2019/04/22
東台湾トリップ前編
先日、5日間の東台湾トリップへ。
まず羽田からChina air
数時間で台北松山空港に到着。
台東に向け国内便に乗り換えですがここで問題発生。
UNI AIRはマックス210cmだそうです。
長いのも積める他の便を提案されましたが、それだと夕方1ラウンドできないのでなんとかならないかと交渉しましたがかなり厳しく、、
中身はそんなに長くないので空港で荷物広げてうまく入れ替えて余った部分を折りたたんでガムテープでぐるぐる巻き作戦。
それでも215cm位になっちゃって、、終いには昼休憩で係の方がどっか行っちゃって。違う係の方が来て200cmだという始末。とにかく小さくしたから積んでくれと粘り強く交渉した結果なんとかチェックイン。もし詰めなかったら違う便になるよと最後に脅されました。
うーむ、確かに積めないかも。
が、無事飛行機に乗れて一時間ほどで台東に到着。
今回はGeek Out Travelさんにお世話になったので至れり尽くせり。空港には今回お世話になるガイド、ヨシ君とアズ君が迎えに来てくれ早速ポイントに向け出発。
一時間ちょっとで宿に到着。
すかさず着替えて近くのポイントへ。
ここが宿から3分のメインポイント。玉石のライトメインにレフトも。ピークも3箇所くらいでお好みの場所でどうぞ。沖にも出やすく乗りやすい波質。
この日は北東風による風波。後ろにある屏風のような山に風がぶつかって吹き下ろしてくるのでサイドオフに。ショルダーこそそこまで張って来ませんがカットバックしながら浮力のある板なら乗りつないでいけます。
私はRyan Burchの6’5squit
浮力があってテイクオフが早いのですが、このようにターンの際にはテールがよく沈んでコントロールしやすいです。
O君はTappy 6’5Twinpin 4channel
Hさんも同じくTappyの6’4
よく走るしターンもしやすく皆さん。バンバン乗っていました。しかも乗り繋ぎ性能も高いので全ライドが岸まで。
満足して宿に戻りホットシャワーを浴びてウェルカムディナー。
大満足の初日でした。
マストアイテムの耳栓、アイマスクのフル装備で快適な睡眠を得た翌朝。
6時出発でまず饅頭屋へ。
肉まんが美味しいです。私は筍まんが気に入りました。ピーナッツもおすすめ。ゴマはチャレンジングですがハマる人はハマります。ドリンクは暖かい豆乳が美味しいです。ほんのり甘い優しい味でタンパク質を補充。
肉まんの汁には気をつけてください。お気に入りのTeeシャツに頑固なシミが着いてしまいますので。私達は全員やられました。
二日目は朝から風強し。
が、全然楽しいです。
部原に似ています。
朝のエクササイズの後は昼前からビア、そしてランチ。幸せです。
こう見えてかなりさっぱりした味の魯肉飯。店により味は様々。後ろの水餃子も美味なり。
ランチ特集です。
これまたさっぱりしたスープのラーメン?フォーみたいな感じ。自分で辛くしたり酢を入れたりしながら好みの感じに味を整えていきます。
いい感じのカフェなんかもあったりして、旅ならではのゆっくりとした時間を過ごす事が出来ます。
シエスタを挟んで午後は他のポイントもチェック。
ここはもう少しサイズがあればということでやりませんでしたが、やればよかったなと、、
午後、まだ潮が引いている早めの時間に行ってみると、風が止んでいる!焦ってパドルアウト。皆さん朝と夕方に集中するのでこんな時は空いているみたい。
旅にはだいたい持っていくTravis ReynoldsのWidow Maker6’8
ノーズがシャキッとしていますので良い波の時に最高の威力を発揮してくれます。胸の下あたりは厚く、浮力はありテイクオフも早いのですがテールが絞ってあり薄くなっていますのでボトムターンからオフザリップを狙えます。
この後続々と皆さん集まって来ましたが、このポイントは皆奥へ奥へとパドルして行くので端っこをキープしていれば乗り放題です。
夜は町一番の中華へ。
2日目も大満足で早々に撃沈です。
2019/03/05
Introducing JOSHUA KEOGH SURFBOARDS
RIDEではこの度オーストラリアの若手シェイパーJoshua Keoghがハンドシェイプする、 Joshua Keogh Surfboardsの取り扱いを開始することに致しました。
若干28才。オーストラリアNSW南部、シドニーとメルボルンの中間にあるMerimbulaをベースにシェイプしています。
28とは言えすでに10年ほどのシェイプのキャリアを持つJoshは才能豊かでありながら職人気質もしっかり持ち合わせ、競争の激しいサーフィン大国オーストラリアの若手シェイパーの中でしっかり揉まれつつもそのユニークでオリジナルなシェイプによりメキメキと頭角を現し始めています。
実は半年前くらいから彼とコンタクトを取り始め、すでにテストボードを2本、シェイプしてもらっています。7’3のChannel Fish Jubileeとクアッドの6’4 Infinite Jestです。
