宮崎へ

先日、台風2号が接近しつつあった宮崎へ。

IMG_9435

大きな波も考えた三本のクイバーで臨みました。

IMG_9449

Ryan Lovelace FM 6’10

Neal Purchase Jnr. Stinger duo 6’10

Neal Purchase Jnr. Single 7’4

IMG_9453

ステイ先はいつもの古民家。ここに来ると本当に落ち着きます。

台風のうねりが南寄りでしたのでDown South。リーフブレイクはオーダーヘッドありましたがかなり高速なレフトでしたので他も見に行きました。

IMG_9461

素晴らしいロケーションの中、またしてもレフトでしたがクリーンなブレイクを発見。

1Q9A5307

入ってみると見た目とは裏腹にかなり手強い高速ブレイク。カットバックする暇などありません。

 IMG_9561 IMG_9563  IMG_9567IMG_9568 IMG_9569 photo:Aumento wetsuits

FMはその素晴らしいスピードで頑張ってくれました。

しかし明らかに別の次元で突っ走っていたのがS&Y安田さんのEllis Ericson 6’6 First Model Edge。

    IMG_9623 IMG_9625 IMG_9628IMG_9615 IMG_9610 IMG_9609  IMG_9602photo:Aumento wetsuits

後ろから見ていたのですがバックサイドでこんなに早いスピードで走るサーファーを始めて目撃してしまいました。

ある波では完全に潰されたと思いきや、なんと遥か彼方に再び登場。スープの下を走りなんと斜面に再び登場していたのでした。しかもバックサイド。

私も以前、某リーフブレイクでそのスピードを体験し驚きましたが波が早くなればなるだけ滑走速度を増し、必ず波の前に出てくれるエリスのファーストモデル。恐ろしい性能を持ったマシンです。

IMG_9674photo:Aumento wetsuits

IMG_9467

異次元への扉が開かれたような日になりました。

翌日はライトを探して再び遠征。

1Q9A5341

グッドブレイクを発見!

せっかく持ってきたNealさんの7’4シングルを使って見ました。

4992E118-AD2B-4EC7-BC5A-C6948AEEF977

私が台風のリーフブレイクでよく使う信頼の一本です。ただ、幅も21ちょいありますので普段使いにも最高です。

IMG_8979A1524E0A-CEAE-48B5-97A0-81861A339BCA901FDA45-6FC5-494A-A957-10FF40544426D2007CE4-17F6-4C7D-B1E9-80EC9F91F904EF598AC6-378B-4BCF-B9C6-EAE84F9D39D114298941-4BFC-4E9E-BDC3-A4AC0A9B2275

素晴らしく早い滑り出しから自由なマニューバを描ける7’4。何も奇をてらったところはありませんがその潔いシンプルさの中に本質が詰まっています。旅には欠かせない安心できる一本です。

安田さんは再びエリス。6’6か7’0のファーストモデルも旅に一本持って行きたいです。

IMG_8932

果たして何本乗ったでしょうか、、私はこの長いラウンドでS.A.Mハットをかぶり忘れだいぶ後悔してしまいました。日焼けで疲れが違います。

食べて復活という事で名物チキン南蛮と生姜焼きの最強コンボ。

IMG_9541

実は今回の旅の目的はオリジナルのウェットスーツ製作の打ち合わせ。

IMG_9545

採寸から型紙製作、裁断、貼り合わせ、ミシンと全ての工程を一人で行い作られるカスタムメイドのウェットスーツ。そのクオリティーを確認しまずはサンプル製作をお願いいたしました。

最高の素材を使い丁寧に作られる宝物のようなウェットスーツ。皆様にご紹介できるのもそう遠くはなさそうです。オーダー可能になりましたらまたあらためてご報告いたします。

いつきても素晴らしい体験をさせてくれる宮崎の波と人々。今回も多くの方にお世話になり最高な波をシェアさせていただきました。また落ち着いたら、、

IMG_9684

Shade At Motion Surf Hat

もうお気付きの方も多いかと思いますが先日来テストを重ねていたShade At Motion略してS.A.Mのサーフハット。オーストリアはバイロンベイ発のブランドです。

47AB5F21-6F98-4E93-9D49-033504D25382

社長のSAMさんは毎日海にいるようなヘビーサーファー。ひょんなことから紹介に賜りサンプルを送ってもらいしばらくテストしていたのです。最終的には先日の台風の波で耐久性を確認しての発売開始です。

IMG_1282

SAMさん、波乗りめっちゃ上手いですね!

