンションは6’10 21 2 5/8。
テールのWingの前あたりの幅は広く、広い面が波のパワーを受けテイクオフも早くかつそこまではストレートなアウトラインになりますのでWing前に後ろ足をセットすればレールがしっかり入った伸びのあるロングターンで前方に加速して行きます。Wingより後ろに足を置けば急激に絞られたテールが効いて回転半径の小さいターンに早変わり。
Duoはバックサイドも調子が良く、フロントサイド同様に楽しめるのも魅力の一つです。
DuoフィンとWingの組み合わせによりよりマニューバーの選択肢が広がりました。
またグリップの良いDuoは板を傾けて遠心力を使う深いターンするにも有効です。フルスピードからターンに入る時にはツインやシングルだと不安を感じる事も。Duoはスタビリティーに優れますので好きなだけ板を寝かせて尚かつ板をpushする事が出来ます。
このフルスピードをコントロール可能なデザインは夏の台風の波にも有効に機能いたします。
Fishやミッドレンジを知ってしまったかつてのショートボーダーの皆様に。長い板で波乗りを覚えた皆様がオフザリップなど遠心力を使った波乗りを体感する入り口にも。私の板は台風を考え6’10とかなりボリュームがありますが普段使いにはもう少し小さ目でも良いかと思います。
アウトライン、ボトムやテールデザインにも様々なオプションを備えるDuo。皆様のご相談をお待ちしております。