California Trip 6
California Trip 8日目。
思わぬ良い波にも当たり内容の濃かったSanta Cruzでの3日間。後ろ髪引かれつつ南へ。この日は時間の節約の為に内陸ルートを選んだ。
カリフォルニアらしいゆったりと畝る草原の中のフリーウェイをひたすら走る。周りの景色は走れど走れどあまり変化はなく、目的地のサンタバーバラまで5〜6時間。
カフェで注文した馬鹿でかいチョコレートクロワッサンとバナナを巨大サイズのコーヒーで流し込みながら無心で車の一部となる。麻子は横でひたすら熟睡、、たまに起きるとポテトチップスを頬張りまた熟睡というルーティーン。
4時間くらい走ったところで流石に休憩し、再び走り出すと程なくしてRyan Lovelaceのいるサンタバーバラに到着。
借りていたThick Lizzyを返却し、「最高だったよ。カミさんと奪い合いだった」と伝えるととても喜んでくれた。実際かなり調子良かったので日本に帰国早々オーダーいたしました。
Ryanは本当にシェイプデザインが好きなようだ。一つ聞くと100返って来る。
サイドカットの理論について、スタンスとの関係を実際のテンプレートを使い丁寧に説明してくれた。そしてこのデザインはMike Mackieがオリジナルだと、リスペクトを決して忘れない。「5代半ばくらいの短めがオリジナルのデザインだが俺は体重があるから6’6だ」と。長くとも十分ルースに機能するらしい。私なら6’3から6’5位でオーダーしようと考えた。決して無理せず快適なサイズがおすすめのようです。
テスト中のデザインも惜しげも無く見せてくれた。
私がサンタクルーズで楽しんでいる間、Ryanは船でRanchに行き、最高の波で最高のテスト結果を得たと興奮気味に教えてくれた。
最近になりこのモデルが発展しFMといううモデルが完成しています。https://www.rlovelace.com/pagefm
Thick Lizzyよりやや薄めのレイルデザイン、ボリュームで、より動きに自由度を増した魅力のあるモデルです。真ん中の2本のフィンはDuoの様に並列にポシションし、ツインザーの様な小さなフロントフィンがレール沿いにポシション。シングルフィンの様なダウンザラインサーフィンの途中にアクションを織り込めるそうです。思わず私も最近7’2でオーダーしてしまいました、、
Ryanとの話は永遠に続いてしまいそうだったので正直に「これからMalibuで1ラウンドやりたいんだ。」と告げて名残惜しいサンタバーバラを後にしました。
1時間ほど南下するとマリブに到着した。
うまい具合に車を停める事が出来、波をチェックするとすごいセットを目の当たりにした。
物凄い奥からテイクオフした黄色いロング。高速セクションの途中で一人抜かしながら完璧に抜けてきました。
こんなマリブは滅多に経験できないのですかさず海へ。
大きなセットは競争率が高すぎて、とてもじゃないが乗れないので小さめを狙ってみた。それでも4人テイクオフ。ここから一人づつ振り落とされ、運が良ければ一人で乗れる。
7’6のTravis ShapeのVaqueroが本領を発揮してくれました。
セットに必ず乗って来るのはこの人。Devon Howard!
その夜、この写真を本人に送ると「Thomas BexonのKeeper9’9にGreenough 4A 10.5 Volanだ」と教えてくれた。
海の中での立ち居振る舞い、波乗りのスタイルとまさにお手本といったDevonさん。益々好きになってしまいました。「明日も午後4時に集合な!」と嬉しいお誘いをいただきましたが帰国の日。残念、、
日が暮れるまで楽しんでベニスの宿にチェックイン。夕飯はWhole Foodsのデリに黒Modelo。
今まで30回くらいカリフォルニアに行ってますが今までで最も波に恵まれたカリフォルニアトリップとなりました。素晴らしいシェイパー達ともとても良い話ができました。気になる板の話など、ぜひ店頭でお気軽にお尋ねください。
完結まであまりに時間がかかってしまいましたがバックナンバーを下記にリンクしましたのでぜひご覧ください。