IMG_2239

首を覆う形のフラップが特徴的ですがこれがかなり効果的で、なおかつライディング中に視界を全く妨げずに波待ちの際にはしっかりと日陰を作ってくれます。オーストラリアではエアーして回るようなハイパフォーマンスサーファーからの支持も多いようです。

IMG_9430

顔の日焼けを防いでくれるのはもちろんですが、目の日焼けを防いでくれるのはたくさんの時間を海で過ごす人たちにはとても嬉しい機能です。肌に触れるところは全てソフトな素材で気持ち良く長い時間のセッションを楽しめます。

IMG_2025

1Q9A4098

日本でこのハットをかぶっている方たちがバイロンのハッピーサーファーたち同様、波を譲り合って皆で楽しむ事ができるような素敵な方たちで、何か良い感じのコミュニティーのようになることを願います。

早速オンラインショップにもアップいたしました。ぜひ!

https://www.ridesurf.net/product/12193

1Q9A4382

1Q9A3920

G.W営業のお知らせ

もうすぐ大型連休ですね!

RIDEではゴールデンウィーク期間中休まず営業いたします。

IMG_9424 3

5/4,5営業の振替休日といたしまして5/20,21をお休みとさせていただきます。

連休中、皆様のお越しをお待ちしております。

RIDE柴田

Eagle Sword NKA6’6

 サーファーとしても誰もがその実力を認めるのアッシュ・ワード。オーストラリアのゴールドコーストで暮らす彼は10代の頃からシェイピングを始め、ニール・パーチェス Jr.ら一流のシェイパー達からその技術を学んできました。ほぼ毎日、スナッパーかキラのポイントブレイクでサーフィンを楽しみ、その後古いアメリカン・ピックアップ・トラックで工房へと戻る毎日を送るアッシュ。彼のサーフボードにはそんな魅力的なライフスタイルが反映されています。そしてアッシュが手掛けるEagles Sword Surfboardsはフルハンドシェイプ。そのデザインとオーストラリアはもちろん世界中に支持されている希少なシェイパーの1人です。

IMG_8822

先日、代表的なモデルのうちの一つ NKAをテストライドいたしました。初めてNKAを見たときにその強いロッカーにビビった私は日本の波用にと走りを重視したメローなロッカーにとカスタムオーダーしました。6’6  20 5/8  2 9/16です。ノーズ、テールはやや広め。スーパーディープな4channel。フィンはAlkali FinsのJapan Ltdを付けてみました。

1Q9A4080 1Q9A4084 1Q9A4085 1Q9A4087 1Q9A4089 1Q9A4092 1Q9A4095 1Q9A4098 1Q9A4102 1Q9A4134 1Q9A4188 1Q9A4190 1Q9A4191 1Q9A4193 1Q9A4194 1Q9A4195 1Q9A4196

この日は小さい波でしたが最高です!余裕のテイクオフから6’6にしてショートボードのような動きが楽しめます。後ろ足の位置次第でかなり良い反応をしてくれます。深いまま抜けているチャンネルはウィングのような役割を果たしまたフィンのような働きもしますので装着するフィンは小さめもオススメです。より速く、ルースにもなります。

1Q9A4372

もう少し大きな波で突っ走ってみたいです。どれだけスピードが出るか楽しみです。良い波ではオリジナルの強いロッカーも試してみたいものです。よりドライブの効いた遠心力を感じるライブリーなフィーリングが楽しめることでしょう。

ちなみにNKAとはNeal Purchase Jn ,  Ken McDonald,  Ash Wardの頭文字から取ったもので当初このモデルをデザインした時に影響を受けたデザイナー達に敬意を評してモデル名としています。

Eagle Sword、カスタムオーダーを常時受け付けていますので是非ご相談ください。

Mikey February

Mikey格好良いですね!中盤のミッドレンジでの波乗りも必見です。

craft pistachio bonzer

お気に入りのミッドレンジをご紹介いたします。

IMG_7169

 craftの字原さんにお願いして削っていただいたPistachioのBonzerバージョンです。

7’8   21 5/8  3

IMG_7176

シングルフィンや2+1、ツインまでもOKな万能プラットフォームに敢えてBonzerボトムを組み込んでいただきました。

IMG_7269

もともととても乗りやすい人気のモデルですが字原さん流のボンザーボトムを組み合わせる事でとてもスパイシーな乗り味に変化いたしました。

詳しい説明の前に字原さんをあらためてご紹介。

1980年代前半あのLightning Bolt Japan Teamの一員としてYUと共にプロサーファー/シェイパーとして活躍。自ら削った板でパイプラインにもチャレンジしハワイでもそのシェイプが高く評価されました。

IMG_9027 IMG_9028 IMG_9029

1982年のSufing Classic紙から。

以来長年にわたり「スピードは全てを可能にする」というコンセプト通りの板を削り続けています。

さてPistachio Bonzerのデザインに戻りますが他の日本人シェイパーではあまり見ることが出来ないくらいのフラットなスピードロッカーを持ち、ボトムはわずかなロールから始まり緩いVが続きます。後半から始まるボンザーコンケーブとオリジナルテンプレートのボンザーフィンが水の流れを引き込みセンターフィン以降はテールエンドに向かいストリンガーを挟んで流れを二手に分け水を急激に放射状に放ちます。

