2017/05/20
California Trip2
California三日目。
ようやく雨が上がり、素晴らしい快晴。無風のコンディション。
ステイ先からほど近いSwami’sをチェック。すると頭くらいで7、8人という願ってもない状態。
沖のピークから手前のビーチまで、カットバックを織り交ぜながら長~く乗り繋げるグッドブレイク。6’6のTravis Reynolds Fresh Juiceにワックスアップしパドルアウト。途中、潮が動き始めさらにサイズアップ。セットの波でのボトムターンに不安を感じ始めたのでKumano Fin Systemの良さを活かして海の中でフィンポシションを少し後方に。それ以降はボトムターンもびしっと決まりました。Kumano fin最高です。
3時間ほど堪能してくたくたに、、
上がって近くのサンドイッチ屋さんへ。最初はステッカーかと思ったのですがよく見るとディケールがラミネートしてあります。しかも各テーブルごとに違うディケールになっています。とりあえずPavelの席に着席いたしました。町のそこかしこで波乗り文化を感じます。素晴らしい、、
午後はファクトリーに出向いて板の進行状況や、ニューモデルのチェック。
旅から旅へ、その途中でシェイプという状態のRyan Burchですがご覧の通り確実に進行はしております。こちらはグラッシング待ち。グラッシングも超売れっ子のSuper Wolfということでさらに時間を要しています。
出来上がりまでにとても時間がかかりますが、クオリティーを落とすことなく製作しております。ご理解いただいたうえでカスタムオーダーも受け付けております。
ウィングフィッシュも良さそう!
馬が12台並ぶかなり大きなファクトリーです。
ビニールに入っているのはJoel Tudorのパーソナル。9’8とやや短めなグライダーです。
そして、翌日はまたオンショアに、、
午前中は波乗りに時間をとっておきましたが、このコンディションなら皆仕事だろうとマニーさんに連絡を取り、mandalaのシェイプルームにお邪魔することに。
着くと丁度私がカスタムオーダーした6’3のQuad fishのグラッシングに入るところ。私はマニーさんにはいつも長さの指定くらいであとはお任せにしています。何度も波乗りを共にしていますし、日本の波も熟知しており、わたくしの好みや体重もバレています。「何ならもう少しシェイプするよ、抱えてみて」と。今回もやや幅広目にしてくれた様で、板を抱えたときにしっくりきたのでOKだよと。
通常mandalaではTopが6x5、ボトムが5ozですが、よい波を大きなラインでカーヴィングするイメージのこの板は少し重めでもよいかなということでボトムを6ozにしていただきました。カスタムオーダーではそのあたりもご指示いただければ対応いたします。
出来上がりのラックにはTwin Keel Fishが。
mandalaのTwin Fishはシングルコンケーブ、レイクした片面フォイルのフィンが特徴的。
「Twinは短めで乗りたいし、ただでさえルースなのでシングル~ダブル~Veeだと私にはルースすぎる。シングルコンケーブが好き」と言うわたくしの意見にマニーさんも同意でした。もちろん波や板のレングス、アウトラインや理想とするマニューバーや運動能力次第でVeeもありで、乗り手の好みです。
やや広めなノーズ、絞って少しカーブを付けたテール、コンケーブやフィンからなるマニーさんらしいFish、、うーん乗ってみたい!カスタムオーダーもぜひ。
こちらはexperimental design、ASQのチャンネルバージョン。
EPSブランクスでカーボン巻きするそうです。「面の良い朝一向けだよ」。「EPSカーボンは軽く反応が早いだけでなく、リッピングの際にも板がリップから飛び出るように勢いが付き、とても鋭い動きをしてくれるんだ。波乗りが若返るよ!」とその効能を教えてくれました。ポリウレタンフォームでももちろんオーダー可能なデザインだそうです。
そしてエッジボードもまた研究が進んでいました。
先日私もまたこのArctail Edge Boardで素晴らしい体験をしましたが、その話はあらためて。
前回マニーさんに7’10のA.E.Bを借りたときは実はあまりピンと来なかったと正直に話したら、「そうなんだよと。A.E.Bは長いレンジだと動きが硬くなりすぎる。Stubbie Super Chunkやそのpintailバージョンなどが長めのレングスでは良い結果が出ている」とのこと。
エッジボードの上の部分が引き出すハルを乗った時に感じるような素晴らしいスピード性能と、下の段が受け持つショートボードのようなルースなターン性能のバランスをとるのがエッジボードシェイプの難しいところ。オーダーの際にはぜひ皆様がエッジボードに期待するところをお聞かせください。お好みに合わせたレシピでオーダーいたします。
エッジボードの色巻きは大変なので基本的にはクリアーのみとなりますが、「フィニッシュに自分でスプレー吹くのがスタイルだよ」とマニーさん。おすすめの缶スプレーがこちら。日本で入手可能かわかりませんが、ざらっとした仕上がりで滑走スピードも上がるそうです!
