オーストラリアトリップその3

トーキーでのステイも一週間ほどが過ぎこの日がここでのラストサーフィン。

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ベルズのすぐ隣のウィンキーポップも良さそうでしたが、週末ということもありキッズたちで盛り上がっていました。

私たちはベルズでやる事に。

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私は今回のお気に入りとなった6’10。シャイマはテストボードの5’4だったかな?のMicro Egg Twin。

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素直に反応してくれるとても気持ち良い板です。

シャイマは絶好調でした。

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この日のシャイマのムービーはインスタグラムにアップいたします。とにかく決めまくっていました。

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天気も良く、最後はとても良いセッションで締めくくれました。

次回はこんな波に出会えたら

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この写真は私たちが到着する前の日だそう、、

シェイプルームに戻り今回乗った板についての私からのフィードバックを伝え、次のストックボードのオーダーをしました。

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またインタビューも収録。編集が完了したら公開いたします、

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初のヴィクトリア、トーキーは素晴らしい体験となりました。

さて、次の目的地へ向けまずはゴールドコースト空港へ。

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その4へ続く。

オーストラリアトリップその2

翌日、ロングボード向きのメローなポイントブレイクが良くなりそうだからと。

シャイマが案内してくれました。

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とは言え胸肩セットは頭くらいあります。南極からのうねりは強弱ありつつも途絶えることなくいつも届く様で、風さえ合えばこのエリア、トーキーには30分圏内に数え切れない程のブレイクがあります。ベルズばかりが有名ですがこのような波のスポットも多く存在するのです。クイックシルバーやリップカールなどの本拠地でもあり、古くから波乗りが盛んであった理由もわかります。

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このポイントにはShyamaがサポートしているチームライダーのロガーたちも集まってセッション。私も9’10?のグライダーをテストライド。

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どこまでも乗りつなげるグライダー。コントロールもしやすいシャイマのシェイプは最高です。

昼にはCabinに戻りランチタイム。

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風が吹いたらベルズ周辺のトレッキングルートを散歩。

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翌日は1時間ほど走ったところにある隣町Lornへ。

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ここも無数のブレイクが。

リバーマウスとポイントのミックススポットで1ラウンド。

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私は6’10のmini glider。ShyamaはGlider。

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日本のトリップで影響を受けて使い始めたというボードスタンド。

物を大切に扱うシャイマです。

サイドオンショアが吹いていましたがしっかりとフェイスが張った良い波で岬沿いにロングライド出来ます。

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グライダーとは思えないマニューバーを描けるのがシャイマのグライダー。ピボットではなくレールを使ったターンが楽しめます。

6’10も調子良く、日本の波にもマッチしそうです。

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合流したDarcy Day(左)はシャイマの良き友人でシェイパーでありシャイマの板のサンディングも手伝ってくれています。波乗りもめちゃウマでした。

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風が強くて波乗りができない日があって

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お母さんのスタジオでヨガのクラスを受けました。

ちょっときつめでしたが、、

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オーストラリアはどこの街でもオーガニックフードを販売する店が必ずあります。とても良い環境です。

レストランはまあまあ高いので自炊メイン。

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普段はなかなかゆっくりする事がない私もここでは。

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シャイマが貴重な板を見せてくれました。

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Wayne Lynchの60年代のシェイプにアーティストであるシャイマのお父さんがペイントしたもの。数本シェイプされたレプリカの内の1本という事です。Wayne Lynchが10代の頃、エルロロと360°ターンをするためにシェイプしたというエピソードが残っています。ノーズにはジミ・ヘンドリックスのデビューアルバムのタイトルが書かれています。

シャイマのお父さん世代がこの地でショートボード革命を始めた当事者たちでもあります。たくさんのストーリーが語り継がれシャイマたち若い世代のシェイパーたちにもそのスピリッツは引き継がれ今もそのシェイプに宿っています。