7’3は特に日本の普段の波に合うようにアレンジしてもらいました。ノーズ、テールに少し幅を出し、ロッカーは緩め。チャンネルも浅めに。まだ大きな波では試していませんが、スモールから胸くらいまでで、驚くべきテイクオフの速さからの驚異のトップスピードへ。そしてイージーな操作性。その中に彼独特のドライヴィーなフィーリングもしっかりと味わえます。
一方の6’4は長さを感じさせないルースさを持ちながら小波でも最高。小さめなパワーゾーンの中で自由に動き回れる感じは他にあまり感じることのない新鮮な感覚です。大御所の板はもちろん良いですが、波乗りが上手い若手が削る板は、自分が知らない彼らが到達しているネクストレベルの波乗りの一端をも味あわせてくれる事もありますが、彼の板は自然にそして頻繁にその瞬間が現れるように感じます。もちろん、RIDEで扱う板ですので浮力や波キャッチのアドバンテージなどはクリアしていますのでご安心ください。またJoshの優しい性格か、乗り味も波、人間との調和を促すような気持ち良い一体感を伴った乗り味も感じられます。
Ari Brown photo Jack Coleman
Joshua Keogh Photo Issac Jones
現在、Joshが削る板を愛用するサーファーとしてJasson SalisburyやAri Browne, Nathan Webster, Ozzie WrightそしてなんとDavid Rastovichがいます。
パフォーマンスレベルを引き上げる事が出来るようなハイクオリティーなサーフボードをシェイプすることが彼のフィロソフィー。Joshのブログの中の “ FURTHER” INTO THE MIND OF JOSHUA KEOGH” を見て欲しいとの事です。
https://www.bluemag.eu/surfmagazin-features/further-into-the-mind-of-josh-keogh
今、彼はハイパフォーマンスなFISHとChannel Bottom Twin Pinに最も情熱を注いでいるようです。またRastaは先日Joshの6’10 Round Twin Pinをハワイ、ノースショアに持ち込み、マジックボードと讃えたそう。
David Rastovich photo Nathan Oldfield
実はこの板、私がオーダーしていた板をRastaが気に入って持って行ってしまったそう、、ボトムにfor Kojiと入っているとの事で光栄な限りです。
今後、2人のコラボレーションによりいくつかのモデルがリリースされる模様です。
今後が非常に楽しみなシェイパーであることは間違いありません。
カスタムオーダーも随時受け付けをいたしますのでぜひご相談ください!
Joshへのメールでのインタビューです。
・What is your name?
Joshua Keogh
・How old are you?
28 years old
・How long are you shaping?
I have been shaping since I was 18 years old
・Where are you living?
I live and shape out of the Far South Coast of NSW in Australia. In a small town called Merimbula.
・What is you philosophy for shaping?
My Philosophy is to build high quality surfboards that push the boundaries of performance. My blog contains a number of articles that outline my philosophy for making boards. Especially the article titled “ FURTHER” INTO THE MIND OF JOSHUA KEOGH. You should read that Koji. I work in a very small surfboard factory and my boards are only touched by 2 sets of hands during there production, so we make sure every board is perfect and of super high quality. My passion is producing channel bottom twin fins as well as high performance fish designs. Currently I am working on a number of new designs with Rasta that will be released in the next month or so!