緩いロッカーながらわずかなロールやVにより水離れも良く、センターのスィートスポットにポジショニングすると小さい波でも非常に高いスピードで滑走してくれます。そしてスピードに乗った状態からステップバックしターンに持ち込むとテールの放射状のVeeコンケーブが一気に作用し、思っても見ない反応の良さで加速しながら方向を変えてくれます。

1Q9A3376 1Q9A3379 1Q9A3383 1Q9A3385 1Q9A3395

乗り繋ぎ性能も抜群でフラットなセクションでも推進力を失わずインサイドまでつなぐことが出来ます。

 1Q9A3465

サイドフィンの効果もありバックサイドも最高。

1Q9A3645 1Q9A3654 1Q9A3655

似た雰囲気の板としてRyan LovelaceのThick LizzyがありますがそちらのレールはかなりシャープでTri Planeのボトムと相まって、押しの弱い波ではバランスを崩しレールが潜ってしまう事もあります。

1Q9A4020

7’4 Thick Lizzy

3inchあるセンターの厚みからナチュラルにテーパードしていく字原さんのレールは敏感に波の情報を伝えてはくれますが引っかかってしまう事は無くとても扱いやすいシェイプとなっています。

どなたにでもお勧めできるユーザーフレンドリーな扱いやすさの中にもしっかりとフィーリングを感じられるミッドレンジボードPistachio Bonzer。

オーダーは常時受け付けています。ご相談をお待ちしております。

IMG_8524

こちらも最近はまっているShade At Motion S.A.Mのハット。オーストラリア、バイロンベイでは88クルーはじめたくさんのサーファーに愛用されています。フィット感も最高です。ツバと後頭部のフラップも視界を邪魔する事なく日陰を作ってくれます。長年のサーフィンで目がやられている私、この夏はこれで目の疲れも軽減できそうです。

もうすぐRIDEでの取り扱いが始まります。是非お勧めいたします!

NPJ Stinger Fish Duo

NealさんのStinger Fish Duoが絶好調です。

IMG_8243

IMG_8305

IMG_8270 IMG_8271IMG_8264

ボトムターンではしっかりとレールが入りターンが伸びています。

IMG_8352IMG_8417 IMG_8419IMG_8422

滑り出しも早く厚いセクションも乗り継げます。ターンでは板も体も良く傾いています。

IMG_8289

IMG_8358

実はフィンの位置をニールさん推奨の位置から少しだけ、3cmほど前方にずらしたのです。

よりドライブが利かせられるようになり、またピヴォットでの回転性も上がりました。

こちらは別の日。

1Q9A29131Q9A29151Q9A2924

素晴らしく速いテイクオフからターンの伸びは最高。

1Q9A2936 1Q9A29371Q9A2940 1Q9A29431Q9A2947 1Q9A29501Q9A2952

6’10とは思えない動きも楽しめます。

1Q9A3083 1Q9A3088 1Q9A3091 1Q9A3092

ノーズ細身でスイングウェイトも軽いです。

ディメンションは6’10  21  2 5/8。

テールのWingの前あたりの幅は広く、広い面が波のパワーを受けテイクオフも早くかつそこまではストレートなアウトラインになりますのでWing前に後ろ足をセットすればレールがしっかり入った伸びのあるロングターンで前方に加速して行きます。Wingより後ろに足を置けば急激に絞られたテールが効いて回転半径の小さいターンに早変わり。

IMG_83551Q9A3192 1Q9A3195

1Q9A3204 1Q9A3211 1Q9A3215

1Q9A3288

Duoはバックサイドも調子が良く、フロントサイド同様に楽しめるのも魅力の一つです。

1Q9A2887

DuoフィンとWingの組み合わせによりよりマニューバーの選択肢が広がりました。

またグリップの良いDuoは板を傾けて遠心力を使う深いターンするにも有効です。フルスピードからターンに入る時にはツインやシングルだと不安を感じる事も。Duoはスタビリティーに優れますので好きなだけ板を寝かせて尚かつ板をpushする事が出来ます。

IMG_8354

 このフルスピードをコントロール可能なデザインは夏の台風の波にも有効に機能いたします。

Fishやミッドレンジを知ってしまったかつてのショートボーダーの皆様に。長い板で波乗りを覚えた皆様がオフザリップなど遠心力を使った波乗りを体感する入り口にも。私の板は台風を考え6’10とかなりボリュームがありますが普段使いにはもう少し小さ目でも良いかと思います。

アウトライン、ボトムやテールデザインにも様々なオプションを備えるDuo。皆様のご相談をお待ちしております。