California Trip 5
一気にサンタクルーズまで北上した前回のお話しの続き。
前回のお話はこちらから。
トリップ5日目はゆっくりスタート。何せ前日走りに走って波乗りまでしたもんですから、、疲労MAX。だいぶ寝ました。
トラビスさんに連絡してみると今日はマザーズデーと言う事で色々と忙しいようで、「このポイントに行ったら良い波あるよ」と情報をいただき、そちらへ向かってみました。
途中こんな銅像がお出迎え。ハワイからカリフォルニアに最初に波乗りが伝わったのがここサンタクルーズだそうで記念のDUKE像がありました。近くに歴史資料館もあり街と波乗りが一体化している感じです。
トラビスさんに教えてもらったポイントに到着。「地形が完璧に決まっているよ」ということでしたがまさにその通り。まるでスコーピオンベイのような波がブレイクしていました!
ただし、かなり盛り上がっています。
スクールやらトラベラーやらでごった返しておりますが、皆さん笑顔で至って平和なもんです。100万人のテイクオフから乗り繋いでいるううちに徐々に皆脱落しミドルくらいからはだいたい一人になります。たまに左端に来るセットは無人。遥かインサイドまで500M位乗れます。サリナクルス以来の1分超えライド。こんな所があるんですね!冬の大雨で砂が出て、2月か3月位から毎年決まり始めて5月くらいには終わるというサイクルだそう。
実はこの先も波はまだまだ続いていきます。
Ryan Lovelaceから借りたThick Lizzyが最高でした。
イージーコントロールで、厚めのセクションも素晴らしく走りどこまでも乗り繋いでいけます。
この日はここでひたすらサーフィン。
この日の締めはこのポイントのインサイドにある桟橋の上のレストランでシーフード。フィッシュアンドチップスにビール。そしてこの絶品クラムチャウダーと素晴らしい1日となりました。
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
翌日6日目の朝はいよいよTravis Reynoldsと待ち合わせ。
来日時に八王子でシェイプしてくれたとき以来です。
この辺りで育ったというトラビスさんのホームブレイクで待ち合わせ。波は再び届き始めた南うねりによってサイズを増してオーバーヘッド。遥か彼方、ニュージーランド沖のストームから届くうねりはかなりパワフル。
「あそこまで乗ったらあの岬の向こうまで行かないと上がれないからあの辺でやめといた方が良いよ」とアドバイスいただいたところまでで200M位は乗れそうです。
ちなみにJack O’nealさんの家の目の前です。
Koji、 板何乗る?
このスラスターも相当気になりましたが、、
未知の波でも安心のWidow Makerにしました。
自分の6’8より一回り大きくボリュームもある6’10。
旅先での疲れた体ではこれくらいの余裕がある板が最高。
トラビスさんはLiz風のFishでやると。5’5だったかな?
ちなみにこのWidow makerはこのムービーの時にBajaで作った板だそうで「地面でサンディングしたんだ」と教えてくれました。
みんなで波乗りしたので残念ながら写真は無し。私の頭の中にこの素晴らしいセッションの模様はしっかり刻まれています。アウトに出るタイミングを間違えると面倒臭いことになるのでかなり待って隙を見て一気にパドルアウト。大きな波でもトラビスさんははノーリーシュ。一回も流しませんでした。バックサイドで短いFishをうまくコントロールしてオフザリップやラウンドハウスカットバックを繰り出していました。私も借りたWidow Makerが調子よく何本か良いライドが出来、Asakoもロングライドを決めていました。
満足してシャワーを浴び、トラビスさんのファクトリーへ。
グラス待ちの板。RIDE行きもあります。
これはRyan Burchがここへ来た時に一緒に削った板だそうです。
70年代のLiddleのセミガンを見せてくれました。最近手に入れたようで嬉しそうです。
下はTravisさんのTunnel Vision。
「これKojiの店で流行ってるだろ?俺も削れるぜ!」と
11ft制作中。
これは最初に自分用に削ったStone Fruit。ミニグライダーです。
近くに住んでいると言うThomas Campbellのアートが入ったミッドレンジ。Hot ButterとStone Fruitのミックス。
Asymまでと、かなりバリエーションがあります。常時カスタムオーダーを受け付けています。ぜひご相談ください。
グラッシングもこなすトラビスさん。Rideに入ってくる板はほとんどトラビスさんが巻いてくれているそうです。
お好きなカラーはありますか?
実はお父さんはSan Clementeでサーフショップをやっていたと教えてくれました。その店のポスター。
EvolutionのWayne Lynchの写真を使うところがかなりイケています。主にLiddleを扱っていたそうです。
近くのShopをチェック。
アウトドアグッズもあり、奥にはTravisさんの板をはじめとしたナイスなセレクト。素敵なお店でした。
同じ敷地にあるカフェでランチミーティング。
食後に軽く山へドライブに。
サンタクルーズは少し走ればすぐにグリーンエリアがあり、同じカリフォルニアでも南の方とは趣が違います。
サンタクルーズ観光を終えファクトリーに戻ると、昨日のポイントで波乗りするならこれ試して見て。と8’6のStone Fruitを貸してくれました。
ポイントに戻ると少しサイズは下がりましたがまだまだ良い波。
Stone Fruit最高でした。skip fryeの8.5をセットしたこの板のスピードは素晴らしく、コントロールもイージー。日本のスモールウェイブでもかなり楽しそうですし、いざという時にも使えます。
夕方まで楽しんでもまだまだ陽が暮れません。
ホテルに帰ってシャワーを浴びて着替えてTravis夫妻とディナーに。
オーガニックな食材を使った美味しいイタリアンを一緒に楽しみました。奥様は二人ともYogaの先生ということもあり話は尽きず、、
旅も終盤。明日はまた南へ。
その6へ続く。