Joshua Keogh Surfboards website: https://www.joshkeoghsurfboards.com
2019/02/22
Deepest Reaches In Stock!
Pizza Boxxx, Mega Fishが入荷!
左から5’3, 5’5, 5’6。5’6はデモボードとなります。
幅はどの板も22inch以上。フラットデッキで数値以上にボリュームあります。前回、5’9でオーダーしましたがボリュームありすぎで、、それを踏まえて再びオーダーしました。貴重なストック2本。お早めに!
Mega Fishは程よい取り回し性能を考え7’11としました。とてつもなく速いミニグライダーFish。
オンラインショップにもアップいたしました。http://www.ridesurf.net/product-list/462
百聞は一見にしかず。動画をご覧ください!
2019/01/24
Winter Sale開始!
店頭、オンラインショップ共に秋冬物のSALEを開始いたしました!
アパレルではBrixtonやPoler、NOYKUなどが30%offに。
Patagoniaのスノーウェアや今期から素材が軽量になり、伸縮性も増したユーレックス素材を使ったPatagonia Surfの冬用ウェットスーツが全て20%offに。
また旧モデルではPatagonia、P.RHYTHMのスノーウェアが40%off、Outflowが30%offとなりました。
Winter Saleコーナーを作りました。こちらからアクセスいただけます。http://www.ridesurf.net/product-group/151
是非この機会をお見逃しなく!
2018/11/09
今週末はサーフキャンプ
11/10(土)-11(日)は白浜サーフキャンプの為、店舗営業はお休みさせていただきます。
現地には試乗ボードを沢山ご用意致します。
日帰り参加もお待ちしております!
2018/10/14
MEXICO TRIPその5
8日目の朝
波乗り6日目。
早朝
目が覚め、軒先でゆっくりコーヒーを飲んでいると皆も起き出して来た。特に会話もなく、コーヒーをすする音がするだけ。何にもしないでボケーとしているこの時間が好きだ。
昨日の完璧な波に酔いしれ、やりきった感もあって皆ぐっすり眠れたようだ。
昨日の話では今日はボートでしか行けないポイントをサーチしようということだった。
静けさを破りバグスさんが「Conejo行こうぜ。モーニングエクササイズだ」
いいね!行こう!
昨日の帰り道、いろいろ話をしていたらどうやらバグスさんと私と同い年。今年53歳ということが発覚した。この歳はアツいサーファーが多い。
Conejoはまだオーバーヘッドのセットが炸裂していた。
バグスさん。
ソウルアーチターンからピットに収まってインサイドはクルーズ。渋い。
板は70年代中盤ののBingのBonzerだ。
1時間ほどのエクササイズを終えて朝食を取りにキャンプへ戻る。朝のルーティーンだ。
出発まで少し時間があったのでバグスさんの部屋にお邪魔した。
この勢いで天井も壁もVintage Boardだらけ。
その中にTyler Warrenの初期の Bar of SoapがあったりTom Currenが置いていった板があったり、、
次回は板を持って来なくても大丈夫そうだ。
頭半で6日目。
用意の良いみんなからロキソニンテープが支給された。
ボートに乗る前にサリナクルスの町に寄ることになった。
サーフボードケースを作っているバグスさんのお友達の家へ。流れで一緒に生地屋さんへ行き、メキシコ製の生地を購入。オリジナルのボードケースを作ってもらうことになりました。11月には店に届くかな?販売もいたします。お楽しみに!