初めて訪れたトーキーの街には長い時間をかけて作られたサーフカルチャーを感じる事ができました。明日はこの地でのサーフィン最終日。そしてエリスのいるニューサウスウェールズ州ノースコーストへ。

その3へ続く。

オーストリアトリップその1

3月中旬、Shyama, Ellisに会いにオーストラリアへ。

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何度もオーストラリアへは行きましたが今回は念願叶ってベルズビーチで有名なトーキーへ。

水が冷たいのでは?とかいつも波がデカイのでは敬遠していましたがどうやら初秋くらいまではブーツもいらずにできると。またロングボード向けのうねりを交わすところもあるからとShyamaに聞き決心。

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ケアンズで一度乗り換えエルボルンに到着!実は今回板無しという新たな試み。テストボードを借りる手筈。

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来日以来6ヶ月ぶりに会うShyamaは髪が伸びていました。

まずは腹ごしらえ。カフェ文化が盛んなメルボルンのダウンタウン。美味しいベジタリアンフードが食べきれないくらいのてんこ盛りでした。

大都会です。この少し危なそうな感じはかなり好きです。

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音楽やグラフティも盛んなアートの街でもあります。そして1時間弱のドライブで大自然の中へ行けるのも魅力。

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Shyamaのお母さんはメルボルンから1時間ほどのベルズビーチのそばでヨガスタジオを運営しています。

その敷地内にシャイマのシェイプルームとゲストハウスがあります。

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素晴らしいゲストルーム。

ステファニーギルモアもベルズの大会期間中に泊まったとか。

荷物を下ろしシャワーを浴びてさっぱりしたところでシェイプルームへ。

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シェイプルームの入り口には建設中のショールームも。

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ショールームは完全に出来上がっていませんでしたが綺麗な板がたくさん並んでいました。今回シャイマのところには一週間くらいの滞在ですが、まずはその間借りるテストボードを選びました。

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板選びが済み、早速波チェックへ。初ベルズは風が合っていなかったものの無人で頭くらい。前日がThe Dayだった様で空いています。

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私は6’10のウィングスワローシングル。

シャイマは黄色い6’3のSB Twin step up。

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実は私が借りたのはおニュー。

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波は厚く見えますが非常にパワフル。

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何度も映像で見てきたクラシックポイントに入るのはとても緊張します。優しいシャイマが導いてくれました。

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さすがはローカル。知り尽くしています。

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ウィングスワローはとても速く、コントロールもしやすく、シングルとは思えないグリップとドライブが楽しめました。シェイマの板に共通する特徴であるソフトなレールは引っかかりが少なく、ラフな面でも気にせずにコントロールできます。

長旅で体が重いですが海に入るのが一番。

自分にしたらとても良い波ですが無人。恵まれた環境です。多分これくらいのコンディションでは誰もやらないのでしょう。

素晴らしい初日を終え、明日からの日々を楽しみにぐっすりと大自然の中に佇むキャビンで眠りにつきました。

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その2へ続く。

Design Experiment vol.10 with Shyama Buttonshaw

RIDEがお送りするショートムービーシリーズ “Design Experiment”

今回はShyamaをフィーチャーしてお送りするvol.10。

彼の地元Bells Beachを中心に撮影された映像では7’0のMini Glider、そして10’のGliderに乗っています。

先日の来日時にも地元のレジェンド、モーリスコールから直々に「彼は私たちの宝だからくれぐれもよろしく」とメールが来ました。それだけ彼の人間性に皆惹かれていますし、将来を期待されてもいます。そのシェイプにも現れている彼の魅力をぜひ映像から感じてください。

 

現在のストックボードは以下のラインナップ。

カスタムオーダーも常時受け付けています。

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MEXICO TRIP 2

Salina Cruzエリアの風が収まらないので予定より少し早くHuatulcoエリアに移動することに。

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移動中の楽しみはロードサイドにあるレストランでの食事。

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メキシコ料理はとてもヘルシー。あまり油は使わず、豆や肉などが中心でとうもろこしのトルティーヤで巻いて食べます。