そしてお隣Christensonのショールームには、、
このMike Diffenderferの赤いガンがInvisible Policemanの元ネタだそう。
Christensonのフィッシュにも大きな変化が、、こちらについてはまたあらためて。
夕方にはBird’s Surf Shedへ。
先日リリースされたムービーFISHにも重要人物として登場するBirdさんが営むショップ。天井につるされた板はすべて試乗可能。次回は借りに来いと、お誘いいただきました。
特に気になったのは上の3本とSteve LisのTwin Keel。
Steve LisはEllis Ericsonがここで借りてライドした時の様子をぜひご覧ください。
VIDEO
濃すぎる内容の2日間、、カリフォルニア出張トリップはその3へ。
2017/05/15
California Trip 1
California出張から戻りました。
今回はじつに実り多きTripとなりました。まずはその第一話。
成田からLA。そしてレンタカーでEncinitasへ。
旅の疲れを癒そうと夕方のSwami’sで1ラウンドを狙いましたが強風のオンショアで断念、、
宿にチェックインし、シャワーを浴びて夕食に。知人が経営する美味しい日本食屋さんで楽しく飲んで、時差と疲れでいい感じにへべれけになりぼちぼちお暇しようかと。すると近所に住むmandalaのマニーさんが一人でラーメン食べに来店。そこからまたセッションがスタートし、、初日からいい感じに仕上がってしまいました。
翌朝軽くハングオーバー状態で向かったのは今回の大きな目的の一つがBoard Room show。カリフォルニアサーフィン産業の一大祭典。サーフボード製作に携わる皆の作品お披露目、情報交換の場でもあります。
Visslaのブース。inovator creatorを標榜するVisslaならでは。その中にTravis ReynoldsやDonald Brink, Jeff MacCallumらが作品を展示。
これはツインフィンのウィングフィッシュ。新しいシェイプでかなり楽しそうです。日本のFishFryにも展示されるそうです。
下の板はRIDEでもストックをオーダー中のMini Glider
Tunnnel Visionはセミガンスタイルですが、ローロッカーでボリュームもありますので普段の波でも楽しめます。なんせ格好いい!
気さくなナイスガイでした。いいシェイパーは大体人が好い。わたくしも、あなたの板がどれだけ気に入っているか、語ってきました。カスタムオーダーもぜひご相談ください。
Donald Brinkのブースには実験的な試みのフィンが多数、、Tyler Warrenの板もBrink Finを使用しているそうです。
Andreiniさんはご覧の通りのGentleman。新しくデザインしたクアッドのエッジボードについてゆっくり話をしていただきました。
ライドでも扱っているA.P.Eのエッジボードにもこのクアッドフィンが付きます。
A.P.EのFish Edgeboard。ツインに加えクアッドもオーダー可能になりました。
A.P.EのブースにはAndersonがシェイプをすることになったThe Stoker V-machineも展示。わたくしも以前から乗りたかったこのレーベル。RIDEでも取り扱うことになりそうです。
Anderson Putnam Engineeringの Kirk Putnamさん。P.H.Dフィンもこの方プロデュース。どれだけあなたのフィンが好きか語ってきました。
そのP.H.DフィンはじめGreenough finなど手掛ける老舗True AmesのChuckさん。いろいろ情報交換をさせていただきました。
Ryan Lovelace
Christenson
当のChris本人はAl Merrick Shape Offというシェイプバトルで本気のハンドシェイプ中。多くの観衆の前で匠の技を披露していました。
ビンテージサーフボードのオークションも開催していましたが、開催主はなんとサリナクルスで出会ったあのコレクターBuggsさん !
Bird’s surf Shedのブースではアンバサダーとしてこの二人が!
とても充実した一日となりました。
夕方早めの食事をとりに行くと、axxe classic teamと遭遇。shaper/surferのDaniel Thompsonに東海岸Main州のmain surfers unionのオーナーというメンツでこれまた濃い内容のmeetingに。
波のほうは、、相変わらずのドオンショア。仕事に集中できます、、
その2へ。
2017/04/08
ニューボード6本入荷!