マーケットはとても賑やか。お祭りのよう。
午後、いよいよ船着き場へ。
といっても砂浜に船が置いてあるだけ、、
丸太を船の下に入れて人力で船を動かす。
4から5箇所のポイントブレイクが近くにあるという。
砂の斜面右側がイワオヌプリのように見える。
ほとんどが車で入れない場所らしく、全くのエンプティーウェイブが炸裂している。
ただ、波が大きすぎてかなりハードそう。海が動いている。誰もやろうと言い出さない。
いくつか見たポイントの中で唯一クリーンな頭くらいの良い波に見えた無人のブレイクにパドルインする事にした。
自分とMassaが船から飛び込んだ。後に続くものはいない、、皆様子見だ。
ピークと思われる場所に座るとセットが入った。
頭どころではない。しかも水量の多いグリグリのバレルを形成していた。必死で逃げたと、あの波にテイクオフできるか冷静に考えてみたがとても立てる気はしなかった。
Massaは小さめな波を上手く見つけてテイクオフしていた。が流れがきつくピークには戻って来れない。
そこへ異常にパドルの早い男が岸からドローンを引き連れてパドルして来た。私を追い越し難なくピークへ到達し、6ftくらいはあろうかという大きな波の懐深くに入り込んで余裕のDropを決め巨大なバレルに吸い込まれていった。男はもう一度流れに逆らってパドルバックするとそこにまたセットが。今度はチューブに後に特大エアだ。着地に失敗し板が真っ二つに、、よく見たらその男はあのJordy Smithだった!
私は端っこの頭くらいの波に1本乗って終了。
たった1本でクタクタだ。ほうほうの体で引き上げて昨日一昨日とやったポイントへ向かった。
少しサイドの風の影響があったもののやはりここはコンパクトなチューブを巻いたパラダイスだった。
もう少し小さくなればこのエリアは最高になるのは間違いない感じだった。あしたもボートかな?
翌日。9日目。
波乗り7日目。
一気に波も落ち着いて来た。波が小さくなるとAlexは中国に行くと言ってこの朝突然帰って行った。
私達もプランを変更してキャンプから1時間半ほど離れた場所にある美しいビーチ、San Diegoに行くことに。
前回来た時にはずいぶんお世話になったポイントだ。
ポイントに着くとすばらしい波がブレイクしていた。
BuggsさんはVintage Bonzerでクルーズ。
Fun Surfing Dayです。
昨日までの大きな波での緊張感から解放されアクションが冴えまくる。
Massa
私たちの隣の部屋にステイしている親子。Trstlesローカルだそう。
O君も腰をかばいながらも良い波乗りをしている。
板はShinから借りたTappy MOD Twinpin 4channel 6’5
ガイドのトロ。
小ぶりながら掘れてパワーのある波に5’9のThomas FishがハマっているShin。
Massaのボトムターンはここへ来て研ぎ澄まされて来た。
まるで生き物のようなThomas Fish。ヤバいです。波乗り10才若返ります!
そして、もう少し落ち着いた挙動ながらリップではピヴォットターンが気持ち良いNeal Purchase Jnr Duo 6’2。
扇状に広がるスプレーが物語ります。
Thomas 5’9 Fish Shin
Massaの物凄い縦リップ!
最後は我々だけ。日が暮れるまで楽しんでしまいました。
シメの1本はバグスさんのTube!
キャンプに帰ったのは夜の9時。
残すところ波乗りもあと2日。
その6へ続く。
2018/10/12
MEXICO TRIPその4
7日目の朝。
いつものように夜明け前から起きてみたもののまた朝の悪い風がそよそよと吹いている。
波乗りは今日で5日目だ。
昨日の午後の最高の波をやった後ではサイドの風を食らった波はあまり乗り気がしない。
しかも下がるかと思われた波もう一度息を吹き返したかのようにサイズを上げて来ている、、
思い切ってレストにした。
思い思いの時間を過ごし、まったりしているとBuggs隊長が『船が向きを変えた。20分後に出発だ!」
Buggsさんはどいうやら船の向きを見て風向きを確認しているようだった。
ずーっと波の事を考えているこのおっさん。かなりの好き者だなー、、
向かうは昨日と同じポイント。Alex Grayも今日は一緒。楽しみだ。
今日は軽装でビール、タープ無し。
良い木陰を見つけベースキャンプに。
すでに緩いオフショアに変わっている!
波は昨日よりさらに良い!
一番で沖に向かったMassaが最高な波を掴んだ。
まるでJeffreys Bay!