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薪で調理するのも美味しさの秘訣。

Huatulcoではこのエリアを得意とするToroにガイドを頼みました。彼が用意してくれた宿がまた素晴らしい。

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シーズンオフのVillaを安く借りることができました。

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大きな別荘でプール付き、2ベッドルームで一人$50。オーナーはなんとシェイパーのJoshのお友達。

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このエリアは掘れたパワーのある波質のポイントが多数。その中の一つがRancho。

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私有地を通らねばならず、門があり鍵がかかっています。なんとToroはその鍵を持っているのです。完全プライベートスポット。

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パワーのある波ではShyamaのSB Twinが調子良いです。

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スクリーンショット 2023-08-20 9.35.06スクリーンショット 2023-08-20 9.36.19Shin

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Toro

このエリアのローカルで街の誰もが知るToroは波乗りの腕前もご覧の通り。掘れたチューブになる波が得意でTom Curren, Tyler Warren, Alex Knostも彼がガイドしています。

ちょうどAlexから私に「Toroといるなら俺の板が置いてあるから乗ってみて欲しい」と連絡が入り乗ってみることに。

IMG_3705歩長さは6’4くらいだったでしょうか。滑り出しもとても早く、見た目と違いとても乗り易い板でした。安心して大きなセットにも臨めます。

数日間Huatulcoをベースにして波乗りしましたが最後の数日はToroの提案で別のスポットに移動することに。

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何やら船で島に渡るとの事。果たしてどんな場所が待っているのか。

最終回へ続く。

MEXICO TRIP 1

もう何回目になるだろうか。

前回はコロナ禍の真っ只中。2年前。メキシコは当時ワクチン無しでも自由に入国できた国だったのだ。とにかく波が良く、滑走距離も長い。ライトのポイントブレイクが20ヶ所くらいあるのだ。短いポイントで200M。長いポイントは1km。10日間のサーフィンでは一体どれだけの距離を滑っているのだろうか?

今年も昔からの仲間達4人でのメキシコトリップが始まった。

第一関門は成田空港のチェックインだ。7ftのケースまで持ち込めるという事前情報をもとに7ftジャストのケースを新調したのだがチェックインの係の方は204cmまでとの事できっちりメジャーで測られた。測ると220cmあるという、、中には7’2のデリック・ディズニーが入っている。204cmまで縮めるのは到底無理な話だが、誠意を見せてガムテープでできるだけ短くしてみた。メジヤーを借りて私達自ら計り200cmと自己申告したらここをクリア出来た。

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少し汗をかいたがなんとか無事に機上の人となる事が出来一安心。

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ここからメキシコシティまで13時間。そこで国内線に乗り換えだ。

初めて来た時には入国審査が激混み、乗り換え時に一度荷物が出てきてしまい再度荷物を預け入れなければとなり、時刻がもうあと5分と迫った中ギリギリチェックイン。空港の標高が2000M近くあり、世界でも何番目かに大きな空港で喉の奥に血の味がするほど猛ダッシュで走り回り国内線に駆け込んで同乗者からYou Made It!と拍手をいただいた事もあった。(その度の様子はRIDEのインスタグラムのプロフィールリンクの中のOld Blogから探してみてください)

初めて麻子と来た時はサリナクルスの街の中のサーフキャンプに泊まり、来る日も来る日も周辺のポイントブレイクを1日何ラウンドも楽しんだ。お忍びで来ていたタイラー・ウォーレンやハリソン・ローチともセッションした。その後はこのビーチで知り合い意気投合したサーフボードコレクターでポイントに一番近いサーフキャンプのオーナー、バグスさんの所に何度も泊まりに来た。そこにはいつもトムカレンも来ていたのだった。

さて、今回は無事にメキシコシティーに到着し3時間の余裕もあり何事もなく国内線に乗り換えHuatulcoに着いた。

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ここからタクシーで3時間ほどでサリナクルスにあるサーフキャンプだ。