今週末はストックボードの入荷ラッシュでした。
Pavel easy wider 7.10 Sold
christenson 5.8 twin keel fish
厚み2 5/8ですがかなりボリューム感があります。レジンティントでやや重めですのでfishらしいクラシックな雰囲気の乗り味ながら、サンドグロス仕上げ、珍しいwestern logoも良い感じの1本。
Christenson nautilus 3fin bonzer 6.1
想像するだけでワクワクする乗り味が期待できる1本。良い波になればなるほど威力を発揮するデザインですが、ボリュームもありますので普段の波にも使えます。
christenson cafe racer 6.1
ショートボードの乗り味に近いQuadですが、クリスのスピードシェイプはこの形でも抜群のテイクオフスピードを誇ります。この1本は厚み2 3/4と分厚い板になっていますので体重80kg~90まで大丈夫。それ以下の方が乗れば余裕の浮力でクルージング。見た目にもガッつき感が出ず、波に合わせた大人のノーパドルテイクオフ、オーバーフローの懐かしい乗り味が味わえます。そしてwestern logo。
Christenson Nautilus 7.11
人気No.1ミッドレンジモデルがニューシェイプで入荷。ノーズに若干のロッカーが付き、大き目な波やホローな波でも使いやすくなりました。
新たに取り扱いを開始したDonald Brinkが入荷。
5.8のfishermans friend symmetrical
ply woodのフィンはオリジナルテンプレート。Tyler Warrenなどにも提供しているようです。
フォームはUS branksのbrinkオリジナル高密度ストリンガーレスフォーム。日焼けによる変色防止のための薄いブルーグレイのティントフォーム仕様。
そして2本のデモボードも届きました。
fishermans fiendのasymバージョン。左右のフィンロケーション、テンプレートも異なっています。
こちらはWaffle Bottomモデル。Donald Brinkのパーソナルボード。
乗ったら、ご報告いたします。
Donald Brink、、既存の枠にとらわれずシェイプするアイデアは無限の様です。
website も面白いのでぜ。カスタムオーダーもご相談ください。
2017/01/27
C-Bucket
christenson surfboards
8.0 C-Bucketが入荷いたしました。
長めのミッドレングスは1本あると波乗りの幅がとても広がります。アップスーンダウンなどのショートレングスのテクニックは使えなくなりますので必然的に板と波と自分との調和にフォーカスできます。ゆるいロッカーにさらにボトム中央に走る水路的シングルコンクーブ。レールはピールする波からバッチリパワーを得てスピードに変えてくれる60/40位の感じ。この長さになれば、ミニグライダーといった感じでしょうか?小さい波もトリムしながら乗り繋ぐこともできます。オーバーヘッド位の台風の大きめな波に使えます。永らくクリスの定番ミッドレンジとしてラインナップしている信頼のC-bucket。ぜひ1本。
詳しいサイズ、価格はOnline Shop にもUpいたしました。
来春から入荷するcatch surf。見て来ました。Barry Mcgeeモデルはなんとセミフィンレス!小さいサイドバイトが付きます。
フィンレスボードは買うのに勇気がいりますが、これなら勢いで行けるでしょう。ノードラッグ、ノーフリクションの世界にぜひ。フィンがないだけでこんなにも板は速くなるのかと、、きっと感動していただけるかと思います。フィンレスは皆さんが想像するよりイージーです。横に走れる方なら横に走れます。サイズは7.8.9。
日本の輸入元では昨年同様のシングルフィンのリクエストを出しておりましたが、バリーマギーの強いこだわりで今回のセミフィンレスとなった模様。
ですが、シングルフィンも日本側の強い要望で前期グラフィックで再発されますのでご安心を!
2017/01/14
Mandala A.E.B, Christenson Invisible Policeman入荷!
mandala A.E.Bの6.7入荷!
9.25のGreenough :High speed fin付属。
christensonのニューモデルInvisible policeman7.0も入荷!
こちらはSOLDのcafe racer5.10
サーフボードの詳細なディメンション、価格はこちら で。
2016/12/29
Christenson Invisible Policeman、おススメユーズドも入荷。
ChristensonのニューモデルInvisible Policemanの6.8が入荷いたしました!
先日12/16のブログでそのインプレッションを紹介しておりますが、その時に乗った者よりボリュームもありますので、よりデイリーに楽しめる板です。ディメンション、価格はOnline store で。
新感覚のミッドレンジボード。ぜひ!
Lazy Boy SkillのTappy Shape, Side Winderがユースドで入荷!
5.7, 20 1/8, 2 7/16。とても程度が良い板です。
価格は¥110,000(税込)ユーズドは現金、店頭販売のみになります。
お客様オーダーのYU classic Diamondtail singlefin。Rio Ueda Shapeです。
YU Shapeの5.7 TN comp modelもお客様オーダー。
YUのファクトリーは年に一度の大掃除中。こんなものを頂いて来ました。
一年分の床に溜まったレジン。さてどう削りますか?
2016/12/16
水曜は
時は前後しますが、水曜は雑誌Blue.の座談会にお呼びがかかり藤沢某所へ。
日本を代表するサーファーShorokuさん、中村清太郎さん。そしてショップサイドからBrineの吉岡さんそして私というメンバーで座談会。
内容は1月号のBlue.をお楽しみにということで、、面白い内容ですのでぜひご覧ください。
朝から低気圧の通過で久しぶりのいいサイズというこの日、座談会メンバーも終了後即皆で海へ。何とかこの日の良い波にありつけました。
板はBrineの吉岡さんにお借りしたChristensonの新しいモデルのInvisible Policeman6.6。
今までに見たこのの無い新しい感じのフォイル。S-Deckが特徴的です。
Mike DiffenderferのセミガンをベースにChrisがシェイプしたこの板は控えめなロッカーでとてもスピードが速く、かつマニューバーの自由度が高く、クリクリ動く感じは今まで乗ったどの板とも違う新しい感覚でした。しいて言うならばJoel Tudorの旧KarmaやKookbox時代のManuel CarroシェイプのSkalabやArchie’s Leftなどが思い浮かびます。
普段使いから楽しめる新感覚のシングルフィンですが、乗り味は奥深く、かなりマニアック。Chrisならではのスピードはそのまま、パワーゾーンを外すと失速しますが、その分ポケットには非常に馴染ます。6.4位から7.2位が良さそうなこのInvisible policeman。ぜひこの感覚を味わってみてください。