MEXICO TRIPその3
6日目の朝。
前の晩の宿のオーナーBuggsさんからの指示通り5時半に起床してみたものの風向きがあまり良くない、、
サイズはここへ来て一番大きい。
しかも、Buggsさんも、Buggsさんのリビングの床に居候しているAlexも起きてこない。
とりあえず、ガイドのトロは準備してくれていたので板を積んで風が強くなる前に一番近いConejoに出発。
素晴らしい朝焼けと虹。
明るくなって来ると波の大きさがわかって来た。
ピークのセットはダブルオーバーヘッド以上ありそうだ。
ブレイクはきれいなので沖に出れれば何とか行けそうな感じ。
出来るだけピーク近くまで歩いていく。いつもならセットが止んだタイミングで左に漕いでチャンネルに出ればすぐピーク。が今日はまずセットが止まない。
10分近くタイミングを計り、意を決してパドルアウト。
が、、やはりセットが押し寄せて来た、、、
運良くMaxのセットではなかったようで、波の来ないチャンネルまで出るのに100M以上戻されるもShinとMassaは沖をGet。
Shin
プーケットのオンショアで鍛えているせいか、よれた斜面でも一瞬のクリーンなゾーンを見つけテイクオフをメイクして行く。私なら吹き飛ばされて終了ですが、さすがです。
1時間程でパドルの限界。風も強くなり終了。
思ったよりハードなモーニングエクササイズでした。
毎日のデカい波に正直体も悲鳴をあげていますが誰もそんなことは言いません。
無言の低周波。
朝食を食べてボーッとしている我らの前に現れたBuggsさん。「良くないだろ。でももうすぐ風変わるぞ!◯◯◯に行こう!20分後に出発だ!」
「Yes Sir!」
夢にまでみたポイント。サリナクルスに通って3回目にしてついにチャンスが回って来ました。以前見たここで撮影したというミックファニングのムービーでは1本の波でチューブに6回くらい入り、10回くらいオフザリップし、最後は疲れ果てて何にもしないでただ乗っているだけというものでした、、
道の行き止まりで車を止め波チェック。
遠すぎて見えないが、バグスさんが良さそうだぞ。行くぞと。
バックパックに水とカメラと日焼け止め、ワックス、を詰めて30分歩いてポイントまで。
ビールは手押し車でローカルが運んでくれるという!
インサイドに到着。
おー!!やばいぞ!!
しかもバグスさんの予想通り無風に!
ピークは奥の奥で岩で見えない。
ベースキャンプも作り体制は万全。
朝の疲れもよそに、カメラでは捉えることができない遥か彼方のピークから巨大カットバックで繋ぎながらインサイドセクションに突入して来たMassa。
絶好調!
私はここをイメージして1本持って来ていた軽目のショートボード。ChristensonのMescaline6’2。
ここで初おろし。
探りながら徐々に。
スノーボードのようにデカいラインも最高。ノートリムで一筆書き。
ボトムターンもやりやすい。久しぶりのトライフィン。気持ち良いです。
ライトの波しかないここへの旅に今回も参加してくれたKatsu。
ピークへはこんな感じで歩いていきます。
波は最高!だいぶ調子が上がって来ました。
私たちにとっては最高な波だが、このポイントにはサイズが大きすぎるようでチューブにはなかなかならない。
そんな中、インサイドの浅い棚を狙ったガイドのトロがプルイン!流石ローカル。波、知ってます。
長い1ラウンドを終えて、来た道のりを汗だくで歩いて車まで戻る。車を停めさせてもらったレストランで最高なツマミにビールで乾杯!
キャンプに戻ると昨日は一緒に行くと言っていたAlex登場。どチューブのポイントで物凄い奴をやったそう。やり切った感が伝わって来ました。その波はインスタグラム a_gray でご覧下さい。
夜は街のレストランへ行こうと相成り、行きの車から焼酎セッション!
町一番のタコス屋へ。
絶品です!
奥の激辛ソースにはやられてしまいましたが、、
バグスさんによると「波は今日がピーク。明日は少し収まってさらに良くなるぞ!今日の波はあそこの良いときの50%だ。」と、、
バグスさん:「明日も5時半起床だ!」
私:「ひえー」
その4へ続く、、