ドライバーと話も弾み、美味しいメスカルを売ってる店があるけど寄る?というので寄ってみると屋台で少年が売っている店だった。試飲し、寝酒用に薬草入りの美味しいメスカルを入手した。

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キャンプに着いて荷物を解くともう夜。夕食と晩酌を済ませ眠りに。

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今回も前半はサーフキャンプにステイし、近場のポイントでやり、後半は西に移動して違うポイントをやろうという計画。サーフキャンプはガイド付きで運転もしてくれ、食事も頼めばいつでも食べられる。プールにバーもついて完璧。

しかしながら、ここ数年は地球温暖化の影響か、あまり吹かないはずのオンショアがこのエリアのポイントに頻繁に吹くようになりここでサーフィンできるチャンスが減り、風をかわす2時間ほど走ったポイントへ出かける事が多くなってきたのだった。

初日から数日は片道2時間ほどのドライブを毎日繰り返すことに。それがこのポイント。

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オフショアで胸から頭くらいの波が一日中ブレイクする夢のようなポイント。写真の左端からさらにインサイドに向かって500Mくらい乗れます。トータル800M位。

まずは出発直前にギリギリ出来上がったEllisのRace Kite6’3をテストライド。

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Lite Kiteを細身にし良い波用にアレンジしたモデル。テイクオフの滑り出しはLite Kite同様に素晴らしく早く、MAXスピードに乗った状態からでもボトムターンに入れ、その伸び、リッピングのクイックな動きも最高に気持ち良い。カットバックも素晴らしく想像以上の板でした。別次元の体験ができる素晴らしい板です。

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下の写真は旅のメンバーMassa。元々RIDEのチームライダー。若い時には数々の大会で優勝していたほどの腕前。40半ばになる今もスタイリッシュなサーフィンが格好良い。同級生のShinがプロデュースするPlus Alphaサーフボードのテストライダーを勤めるサラリーマンサーファーだ。

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下の写真はShin。彼もまたRIDE Teamで活躍していた。乗っている板は二人ともPlus Alphaのハイパフォーマンスツイン。

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若い彼らに刺激を受け、私もShyamaのSB Twin 6’4でリッピング。

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長い距離を乗り繋ぐと一度上がって歩いてピークへ戻ります。

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そしてもう一人のツアーメンバーは唯一のグーフィーフッター。元RIDEのスタッフでスノーのライダーだったKatsu。サーフィンは年に数回ながらいつもこのツアーには参加するムードメーカー。

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才能の塊でこれで本当にサーフィンは年に数回。

下の写真ははまた別のポイント。

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距離は2〜300M程と短くなりますがまた違った波質で水量の多いパワフルな波が楽しめます。

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ここでは私は長めの板でリラックスしたサーフィンでクルーズ。板はDerrick Disneyの7’2 Twinzer Egg。

ガイドは私たちがサーフィンしている間にタープを立てて日陰を作り椅子まで出してくれます。クーラーボックスには冷えたビールが。

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ビールは毎日補充します!

数日間、来る日も来る日もこのルーティーンで様々な板を楽しむ事ができました。

宿へ戻るとシャワーを浴び夕陽を見ながらビールを飲んで体のケア。先日RIDEでも取り扱いを開始したROUNのCBD Body Balmが大活躍。パドル筋や首、腰の疲れを軽減してくれる優れものです。このおかげで2月のスノーボードでの怪我からも早い復帰を果たせました。先日のオーストラリアトリップでもAndrrewがとても気に入り、なんとあのGeorge Greenough氏も使用しもう手放せないと言うことで注文が来たくらい。

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世界中のサーファーたちと情報交換できるのもサーフキャンプの楽しいところ。日本人は人気です。皆旅行で日本に行くことを考えていて質問攻めに合います。

5日目、全てのポイントがオンショアになる風が吹き、その日はレスト。翌日、予定よりちょっと早めに西のエリアに移動することに決定。

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お世話になったキャンプを後に再び空港近くのHuatlucoエリアへ向かうことになりました。

後編へ続く。