ボトムからトップに向かう間にも波がサイズを増す。
Massaがこの日最大級の波にテイクオフ!
ヤバイ〜!
Shinはズッポリ
手前の棚にヒットする波に
オフザリップ
からの
ラウンドハウスカットバックで特大の当て込み!
私は今日もChristensonの6’2
気持ち良いです。
Alex Gray
縦に上がるスプレー。
一回裏側に出て戻ってくるかのようなカービングターン。
波にコーピングが見えました。
チューブもカジュアルに。
良いもの見せていただきました。
ガラスの腰を持つO君。板を持って30分歩くのは危険と諦めたが、それでも手ぶらでポイントまで来た。
そして一生に一度あるか?というコンディションにカメラを放り投げ、板を借りてついにパドルアウト。
渾身のロングライド。
泣けます。
全員満足して帰路に。
ここは国立公園内。
なので車乗り入れ禁止。
手付かずの自然の宝庫。波も自然の賜物。
完全に自然のままのビーチ。
レストランまで戻って来て今日に乾杯。
ひょっとしたら今まで37年波乗りして来た中で一番良い波かもしれない。
「Baggs隊長。明日はどうしますか?」
「船を出すぞ」
おー!!「Yes, Sir!!」
その5へ続く、、
2018/10/11
MEXICO TRIPその3
6日目の朝。
前の晩の宿のオーナーBuggsさんからの指示通り5時半に起床してみたものの風向きがあまり良くない、、
サイズはここへ来て一番大きい。
しかも、Buggsさんも、Buggsさんのリビングの床に居候しているAlexも起きてこない。
とりあえず、ガイドのトロは準備してくれていたので板を積んで風が強くなる前に一番近いConejoに出発。
素晴らしい朝焼けと虹。
明るくなって来ると波の大きさがわかって来た。
ピークのセットはダブルオーバーヘッド以上ありそうだ。
ブレイクはきれいなので沖に出れれば何とか行けそうな感じ。
出来るだけピーク近くまで歩いていく。いつもならセットが止んだタイミングで左に漕いでチャンネルに出ればすぐピーク。が今日はまずセットが止まない。
10分近くタイミングを計り、意を決してパドルアウト。
が、、やはりセットが押し寄せて来た、、、
運良くMaxのセットではなかったようで、波の来ないチャンネルまで出るのに100M以上戻されるもShinとMassaは沖をGet。
Shin
プーケットのオンショアで鍛えているせいか、よれた斜面でも一瞬のクリーンなゾーンを見つけテイクオフをメイクして行く。私なら吹き飛ばされて終了ですが、さすがです。
1時間程でパドルの限界。風も強くなり終了。
思ったよりハードなモーニングエクササイズでした。
毎日のデカい波に正直体も悲鳴をあげていますが誰もそんなことは言いません。
無言の低周波。
朝食を食べてボーッとしている我らの前に現れたBuggsさん。「良くないだろ。でももうすぐ風変わるぞ!◯◯◯に行こう!20分後に出発だ!」
「Yes Sir!」
夢にまでみたポイント。サリナクルスに通って3回目にしてついにチャンスが回って来ました。以前見たここで撮影したというミックファニングのムービーでは1本の波でチューブに6回くらい入り、10回くらいオフザリップし、最後は疲れ果てて何にもしないでただ乗っているだけというものでした、、
道の行き止まりで車を止め波チェック。
遠すぎて見えないが、バグスさんが良さそうだぞ。行くぞと。
バックパックに水とカメラと日焼け止め、ワックス、を詰めて30分歩いてポイントまで。
ビールは手押し車でローカルが運んでくれるという!
インサイドに到着。
おー!!やばいぞ!!
しかもバグスさんの予想通り無風に!
ピークは奥の奥で岩で見えない。
ベースキャンプも作り体制は万全。
朝の疲れもよそに、カメラでは捉えることができない遥か彼方のピークから巨大カットバックで繋ぎながらインサイドセクションに突入して来たMassa。
絶好調!
私はここをイメージして1本持って来ていた軽目のショートボード。ChristensonのMescaline6’2。
ここで初おろし。
探りながら徐々に。
スノーボードのようにデカいラインも最高。ノートリムで一筆書き。
ボトムターンもやりやすい。久しぶりのトライフィン。気持ち良いです。
ライトの波しかないここへの旅に今回も参加してくれたKatsu。
ピークへはこんな感じで歩いていきます。
波は最高!だいぶ調子が上がって来ました。
私たちにとっては最高な波だが、このポイントにはサイズが大きすぎるようでチューブにはなかなかならない。
そんな中、インサイドの浅い棚を狙ったガイドのトロがプルイン!流石ローカル。波、知ってます。
長い1ラウンドを終えて、来た道のりを汗だくで歩いて車まで戻る。車を停めさせてもらったレストランで最高なツマミにビールで乾杯!
キャンプに戻ると昨日は一緒に行くと言っていたAlex登場。どチューブのポイントで物凄い奴をやったそう。やり切った感が伝わって来ました。その波はインスタグラム a_gray でご覧下さい。
夜は街のレストランへ行こうと相成り、行きの車から焼酎セッション!
町一番のタコス屋へ。
絶品です!
奥の激辛ソースにはやられてしまいましたが、、
バグスさんによると「波は今日がピーク。明日は少し収まってさらに良くなるぞ!今日の波はあそこの良いときの50%だ。」と、、
バグスさん:「明日も5時半起床だ!」
私:「ひえー」
その4へ続く、、
2018/09/08
四国surf trip③
三日目の朝。
ちょうど四国を営業で回っている前田さんからの「そろそろ良さそうですよ〜」というモーニングコールで目が覚めた。
ヨガで体を目覚めさせ、ヨーグルトに持参したブルーベリーをたっぷり乗せたものを朝食にいただいてから出発した。
昨晩外に干していた水着は既にカラカラに乾いている。
今日も日差しが強そうだ。
昨日歩いていくのを諦めたビーチの反対側へ行くと、なんとも素晴らしいロケーション。
人工物のない自然のままの景色。
そこに小さいながらも素晴らしいライトの波がブレイクしている。
三人でかわるがわる波に乗り、写真を撮りあったりしながら気がつけば四時間以上が経過していた。
スタイリッシュなライディングの前田さんが乗っていたのはThomasのMidlength Friend 7’2″。
私は旦那のPavel Pure Single 8’0″を借りて。
しばしの休憩を挟み板を変えて再び。
88のfinless 7’0″をお借りして初挑戦。
やばい。
めちゃくちゃ面白い!
久しぶりの新感覚に終始興奮しっぱなし。
まだまだ遊んでいたかったが、さすがにお腹が空いたので近くの港町へ。
一本釣りの清水鯖。レバ刺しのような感じでごま油と塩、にんにく、ごまであえてある。
こちらに宗田鰹の卵かけご飯セットを合わせていただいた。
ぷりっぷりの新鮮な鯖は最高に美味しかった。
一度宿へ戻り昼寝をしてから夕方もう一度ビーチへ行ってみると、ちょっと潮が合っていないのか朝よりも難しいコンディションだった。
とはいえ貸切でこの美しい景色の中にいられる事、それだけでも最高です。
なんだかんだですっかり暗くなるまでやってしまい、そのまま夜の部に突入!
ここでもまた清水鯖など絶品の土佐清水グルメを堪能して。
美味しい肴(魚)に話も弾み、ちゃんぽんはしないと言っていたのに、ビールに始まり焼酎、ハイボール、日本酒、ビール、、と何故か一周して気付いた頃にはだいぶベロベロになっていたお二人。笑
こうして楽しい最後の夜は更けて行った。
翌朝、荷物をまとめお世話になった宿を後にしてビーチへ向かうと、少しサイズアップした様子。
旦那はMandala Edge 6’2″で気持ちよくクルージング。
私は昨日に引き続き88のfinlessを拝借。
お昼にはここを出発しようと思っていたが、ついつい遊びすぎて予定時刻はとっくにすぎていた。
だって、どんどん波が良くなってくるんだから仕方ない。
こんな無人のブレイクを前に立ち去るのはとても苦しいが、またおいで、と言ってくれているようでもあった。
最高の時間をありがとう!
再び荷台に寝床をセッティングして、いよいよ帰路につく。
帰りがてら道の駅へ寄って昼食をとった。
最後も魚で締めようかと思いきや、何故か「鳥天丼下さい」と言っている私。そして旦那も「唐揚げ定食下さい」と。笑
ゲリラ豪雨に遭ったりもしながら15時間くらいかけて無事に帰宅した時には深夜3時を過ぎていた。
運転中、このままどこまででも行けそうな気分で全く眠くならない時間があった。もしかしたら私もゾーンに入っていたのかもしれない。そんな境地にいたところ、「お前ちょっとゾーン入ってただろ」と、ゾーン先輩から声がかかった。自分だけでなく他人の状態までも冷静に見れるとはさすがである。笑
それにしても遠かった。だけどその遠さも含めて素晴らしい旅先だと確信した。
実はこのエリアは私にとっては波乗りを始めた頃からの憧れの地だったのだ。
美しい景色に綺麗な海、メローな波と鰹のタタキ。
ここは思い描いていた通り、いや、それ以上のパラダイスだった。
また絶対行こうね!
そう誓ってこの楽しい夏休みは幕を閉じた。
好きやき四国!
ほいたらね。
asa
2018/09/07
四国surf trip②
NAKIさんからの「そろそろ出来そうだよ」というモーニングコールで目覚めてポイントへ向かうと、レフトは賑わっているがライトは若干風の影響があるもののほぼ無人。
というわけで早速準備をして。
メキシコかと思うほど強い高知の日差し。ビーチタイムにハットが欠かせない。
昨日の日焼けで肩が痛いのでseeaの袖ありタイプの水着で出動。
旦那と二人だけで風が強まるまでの約二時間、たっぷり楽しませていただきました。
どんな時でも頼りになる私の一本はAlex Lopez single 5’10″。
旦那はmandala edge board 6’2″で今日もご満悦。
さて、そろそろ先へ進もうかという事で出発してまずは腹ごしらえ。
近くの小さな港にある食堂にて。
やっぱり鰹〜
この生にんにくがまた美味しいんだよなぁ
ここから目的地まではまだ案外距離がある事が判明したので、旦那から”ビール飲みたい”という訴えはあったもののここはぐっと我慢していただき、再び交代で寝ながら車を走らせた。
初めてお目にかかる四万十川。
雄大な景色にわくわくする気持ちを感じながら進んで行った。
今夜お世話になる民宿に到着して、駐車場から海を見下ろすとこの景色!
なんて美しい、、
波はかなり小さいけどなんとかギリギリ出来そうだったので旦那は8ftのPavel、私は6’2″のmandala edgeを持ってビーチへ下りた。
端っこのピークは子供達で賑わっていたので別のピークを探してビーチをてくてく歩いてみたが、
うーん、、うねりは若干あるものの、割れない。。
更に向こうへ行けば乗れそうな白波が見えてはいるのだが何しろビーチが広い。
もう日も暮れてしまいそうなので半分まで行ったところで端っこのピークへと引き返した。
今日はとりあえずこの綺麗な海に浸かれるだけでもいいかと思って、割れないところでぷかぷかしていると一人上がり二人上がり、徐々に人が減っていき、いよいよ私達だけになった。
透明な水に美しい夕焼け。
小さいとはいえ波はパーフェクト。
旦那と二人代わる代わる波に乗り。
なんとも幸せなサンセットタイム。
夕飯は港町にある居酒屋さんで。
やっぱり鰹だよ〜!塩たたき!
二日目で合計3皿の鰹。
なんならこの後、大将のおすすめという事で四時間前に獲れたという鰹のお刺身、そして貴重な新子、清水サバまでいただき。(いずれも超絶品!)
魚を食べに来ていると言っても過言ではないこのトリップ。
まさにほぼ魚しか食べていない。笑
これまた美味しい地酒で良い具合に出来上がり、宿へ戻り布団に入ると今日も2秒後には寝ている旦那であった。
続く。
asa